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○金星周回探査機「あかつき」の成功に敬意を表します
○【詳報8(最終回)】幸島美智子先生講演会
○父母の会文化部活動(交通安全)

(校長発:平成27年12月10日木曜) 曇り


  ※本日も午後出張ですので、早めにアップしております。

  ※今朝、文化部のお母様方がバス停横断歩道で交通安全のため立哨してくださいました。ありがとうございました。

 このところ金星周回探査機「あかつき」が話題になっています。 5年前にJAXAが打ち上げたのに周回軌道に乗せることに失敗した探査機です。 5年前の報道で「あかつきは5年後に金星の近くに戻ってくる。そのときに、もう一度、周回軌道投入に挑戦する」と言っていたのを思い出します。 そのときは半信半疑でした。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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(つづき)

 5年前に「あかつき」が失敗したとき(平成22年12月)、実はその半年前に、イトカワ探査機「はやぶさ」が多くのミスを乗り越えて地球帰還を果たした感動的物語(平成22年6月)がありました。

 ですから、JAXAの優秀さは十分に承知していたわけですが、そうであっても、「あかつきの5年後の再チャレンジ」ということには半信半疑でした。

 ところがところが、日本のJAXAの皆さんは、私ごときが疑いをはさむなんて恐れ多すぎる・・・見事に「5年後の成功」を披露してくれました。 (天の声:当たり前だろ!疑いをはさむなど、頭(づ)が高い!)、

 女性研究者が周回軌道投入に最適の進路を選び出したのは、なんと30万ケースの可能性の中からだったそうです。気の遠くなるような地道な作業です。

 そしてまた、メインエンジンが故障しているなか、今回代役として活躍したのは姿勢制御エンジンだったそうですが、なんとこのエンジン、ふだんは1秒間しか噴射させないのに、今回は20分28秒も噴射し続けたのだそうです。 リリーフピッチャーが延長戦も、その引き分け再戦もさらにまたその引き分け再戦も投げ続けたようなものですね。 

 しかも20分30秒ではなく20分28秒という微妙な噴射時間が最適だとか、ほかにもいっぱいありますが、ほんとうに科学と科学者は素晴らしいと思います。

 今年7月、2年生が林間学校でJAXAを訪問しましたが、ここにあらためてJAXAをはじめ関係者の皆様に敬意を表したいと思います。

【【詳報8(最終回)】幸島美智子先生講演会】

 今日で完結です。

 あらためて幸島先生に御礼申し上げますとともに、企画してくださった父母の会文化部の皆様に感謝申し上げます。

 これまでの連載をお読みになっていない方は、リンクを下に張りますのでお読み下さい。 文責はすべて校長にあります。

 

 幸島先生のプロフィールは、その1 に掲載しております。


11,さいごに

こどもは褒めて育てよ。「ありがとう」の言霊(ことだま)にはパワーがある。こどもにもどんどん「ありがとう」と言おう。「お母さん、電話だよ」・・「ありがとう」、「お母さん、○○○」・・「ありがとう」

以上、ご静聴ありがとうございました。

質疑応答

Q1:

14歳の変化」とおっしゃったが、こどもへの声掛けをどのようにしたら良いか、教えていただきたい。

幸島先生:

中学2年生からめっきり口数が少なくなる。でも心配しない方が良い。無理に口をきく必要はない。

 中
2は自分では大人だと思っているが、同時に、親なしでは生きられないことも分かっている。口をきかなくなったら、「隣のこどもが我が家に来ている」と思って接すれば良い。

 高校生になったら少し大人の会話をするようになる。それまでは中学時代は「病気の時代」なのだと思って、のんびり見ていれば良い。

男子は中学時代に「精通」が始まる。この「精通」というのは男子にとっては「性生活」だということを知っておくことが大事。

 中学生男子の部屋に入るときは、ノックを三回して大きく深呼吸をするぐらいの時間をとってから部屋に入ること。いきなり入るのは
NGである。中学生男子には片付けるものがあると思って、その時間を作ってやること。

 

Q2:

こどもが元気がないときなど、いつもと様子がちがうときに、どう声をかけたら良いか迷うが、対し方を教えていただきたい。

幸島先生:

   私は「おい、どうした?」とざっくばらんに聞く。「どうしたの?」でも良いが、深刻な声掛けではなく、ざっくばらんな言い方で聞くことが大事だと思う。

 いつもと違う様子のときは、たとえばだが「夕ご飯を食べる」という上品さではなく「晩飯を食う」というざっくばらんなつきあいが大事だと思う。

   とにかく、こどもには本音でぶつかること。遠慮しないで親として本音を出してぶつかることが大事。

   私は息子に対して、「おまえが婦女暴行をしたらお母さんは死ぬよ。そして、おまえも道連れにする。」と言って育ててきた。

「婦女暴行のような卑劣な犯罪者に息子がなったら母親は生きて行けないのだ。おまえも生きてはならないのだ。」ということを分からせる一つの方法と思って言い続けた。こどもには、大人があれこれ考えすぎずに、とにかく本音でぶつかったら良いと思う。

 

以上



     本日の記事は以上です。

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