【教頭発】むらさき花菜/明日は授業参観・教育懇談会
(教頭発/校長編集:平成25年4月18日金曜)
明日は本年度最初の教育懇談会です。万障お繰り合わせの上お越し願います。
天気予報では明日中だんだんと崩れてくるようです。折り畳み傘の準備をお願い致します。
一年生も順調に学校生活を送っています。昨日が初弁当、今日は初の給食の日でした。私が行った時だけでも完食の子が桜桐両組ともに3名ずついました。facebookに載せましたのでご覧ください。
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きょうは教頭のエッセイをお読みいただきます。
【教頭発】
徒然なるままに(4)
板橋昭夫
3歳の孫娘が、「むらさき花菜」という茎の付いた花を野原で摘んできて、手の中でよれよれになった花を嬉しそうにして見せてくれました。
「はい」と見せてから、何をするかと思えば空いている土入りのプランターに、まるで田んぼで苗を植えるようにして、昨夜来の雨に濡れた土へ萎えたその花を差しました。きっと孫娘は、自分がむしってしまった植物を、元の土へ返してあげようと思ったのでしょう。
「ねえ、水に差した方がイキイキするから、水に入れてあげようよ。入れ物持ってくるから」
と教えてあげるつもりで言っても、孫娘は、
「大丈夫だもん。」
と言って頑固な顔で所作を続けていました。
それを見ていた家内に向かって、
あの顔は「お前譲りだよ」と言うと、
「違うわよ、娘譲りよ。」
と言う。
結局「お前譲りだよ」などと言うと長引くので矛を下ろし、孫の所作をにこにこしながら見ていました。
朝になって庭に目を遣ると、なんと、周りのどの花よりも茎がしゃきっとしているではありませんか。近くに住む孫娘に早速連絡。
「花、生きかえったよ」
孫娘の誇らしげに、嬉しそうにしている様子が目に浮かびます。
私としては、教師癖に水に差すのが一番と常識を押しつけた、未熟な自分を恥じました。
やみくもに常識やきまりを押しつけない大人になりたいと今更ながら感じ入った次第であります。
以上
3才のお孫さんの温かいお話を読んで、日常生活の中で、子供の発想に驚くことがあるなと思いました。
また子供の中のゆっくりとした時間のながれや、思ったことをやってみる感覚を大事にして、なるべく急かさず、常識を押しつけずにのびのび育てていけることは、理想的だと思いました。
「2S母」様、コメントありがとうございます。一年ほど前から教頭随想をときどきお届けしておりますが、ご愛読ありがとうございます。教頭が修学旅行から帰校してまいりましたら、またコメント返信してもらいますので、お待ち願います。