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○明日、平成28年度本校入学試験、受験の健闘を祈ります
○全校朝会(表彰式・・二つの絵画展)
○【詳報その1】幸島美智子先生講演

(校長発:平成27年11月2日月曜日) 雨のち曇り


 久しぶりの雨でした。 乾燥していた空気が湿り、ほっとするような気持ちでもありましたが、 久しぶりの雨だったからか、道路が大変混雑したようです。 そのためにスクールバスも遅れ時間ぎりぎりの到着でした。  それ以上に路線バスが遅れ、多くの子が全校朝会に滑り込んでくる状況でした。 

 明日は雨天にならないことを祈ります。 平成28年度本校入学試験です。 受験する皆さんや保護者の皆様が安全に登校できますことを祈ります。

 本日、全校児童、教職員そろって、皆様をおもてなしの心でお迎えいたします。 入試準備や清掃を心をこめて行いました。 皆さんが実力を発揮されることを祈ります。


(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【全校朝会(表彰式・・二つの絵画展)】

 本日、全校朝会において2つの絵画展の表彰式を行いました。 世田谷区とMOA美術館が主催の世田谷児童作品展、そして成城警察署・交通安全協会・同母の会が主催する交通安全ポスター展のふたつです。

 世田谷児童作品展は金賞のKT君、交通安全ポスター展は協会会長賞のYF君が代表して表彰状を受け取りました。 交通安全ポスターの方は「標語」もふくめて評価されますが、会長賞に輝いたのは久しぶりのことです。

           ↓ 事務長撮影のフラッシュ動画 2分20秒ほど


 私の話は先週の「みんなは一人のために 一人はみんなのために」につづけて、「思いやり」について話しました。

 「思いやり」とは、優しさ、気づかいなどの意味ですが、 ことばを分解すれば、「思い」を「やる」ことです。

 この「やる」というのは「自分が持っているものを他の人や動物にわたすこと」を言います。 「やる気を出す」の「やる」も同じです。 「自分を何かの行動に移す・向ける」ことが「やる気」の「やる」です。 「勉強に『やる気』が出た」というのは、「自分を勉強に向ける」という意味です。

 「思いやり」は「自分の気持ちを人に渡す、人にあげること」です。 自分の優しさや自分の大切にしている気持ちを人にあげることが、「思いやり」です。

 ところで、「思いやり」を持つには、人の心を想像する力が必要です。 困っている子の気持ちはどんなだろうかと想像する力、想像力が必要です。 この想像力は勉強にも必要だ。ノーベル賞を受賞する科学者の先生たちは想像力が豊かです。

 だから、人を思いやる心を持つということは勉強もできるようになるということです。

 つまり、思いやりのある人間になることは、自分のためにも他人のためにもなるということを、しっかり覚えておいてほしい。 都市大っ子は全員が「思いやり」のある子になってほしい。

 以上のようなことを話しました。

(児童会のお知らせ)

 今月の生活目標が決まりました。

 「 ありがとうの気持ちを込めて物を丁寧に使おう 」 です。

 今月は感謝のつどいがあります。 ふだん使っている物にもの感謝の気持ちをあらわし、丁寧に使うことを心がけましょう。

 また、今週は漢字書取大会があります。自分が「できた」と思える結果を出すために、しっかり勉強しましょう。


【幸島美智子先生講演 詳報その1】

 遅くなりましたが、今日から講演詳報をシリーズでお届けします。 10回ぐらいに分けたシリーズになりそうです。  大変参考になる内容ですので、ぜひお読み願います。 ただし、毎日掲載ではなく、断続的になりますことをご了承願います。

平成271029()

都市大付属小父母の会文化部

「良い子になるな、良いヤツになれ!」

ーネット社会における子育てー

幸 島 美智子 先生

(まとめ文責:校長)

○講師略歴

 1975年 警視庁入庁

 1982年 子育てのため退職

 1992年 消費生活アドバイザーの資格取得、出版社勤務

 2005年 ボランティア団体「少年犯罪予防委員会」(通称:腕利きの会)設立

 「我が子を犯罪者にしない子育てこそが日本の治安回復に直結する」という考えに基づいて、警察官のキャリアと自身の子育て経験も生かしながら少年犯罪予防や講演を行っている。

 

【講演内容】

 

1,「声掛け事案」が増えている。

 (1) ペドファイル(12歳以下を対象とする小児性愛者)は日本全国津々浦々にいる。この「小児性愛」は10代から始まる。 もし一人の小児性愛者が逮捕されないで10代から小児性愛を続けるとすれば、その生涯において380人のこどもが被害にあうという計算がある。

    ペドファイルは「罪悪感をもたない」から繰り返す。 「こどもが可愛いからやるのだ」という意識だから、悪いという認識がない。

 (2) こどもに必ず教えなければならないこと・・・「大人の人に聞けばよいものを こどもに道をたずねるような人は必ず悪いことをしようとしている人だ」ということ。 「見ず知らずの こどもにお菓子を買ってあげるよとかゲームを買ってあげようというようなことを言って近づいてくる大人は絶対に悪い大人だ」ということを教えなければならない。

 (3) そういう大人が近づいてきたら直ちに「全力疾走で逃げる」。 防犯ブザーを鳴らすより前に全力疾走で逃げることが大事。 防犯ブザーを鳴らすために探している何秒間のうちに腕をつかまれたら終わりだ。 とにかく全力疾走で逃げる。20m逃げたら、だいたいは追いかけてくるのをやめるということが分かっている。

 (4) もし万が一逃げ切れずに腕をつかまれたら、地面に転がること。 そして大声を出すこと。 腕をつかまれたときに地面に転がる練習を家でしておいた方が良い。

 (5) また特に「服で隠れている所を触ろうとすることは犯罪である」ことを こどもに教えてほしい。

  ※ところで、保護者や地域住民が自主的に行う「防犯パトロール」についてお話しておきたい。

   ア:防犯パトロールは犯人を捕まえることが目的ではなく、「道行く人に挨拶をすること」を目的とすること。 犯人や不審者、ペドファイル(小児性愛者)たちに、「この地域は'うるさい所'だな」と知らしめることが大事。

   イ:パトロール期間の期限を切ること。 犯人が捕まるまで実施すると決めると逮捕されない場合、いつまでも続けることになってパトロールする側が疲弊してしまう。

   ウ:新聞配達等の人にも協力を呼びかけること。 「声掛け事案」の頻発時間帯は夕方500から600。 だから新聞配達等のバイクに「防犯パトロール」の表示をしてもらうのは効果がある。

                               (その2:「こどもの暴力」について)に続く








           本日の記事は以上です。

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