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2022年6月アーカイブ

6月27日 月曜朝会

皆さん、おはようございます。6月の朝会も今日が最後です。
先週末は梅雨時期ではあるものの真夏のような暑さでした。今週もほぼ毎日晴天が続き35度を超えることが予想されます。梅雨明けの話もちらほらきこえてきています。6月中に明けるようなことは私の記憶ではありません。いずれにしても水分補給をしっかりと行い体調の管理に気をつけてください。
とくに、夜は暑くて布団をはいでしまうので、この時期に夏風邪をひくことが多いので併せて気をつけましょう。

エアコンなど上手に使って快適に過ごす工夫をしてくだい。
コロナの感染者がまた増え始めていることは、ニューズなどで皆さんも知っているでしょう。
夏風邪とコロナの両方に気を付けていきましょう。

さて、今週金曜日からいよいよ7月に入ります。なんだか7月と聞くとワクワクしますね。
私だけではないはずです。このワクワクは夏休みが来るからです。
でもその前にはテストがあったり、宿泊行事があったりと、まだ3週間ほどありますから、それまではしっかりと勉強や行事に頑張ってほしいと思います。
その7月ですが、旧暦では「文月」(ふみづき)とよんでいます。
現在は、太陽暦(グレゴリオ暦)を採用していることから、それ以前に使われていた太陽太陰暦(天保暦)を一般的には旧暦と呼んでいます。
「7月」は旧暦で「文月」(ふみづき)
現在の暦は太陽暦 → 太陽を回る365日からひと月を決めた
旧暦は太陽太陰暦 → 月の満ち欠けと太陽の公転からひと月を決めた
旧暦と現在採用されている暦の違いは、太陽暦では太陽が地球の周りを一周するのにかかる日数を365日とし、旧暦では月の満ち欠けと太陽の公転運動を合わせていました。それぞれ時間のずれが生じますが、太陽暦はうるう年、旧暦はうるう月によって補正されていました。

では、文月はどういう由来があって、文という文字が使われているのか探ってみました。文や文字に関連した内容がその意味なのかな、と推測できますが、7月と言えば、太陽が照りつける夏本番で、文や文字のイメージはなかなか思い浮んできませんね。
ところが、7月にはあの大きなイベントがあることを思い出してみて下さい。
そうです、「七夕」です。
文月の由来 「七夕」→ 短冊に「文字が上手になりますように」「習い事が上達しますように」
       

七夕では、平安時代には和歌を綴っていたそうです。それが庶民に普及し始めると、詩歌を書いたり、願い事を短冊に書いて笹竹につるす行事へと変わったと言われています。
そして、これは今も続けられていますね。
その際に、「文が上手に書けるように」「習い事が上達するように」という願いが込められたことから、七夕の風習にちなんで7月を「文被月(ふみひらきづき)」と呼ぶようになり、後に簡略されて「文月(ふみづき)」になったと言われています。

「文被月(ふむひらきづき)」→「文月(ふみづき)」となった

つまり、7月を文月と呼ぶのは七夕が大いに関係していると考えられるのです。
七夕にちなんだ文月の意味は、一見聞いている分にはしっくりくる説なのですが、元々七夕の文化は中国のもので、それが日本に伝わったのは奈良時代と言われています。
もし、文月と呼ぶのが奈良時代以前から行われていたとしたら、新しい時代の平安時代からの七夕説の可能性は低くなってしまいますよね。
じつは、別の文月の由来もあったのでそれも紹介します。

旧暦の7月は、植え付けた稲が実をつけて膨らみ始める時期であって、収穫までの大切な時期でもあるため、稲をよく見ておかなければいけなかったため、「穂見月(ほみつき)」から変化してふみつきになったともいわれています。
「穂見月(ほみづき)」が → 「文月(ふみづき)」になった
他にも、文月に関する面白い説として、書物を湿気から守るための「虫干し」から変化したという説です。
「本を開く」月 → 「文を開く」月 → 「ふみつき」と転じて呼ばれるようになったという説もあります。この中国の習慣は。7月7日に行われていたそうです。
他にも由来はありそうでした。
今週から始まる「文月」からわかったことを話しましたが、日本の古来の文化や習慣が今も私たちの生活に息づいていることに、改めて日本の文化って素晴らしいなと感じるところでした。

