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世界にはばたく@終業式/先生のガキ大将/夏休み生活展(90)

(7月21日校長発)

今日は終業式。

台風6号の影響を考慮に入れて一日おくれとなりましたが、みんな元気に登校してくれ、立派な終業式を行えました。保護者の皆様のご協力にあらためて感謝申し上げます。

  ※そういえば、今回の台風6号、つい先日まで5年生がお世話になった「余島」も暴風圏に巻き込んだのではないかと思います。松田所長さんをはじめ余島の皆さん、大事はなかったでしょうか。その後も本ブログをお読みいただいているかもしれません、お見舞い申し上げます。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

【なでしこジャパン/世界にはばたく/川上倫平君】

 本日の終業式「校長のお話」です

 一昨日の「なでしこジャパン」の女子サッカー「ワールドカップ」優勝の話を枕に話し始めました。

 世界ランク1位で優勝候補筆頭だった米国を破っての優勝でしたから、米国は悔しさに沸き立つだろうと思っていたら、逆にオバマ大統領をはじめこぞって日本を祝福しほめたたえてくれました。米国だけでなくお隣の中国のほか世界中が日本をたたえました。

 1000年に一度の大災害で、世界のどこも経験したことのない東日本大震災からわずか4ヶ月しかたっていないのに、そこからはいあがってきた「なでしこジャパン」、いやそれだけでなく、被災地の皆さんを中心とする日本全体に希望の灯をともすかのようにがんばった「なでしこジャパン」を世界中がたたえてくれたわけです。

 本校の建学の精神の一節に「世界にはばたく気高きこどもたち」があります。

 本校児童には、この「なでしこジャパン」のように世界にはばたいてほしいという願いと祈りが建学の精神に込められています。

 そういう中で、本日、ご報告があります。

 それは、5年生の川上倫平君のことです。

 これまでもたびたび表彰してきた子ですので、皆さんもよくご存じですが、このたび、スペインに留学することが決まりました。スペイン政府から選抜されての留学ですが、選ばれたのは世界中から3人だけです。

 プロテニス選手になるための学校に留学するのですが、錦織さんのような世界的なプレーヤーになれるのは、そのなかでも「1000人に一人」だそうですから、倫平君の前には大きな希望だけでなく苦しい練習も広がっているのです。

 倫平君は、「楽しい都市大小学校の生活をみんなといっしょに送って卒業する道」と「1000人に一人の苦しい道」と、どちらを選ぶかで苦しみました。都市大小学校をみんなといっしょに卒業したい気持ちは山々のなかで、彼は、世界に挑戦する道を選びました。そこが大変尊いことだと私は受け止めました。本校児童でなくなるのはさびしい気持ちがするけれども、みんなで送り出してあげたいと思います。(一同、大きな拍手)

  そして、ここにいる475名の都市大っ子のみんなが、やがては世界に羽ばたくようになってほしいと思います。

 私の話のあと、川上倫平君ご自身にあいさつをしてもらいました。

 ↓ 「都市大小学校をやめてスペインに行ってからも都市大小を忘れませんので、皆さんも僕を応援してほしいと思います」と立派にあいさつしてくれました。頑張れ!世界に羽ばたけ!川上倫平君!

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  実は、このたび、関東テニス協会の大会においてダブルス戦で優勝をとげ、全国大会に出場することが決まっております。これを花道にスペインに旅立つことになります。そのことも私のお話のなかでは全校児童にご紹介いたしました。

↓ 優勝楯を手に校長室に挨拶にきてくれた川上倫平君です。 

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    • 以前にも申しましたように、「ひも付情報」とならないよう、児童の本名はアップしないことにしておりますが、このたびの川上倫平君については、二学期より本校を巣立って世界の大舞台に羽ばたくこと、やがて都市大小学校にいた児童として世界ランカーになってほしいこと、そのために皆さんの応援を末永くいただきたいことなどを考えて、ご本人の了解を得て本名掲載としております。ご理解願います。

