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折り句「東京都市大学付属小学校卒業生に捧ぐ」

(校長発:平成25年3月16日土曜)   

    • 本日より本校のfacebook公式ページを公開し、学校ホームページにバナーを貼りました。開設の趣旨は後日、お知らせ致しますが、先生ブログともどもご愛読いただければ幸甚に存じます。

 卒業式の日を迎えました。

第57回卒業生の皆さん、ご卒業まことにおめでとうございます。

皆さんの将来に幸あれと心よりお祈り申し上げます。

 卒業生の皆さんが教職員にインタビューして「○○先生紹介新聞」にまとめ大階段踊り場近辺に張り出してくれましたが、私どもの一生の宝物です。

 そのなかに「むっちゃん紹介新聞」とありますので、一瞬誰のことかと思いましたら、「あ、私のことだ」と気がつきました(笑)。

 インタビューに6年生がきたとき、幼少のころのニックネームは何ですかと聞かれて、名前で「むっちゃん」と呼ばれていたことをお話したのでした。(私にもそういう時代が間違いなくありました・笑)。

 それで、「むっちゃん紹介新聞」と題してくれたのですね。微笑ましく読ませていただきました。

 ありがとう。そのお礼と卒業を祝福し、「東京都市大学付属小学校卒業生に捧ぐ」を折り句にして贈ります。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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折り句 「東京都市大学付属小学校卒業生に捧ぐ」

こなつのごとく          (常夏のごとく)

ららかなひびを          (うららかな日々を

みらとすごせしときもあれば    (君らと過ごせしときもあれば)

こなぐりに            (横なぐりに)

ちつけるあめかぜに        (打ちつける雨風に)

もにたちむかいしひもありし    (共に立ち向かいし日もありし)

あわせをもとめるこらの      (幸せを求める子らの)

おやかなすがたぞ         (たおやかな姿ぞ)

としきつきひなりき        (愛しき月日なりき)

 

くて このたびだちのひの     (かくて この旅立ちの日の

るやおそしとまちしひとは     (来るや遅しと待ちし人は

かきあいじょう          (深き愛情)

そいでくださりける        (注いでくださりける)

ろうをいとわぬちちははならむ   (苦労を厭わぬ父母ならむ)

 

ろくじのあいだ          (四六時の間)

こをむいても           (横を向いても)

えをむいても           (上を向いても)

わりなくすこやかなれと      (変わりなく健やかなれと)

よくおもいし ちちははの     (強く思いし父母の)

ころぞ とうとき         (心ぞ尊き)

 

るわしきこころに         (美しき心に)

だてよ              (育てよ)

かのまの             (束の間の)

ょうらくにおぼれるな       (享楽におぼれるな)

きみらいよ きたれと       (良き未来よ来たれと)

たいねがうおんしの        (歌い願う恩師の)

なかぞ とうとき         (背中ぞ尊き)

 

くつになりても          (何歳になりても)

じいろのアーチのもと       (虹色のアーチの下)

っそうとつきすすむ        (颯爽と突き進む)

わやかなこころと         (さわやかな心と)

もりなきまなこをもちつづけよ   (曇りなき眼を持ち続けよ)

 

                         以上

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コメント(2)

本日は子供だけでなく親も小学校を卒業。上の娘から通算8年、親も思い出がたくさんあります。ありがとうございました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
すっかり春らしくなり、新たな一歩を踏み出す素晴らしい一日になったのではないでしょうか。

自分が卒業してからもう2年。我が家ではまだまだ可愛い子ちゃん扱いの弟が中学生になると思うと、改めて時の流れを実感します。

2年前、自分の卒業式を一週間後に控えた3月11日。東日本大震災がありました。私自身、式の練習の帰りのバスの中で地震にあい、なんだかよくわからないまま、駅にいたのを覚えています。
そして、昨年の秋。学年旅行で被災地に行きました。倒れた街灯に、崩れた堤防。仮設住宅で暮らす方々。どこまでカメラを向けていいのかわからず、それでも懸命に目に焼き付けました。

私は、この季節になると、震災と卒業式を思い出します。


この春、それぞれの学校を卒業する皆様が、素敵な一歩を踏み出せますように。