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〇第64回卒業式 おめでとうございました。
 また「小さな謝恩会」の心づくしに職員一同感激致しました。

(校長発:令和2年3月14日土曜) 雨のち曇り


    ※昨日のブログ記事に、卒業生に向けて「折り句」をアップしております。合わせてご覧ください。

 第64回卒業式を挙行しました。雨天で足元のわるい中でしたが、保護者の皆様、父母の会の皆様、お祝いにお運びいただきまして心より感謝申し上げます。

 新型コロナウイルスが収束しないなかで、規模縮小して実施しましたが、皆様の温かいお祝いの気持ちがアリーナいっぱいに満ちる中で、お陰様で、とても素晴らしい卒業式にできたと思います。本当にありがとうございました。

 式後は、卒対の皆様を中心としまして卒業生と保護者の皆様が、ANAインターコンチネンタルホテルに代わって、アリーナで謝恩会を開いてくださいましたことに心より感謝申し上げます。

 開会のことばで、M君が「小さな謝恩会」と言ってくれましたが、「大きな気持ちの会」でございました。感涙にむせぶという言葉がございますが、あれこれと至らないところの多かった私どもに対して、温かい心を寄せてくださいまして、私は本当に胸があつくなりました。心より感謝申し上げます。

 本日は、私の式辞を掲載いたしまして、御礼に代えさせていただきます。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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校長式辞(令和二年三月十四日)

六年生の皆さん、また保護者の皆様、ご卒業まことにおめでとうございます。
教職員を代表して、心よりお祝いを申し述べます。
 
6年生の皆さん
私は、この一ヶ月間、実に長い坂道を上ってきたような気持ちがしています。そして今日やっと坂道の頂上にたどり着いたという思いです。
 
君たちが北海道卒業記念旅行から帰ってきたのが2月15日。間もなく国内で新型コロナの流行が始まりました。君たちの行った富良野の近くで小学生兄弟が感染したというニュースが流れたのが2月21日。君たちが感染しているかもしれないと心配をして保健所等と連絡をとり続けて、君たちには感染の可能性がないと分かったのが23日。
 
ほっとしましたが、それも束の間、27日に安倍首相が全国の一斉休校を要請されました。卒業式の中止か実行か全国の学校が悩み苦しみました。本校は、規模を縮小するなど工夫して挙行する道を選びました。
 
理由は、令和最初の卒業生の君たちを黙って卒業させることはできない。栄えある君たちの卒業式をやらなかったら一生後悔することになると思ったからです。君たちも大きくなった時に、小学校の卒業式がなかったということを残念に思うだろうと思いました。
 
小学校の卒業式は人生の門出と言っても過言ではない大事な式です。おうちの方はもちろん、全教職員が皆さんの門出を心から祝っています。在校生を代表して送辞のYさん、児童会三役、5年生学級委員の皆さんも祝福に駆けつけてくれました。この9人の肩と背中には在校生400人のお祝いの気持ちが重なっています。6年生の皆さん、本当におめでとう。
 
さて、一か月間、「新型コロナの坂道」を登ってきて、やっとたどりついた坂の頂上です。坂の向こうには何が見えますか?これから船出する港だろうか。空高く飛び上がる空港だろうか。自分の足で歩く町の道路だろうか。山道だろうか?一人ひとり違った風景が見えていることと思います。皆さんがこれから歩んでいく道です。
 
よく知られている言葉ですが、徳川家康は人生を道にたとえています。人の一生とは、重い荷物を背負って遠い道のりを進むのと同じだと言いました。重い荷物を背負うのだから人生は苦しいように聞こえますが、家康は人生は苦しいものとは言っていません。焦らずにじっくり腰をすえて進めば重い荷物を背負っていても大丈夫だと言っている。焦らないで進みなさいと言ってくれている。
 
それで、焦らないでゆっくり進める方法を一つだけ教えます。
 
それは、勉強して知識をたくわえ本を読んで教養を積むことです。知識と教養は人間の目のようなものです。目が良ければ遠くを見ることができ、細かいものも良く見ることができます。知識と教養を身に着けると、人生の遠くが見えてきます。人生の細かいところも見ることができます。だから人生において焦らないでゆっくり進むことができます。
 
以上、式辞としますが、最後に君たちに贈る言葉があります。それは、「君たちの青春に栄光あれ!」という言葉です。君たちはこれから青春時代に入ります。その青春が栄光に満ちたものになるよう願っています。父母の会広報誌「若桐」に君たちが書いた将来の夢を読みました。今年は「医師」と書いた人がとても多かった。ぜひ夢を実現して新型コロナ肺炎のような病気を地球からなくすために頑張ってください。この私を長生きさせてください。以上です。

 頑張れよ!頑張るんだよ!

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。家康

(本日の記事は以上です。)

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コメント(4)

昨日の東京都の1日のコロナ感染者数はいままで一番多かったです。明日、明後日の休校をご検討いただけますと幸いです。お弁当の時間は子供たちは話しながら食べます。飛沫が飛ぶのが心配です。ご配慮をお願いします。

朝10時からの登校にされましたが、朝9時15分時点の急行電車は満員電車であったことを子供を連れて行った夫より連絡がありました。満員電車の感染リスクはニュースでも言われております。18日の登校は9時ですが、同じように満員電車と思いますが、その対応はどう考えられいらっしゃるのでしょうか。