【先生のガキ大将 in 余島@5年臨海学校】

 きょうの臨海学校レポートは、浜辺での自由時間のようすです。児童が思い思いに海遊びをする中に先生方も入って、こどもたちと一緒になって遊ぶ姿を特集してみました。もちろん子供たちだけのフラッシュもありますが、先生方のようすをとくとご覧いただければと思います。

 「先生のガキ大将」と銘打ちましたが、男の先生の「暴れ」振りに、小学校の先生は大変だなあと思うと同時に、これが教育の原点であり、また私は高校教員あがりだけに「教師冥利に尽きる」ということばの原点も小学校にあるのだなあと思ったことでした。

 といいますのも、私事になりますが、私ははじめて息子を授かったときに、息子には兄姉がいないわけですから、

    「父親としてしっかりするのはもちろんのこと、この子の<兄貴>、<ガキ大将>
     ともなって、いろいろなことに遊び興じてやらなければいけないぞ」

 と自分に言い聞かせたことを思い出すからです。

 子供の成長に「ガキ大将」の存在は欠かせません。わがままをいさめ、みんなで楽しく遊ぶルールを教えてくれる力強くたくましい存在が「ガキ大将」です。「こどもの可能性は無限」といったり、「こどもは天使のよう」といったりしますが、それは子供をみちびく強い力があってのことで、放っておいたら子供の可能性は台無しになり、心は崩れていきます。

 だから小学校における学年を通した「縦割り教育」が大事で、高学年が低学年を優しく厳しく導く活動を重視しているわけですが、単一学年の活動では、先生が「ガキ大将」の役割を果たすことが求められます。昨年の臨海学校でもそうでしたが、本校教員はそういうときに見事に「ガキ大将」をつとめてくれています。

 フラッシュ動画でご覧ください。女性教員はおしとやかに厳しく、男性教員は「暴れ」まくっています。寺門先生は紳士ですが、その紳士がエンジェルロードの岩場を裸足で歩いてみせる姿もフラッシュの最後におさめてあります。裸足のガキ大将です。

   ※誤解のないように付記しますが、自由遊びの間、子供の安全監視はもちろん先生方もいっしょに遊びながらも注意深く観察していたのはもちろんのこと、何よりも、余島センターの坂本リーダー(龍馬リーダーと呼ばれていました)が、飛び込み台の上に仁王立ちになって、子供たちを見守ってくれていました。

     フラッシュ動画
       ↓   ↓

【夏休み生活展(90)】

作品№264:「パラオの研究」(体験レポート)

   №265:「動物足あとクイズ」(調べ学習)
        ↓    ↓

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コメント(3)

昨年度卒業生の母です。ブログを見るととても懐かしく、また、子供が楽しい小学生時代を送れたということが本当にわかります。

ところで、よく卒業生来訪という記事がありますが、あのお子さんたちはどのようにして構内にいれていただけるのでしょうか?事前にアポイントが必要なのでしょうか?
本日、うちの子供がお昼ごろに行った際、リサイクルの制服をおいたらすぐ帰る様に警備員さんから言われ、先生方に挨拶をしたいといっても受け入れてもらえず、門前払いされがっかりして帰ってまいりました。
来訪する際どうしたらよいか教えて下さい。よろしくお願いします。

重永校長先生、都市大小学校のみなさま。
先日は遠路はるばる余島までお越しいただき、ありがとうございました。
最初は緊張しながらも、時間が経つにつれ笑顔があふれ、自然体になっていく先生方や子どもたちの様子を嬉しく感じておりました。

台風6号の影響もご心配いただき、ありがとうございます。島内では幸いにも大きなダメージはなく、昨日から四国の幼稚園が1泊2日で自然体験活動をされています。

先生ブログに掲載される写真を拝見しながら、他のスタッフとともに懐かしく振り返らせていただいております。

夏休みに入られたとの由、お一人お一人が豊かな成長に導かれる時間を過ごされますことを願っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。