○平泳ぎ(25m・50m)@水泳大会(4・5・6年)その2
○2年生プール授業(9月2日)
○本日の休校について重ねてご説明(避難三原則に照らして)
(校長発:平成25年9月5日木曜) 早朝大雨のち曇り
本日、朝の段階で11:00の時差登校とし、その後、休校措置に切り替えたことについて、前の記事で詳しくご説明致しましたが、休校決定後は大雨になりませんでした。 大雨の時間帯に90%ちかくの児童を登校させることは防げましたものの、連絡不行き届きにより12%の児童には大雨の中を登校させることになったこと、また休校決定お知らせの前に登校の途についていて結局登校した児童が10名いたこと等、私どもの不首尾がありましたこと、あらためてここに記してお詫び申し上げます。
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率直に申し上げますが、災害防止のための臨時休校や時差登校の決定にあたっては、児童の安全を必ず守れると自信満々で決定をくだす場合もありますが、多くは躊躇(ためらい)と決断のはざまで気持ちが揺れ動きます。
そういう気持ちが揺れ動いた場合に、私どもが方針決定の原則としていることをお伝えしておきたいと思います。
それは、「決定に迷う場合は、必ず絶対的に児童の安全が守られる方を選ぶ」という原則であります。そういう原則にのっとって決定していることをご理解いただければ幸いでございます。
この原則を立てるにあたって私どもが学んだ「避難の三原則」(片田三原則)について、水泳大会等の報告記事を載せたあと、最後に詳述しますので、お読みいただければと存じます。
【水泳大会(その2)・・平泳ぎ(25m 50m)】
本日は平泳ぎの25m 50mの両方をご覧いただきます。事務長の撮影です。
↓ 3分半
【9月2日 2年生のプール授業】
遅くなりましたが、2年生のプール授業を撮影しておりましたので、本日掲載致します。
↓ 20秒
【避難の三原則・・・防災の三原則】
3・11震災における「釜石の奇跡」を生んだ片田敏孝先生(群馬大学大学院教授)のことは知らない方はないというぐらい有名になりました。しかし片田先生が立てられた「避難の三原則」というものはまだまだ多くの方に知られていません。
本校においては、先日の校内研修会において全教職員であらためて学びなおしたところです。その「避難の三原則」とは・・・
- 想定にとらわれるな
- その状況において最善を尽くせ
- 率先避難者たれ
というものです。少し詳しく言いますと、
- 想定マップなどの災害想定に基づいて、自分は安全だと安心していたら、想定を超える災害には対応できない。想定を超える災害を常に考えるようにせよ
- ここまで逃げればもう大丈夫だろうと思ってはならない、そこよりも もっと良い逃げ場(最善の逃げ場)があれば、そこまで逃げるようにせよ
- 自分がいちばん先に逃げ出したら、人から「意気地なし、弱虫」と思わるかもしれないなどと躊躇してはならない、どんなことがあっても、君がいちばん率先して逃げ出すようにせよ、君がそうすれば人も安心して逃げ始めるからだ
という原則です。
これは「津波避難の三原則」ということで片田敏孝先生が釜石の中学生を指導なさったものですが、今や、どんな災害にも対応できるものとして、語り継がれるようになっています。
この片田三原則に学び、私どもは、「災害対応の決定に迷う場合は・・・その状況において最善を尽くす・・・児童の安全が絶対的に守られる決定をする」という原則を立てているわけです。
本日の休校決定においては、結果として「休校」にする必要はありませんでしたが、決定の段階におけるさまざまな情報や窓外の天候をにらんで、少々迷いもありましたので、迷ったときは、「最善のこと・・・児童の安全を必ず守ることができる最善のことを選べ」という原則をとって休校を選んだわけです。
以上、どうぞご理解いただければと存じます。そして片田先生の「避難三原則」というものを学び、きたるべき大地震に備えるようにしていただければと存じます。