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○明日明後日(木金)は実力テスト、特に6年生の健闘祈る!
○月曜全校朝会/計算力大会表彰式
○東日本大震災被災後の東京都市大学をめぐるエピソード

(校長発:平成27年11月11日水曜) 曇り


  • 明日午後出張で、明後日幼稚園遠足です。ひょっとすると両日とも、ブログ更新ができないかもしれません。そのときはご了承願います。
 気がつけば(気がついた私が遅いだけの話ですが)、立冬を過ぎています。 去る日曜日(8日)が立冬でした。 朝夕の冷え込みだけでなく、日中も肌寒い日が多くなってきています。

 現実の季節は晩秋に向かっているわけですが、やはり立冬をすぎると「晩秋」というだけでなく、「実際の冬が近づいてきている」ことを感じさせられますね。

そんな中、  明日明後日と実力テストです。とくに6年生にとっては中学受験に向けてのステップとなる試験です。 自分の実力を測るということに加えて、 受験勉強でいっしょに切磋琢磨している都市大付属小の仲間全員と机をならべてチャレンジする・・・その意味も考えて取り組んでほしい。

 本番試験のときに、「ああやって頑張ったなあ!あいつも、あの子も頑張っていることだろう!よし、私も、僕も、きょう最高の実力を発揮しよう!」と思えるように、明日明後日のテストを仲間とともに頑張って欲しいと思います。


(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【月曜全校朝会/計算力大会表彰式】

 掲載がちょっと遅くなりました。

 月曜朝会および、そこでおこなった「計算力大会表彰式」のもようをご覧ください。

 バスドライバーの進藤さんが撮影してくださいました。

              ↓ 

 私の話では、入試の保護者面接でお聞きした本校志望動機が本校児童の励みになるものでしたから、それを全校児童に伝えました。

 あいさつがとても良いこと、未就学の子にやさしく接してくれたこと、公開授業でみんなが元気よく返事をすること、そのときの返事が「ハイハイハイ」となんべんもやかましく言うのではなくて「はい!」と一度の返事で手を挙げて先生の指名を待つことなどを伝えました。

 これからも、そういう都市大っ子であってほしいと結びました。

【東日本大震災被災後の東京都市大学をめぐるエピソード】

 10月30日のブログで、夏休み生活展で優秀賞に選ばれた6年生のMO君の作品「三陸被災地レポート」に東京都市大学角田光男先生(元共同通信記者)が注目された話をご紹介しました。

 そのときに角田先生はMO君に著書(下の写真:「『命の道』を切り開く」)をプレゼントされたこともご紹介しました。

 その著書の中に東京都市大学をめぐるエピソードが書かれてありますので、本日ご紹介したいと思います。

 ご著書はインタビュー構成になっているのですが、最初の方は徳山日出男さんという方です。震災当時、国土交通省の東北地方整備局長という要職に就いておられ、復旧復興の陣頭指揮に当たられた方です。

 徳山さんの特筆すべきご功績の一つは、「震災復旧の第一は、何はさしおいても、まず寸断された道路を回復することにある」ということを平時から追求されていたことだと言われます。 道路が不通のままでは、支援物資も何も届かないからです。 別のことと同時並行でなく「何はさしおいても第一に」ということで平時から計画を立てておられたということです。

 この徳山さんの大学時代(東大)の恩師は中村英夫先生とおっしゃいます。 そうです、当時の東京都市大学学長(グループ総長)、中村英夫先生です。 (現在は都市大グループ名誉総長)

 震災直後、徳山日出男さんが、被災地視察にこられた大畠章宏国土交通大臣を、まだ津波被災等の跡が生々しかった土地を車でご案内しているとき、恩師の中村英夫先生から携帯に電話がかかってきたそうです。

 中村先生は日本土木学会の会長もしておられましたから、学者の立場から震災復旧復興の先頭に立っておられました。 実際、震災直後に被災地巡りをされた状況について私も学校長会議でお話を聞きました。

 その中村先生がおっしゃったことは、「君が今まで勉強してきたのは今日(こんにち)のためだったんだから、命懸けで頑張れ」ということだったそうです。 徳山さんは恩師の激励に感激もし力も湧いてきたといいます。

 電話が終わったところで、大畠大臣が「なぜ君のところに中村学長から電話があるの?」と尋ねられたそうです。 実は大畠大臣は武蔵工業大学の卒業生です。つまり現東京都市大学の卒業生です。 大臣就任後から母校の中村学長に政策上のアドバイスを求めておられたといいます。

 そのとき、徳山さんが大学時代の恩師だということを告げられたところで、この三者、徳山さんー大畠大臣ー中村学長が、1,000年に一度の大震災復旧復興のトライアングルを組むということに、何か強い「縁」を感じたということが書かれています。

 東日本大震災における被災者の方々の苦しみは今もつづいており、以上のエピソードを何か持ち上げるような言い方をすることは憚らなければ(はばからなければ)なりませんが、震災直後のお三方は、それぞれ要職に就かれていたわけですから、三者三様に東北の復旧復興に向けた決意や誓いを胸にされていたことでしょう。

 そのお三方が一本の線で結ばれていることが分かったときに、そこに強い「縁」を感じられたことは、お三方の復旧復興に向けた決意や誓いを何倍にも大きくしたのは想像に難くありません。

 そういうことを私も感じたものですから、ここで皆様にご紹介するものです。 

  ※じつは、著者の角田光男先生も中村英夫先生が恩師です。

角田光男著「『命の道』を切り開く」表紙.jpg


    本日の記事は以上です。

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