次に、皆さんに紹介するのは、星空の写真です。これは、6月中旬に沖縄で撮影されたものです。
 
(撮影 京都大学OASES projectさん)

南の空に月があり、そこから東の地平線に向かって、土星、海王星、木星、火星、天王星、金星
水星の太陽系の惑星がほぼ一列に並んだところです。
肉眼で見えるものは、水星、金星、火星、木星、土星の五つだそうです。これを正式用語ではありませんが、惑星直列(惑星のパレード)と言うそうです。

天体図鑑などでは太陽の周りを回る惑星の並びや動きを見ることはありましたが、実際に惑星を一度に見たことはありません。なんだかとても夢のある写真でした。
まだまだ6月の下旬まで見える天体ショーですので、いいチャンスですから、朝早く起きられる人は、ぜひ明け方の星空を眺めて探してみてください。私も挑戦してみようと思います。
自然科学への扉は、こうした挑戦から開かれるのだと思います。
梅雨の時期ですから必ず見えるとは限りませんが、辛抱強く粘ってみるときっと見える日もあるかもしれませんね。

来週月曜日からは、6年生は修学旅行が始まります。奈良・京都を中心に歴史や文化を学びに行きますが、思う存分楽しむと同時に最上級生としての規律ある集団生活を送る場ともなります。都市大付属小6年生としての自覚を持って参加してください。そして全員が元気に帰着できるようにしましょう。
その前の実力テストも抜かりの無いように。

では今日の話を終わります。


6月20日 4年生 ミクニレッスン 食事マナー

本日のミクニレッスンは服部栄養専門学校の平塚先生に食事のマナー、箸の文化、持ち方を教えていただきました。

箸で食べる文化は、世界では28%なんだって!

 子どもたちは、様々な食べ方の文化に驚きと興味津々な様子でした。ご指導いただいた正しい箸の持ち方で日本米とインド米を食べ比べ。「インド米は、手の方が食べやすい〜」といった声もありました。

 最後は、農家や料理をしてくださった方々へ感謝の気持ちを込めて、美しい姿勢で「ご馳走様でした」の挨拶で終えました。

 

ブログミクニ箸s.jpg


少し明るいミクニご馳走様s.jpg

6月14日 梅ジャム・シロップ

 1年生が先週梅ジャムとシロップを作りました。

 コロナ対策のため、ビニール手袋を着用しての実習となりましたが、梅の色合いや触った感触を楽しむことができました。梅を一つ一つ丁寧にすりおろすとあまーい香りが教室いっぱいに広がり、梅雨の季節を五感で味わいました。完成した梅ジャムは、学校探検でエスコートしてくれた2年生、入学以来着替えや掃除のお手伝いをしてくれている5年生のお兄さんお姉さんに感謝の気持ちを込めて、クラッカーにのせプレゼント。甘酸っぱくて美味しい笑顔に満ち溢れていました。



2022梅ジャムブログ使用s.jpg

梅ジャム5年生s.jpg

6月11日学校説明会 ご参加の御礼

本日は、付属小学校の学校説明会にご来場いただき、誠にありがとうございました。
コロナ禍でなければ、学校説明終了後に校内をご覧いただき、

児童の様子や施設をご覧いただきたかったころですが、動画中継とさせていただきました。
所々、電波状況により不鮮明な部分がありお見苦しかったと思いますが、
平にご容赦いただければと存じます。

東京都市大学付属小学校
松木 尚

6月8日 わ わ わ 動く顔

2年生がカラードテープを使って動く顔を作りました。想像力を膨らませて、ハサミで切って、おって、巻き付けて、はって...

テープは、クルクル、ギザギザ、ゆ?らゆら、不思議な動く顔に変身。面白いアイデアを紹介し合いました。

オープンスペースに掲示が完成したら、子どもたちは、思わず叫んでしまいました。

「わ・わ・わ?!」

動く顔2s.jpg

動く顔s.jpg

6月7日 火災避難訓練

 本日、火災発生時における児童及び教職員の避難行動の確認をしました。 

 訓練火災発生の放送後、お(おさない)か(かけない)し(しゃべらない)も(戻らない)をしっかりと守り、全校生徒が迅速に避難場所に集合できました。先日行われた不審者対策訓練に続き、非常時の訓練はとても大切ですね。これからも真剣に取り組んでいきましょう。 

火災避難ブログ用s.jpg

6月6日 月曜朝会

皆さんおはようございます。今日は久し振りの朝会です。
4月25日からは、若桐の時間がスタートし3年ぶりの本格的な運動会に向けて各学年とも演技の練習が行われました。そして、先週28日に行われた運動会では、赤組白組とも最後まで接戦を繰り広げ、わずかの差で赤組の優勝となりました。
運動会・体育祭 のイラスト | 無料のフリー素材 イラストエイト
各学年の演技はコロナの感染を防ぐ工夫が色々なところに見られ、その工夫によりとても安心して観覧することができました。ご来場くださった6年生の保護者もお家で観戦していた5年生以下の保護者の方も安心して見ていてくださったのではないでしょうか。
また、熱中症予防のために全校児童が入れるテントを用意し、水分補給と塩タブレットを配ることができたのも良かったと思います。それでもみんなは演技や応援に夢中になっていましたから暑かったでしょうね。
そして、圧巻は6年生による女子のカラーガードと男子の高跳び箱への挑戦でしたね。公開演技として、短い練習時間の中でよく頑張り、素晴らしい運動会を更に高いものに引き上げてくれました。感動しました。
コロナで色々なことができなかったこの2年間を吹き飛ばす、とても爽やかな思いをさせてもらいました。6年生の皆さんありがとう。
無事に終わった運動会ですが、忘れてならないのは、各学年の演技指導に付きっきりであたってくださった先生方、併せて準備から当日の運営に携わったリーダーの6年生です。協力いただいた多くの皆さん、本当にお疲れさまでした。
今年前半の大きな行事、運動会は大成功でした。

さて、6月と言えば梅雨。間もなく梅雨入りを迎えます。日本ではこの頃から天気が悪くなり、しとしとと雨が降るようになります。
南からの湿り気を含んだ空気に、北の冷たい空気がぶつかり雨の降る範囲が広がっていきます。地域により梅雨に入る時期にずれがありますが、長い期間雨が降り続けます。外に出て遊んだり運動したりができなくなり、なんとなく気持ちが重くなったり
出かけるのが億劫になったりしますね。
けれども、この雨が降らないと困ることもあるのです。それは、私たちが毎日食べているお米は、この時期の雨により田んぼの水が満たされて夏に向け大きく育っていくのです。時に雨の少ない「空梅雨」(からつゆ)と言われる時がありますが、この時はお米が獲れずに大変なことになります。また、飲み水の不足にもつながっていきます。ですから梅雨がきてほどほどに雨が降ることは、日本にとっては大切なことなのです。
フリーイラスト] アジサイとカエルとカタツムリの梅雨の背景 ...
そのような梅雨ですが、雨の降る日に校庭の木々をじっと見てください。どの木もしっとりと濡れます。「なんだ、ただ濡れているだけか」と見る人もいますが、じっと見てみると、雨に濡れた葉がみずみずしく、とても美しいことに気づくかもしれません。
晴れ渡った5月の日差しや、さやかな風や、目に入る青葉はとても気持ちが良かったですね。しかし、しとしとと降る雨は何故か私たちの心を落ち着かせてくれることも確かです。雨の中に咲く白や青、紫のアジサイの花、霧雨に煙る街並みなど梅雨の季節だからこそ見ることのできる風景でもあります。

日本には、春・夏・秋・冬という四季があります。そのため、四季折々の美しい自然と人々の生活があります。春には桜、夏には花火、秋には紅葉、冬には雪などに代表される景色もありますね。これにより日本人は外国に人に比べ情緒が豊かな国民と言われることもあります。この梅雨の時期に季節の風景を探してみるのもいいですね。皆さん一人ひとりの感性を磨いて心を豊かにしてください。
梅雨の風景カレンダーイラスト 小雨の降る中、田んぼ道を歩く ...
雨は田畑を潤し、飲料水を確保し、生き物を育て、私たちに季節や情緒を感じさせてくれますが、その反面、降りすぎては大きな災害を引き起こします。毎年のように起こる川の氾濫や洪水に、多くの人の命や財産が失われていきます。自然との共存の難しさを考える季節でもあるのです。
私たちに大切なことは、わが国の美しい自然と人々の生活にもっと関心を持っていくことだと考えます。長い梅雨が明けると眩しい夏がやってきます。そこでの風物にもまた目を向けていきましょう。

それでは、本日のお話を終わります。