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○教頭発「自律的な人間が育つ土壌」                                            ○6年生受験がんばってください@全校朝会                                      ○四年生浅草等社会科見学(後日報告)

(教頭発/校長発:平成25年1月28日)

 東京区部はそれほどでもありませんでしたが、私(校長)の住む川崎市北部は今朝、本降りの雪でびっくりしました。 天気予報ではすぐに止んで晴れるというので安心しました。 それでも、きょうは4年生が浅草方面へ社会科見学の日でしたので、はやくやむように祈る思いでした。東京はまったく積もっていないので拍子抜けしたぐらいでした。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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 4年生社会科見学は、担任の先生がたに写真をもらって、後日ご報告いたします。

 東京タワーにものぼったのですが、スカイツリーがとても奇麗によく見えたといって喜んでいました。帰校後、どの子も満足そうな表情でした。

きょうはまず教頭のエッセイからお読みください。教頭のエッセイについて先日もコメントを頂戴しておりますが、好評を博していて嬉しく思います。 

 「自尊感情と自己肯定意識」 

              
                教頭 板橋昭夫

 

 「負けっぱなしの人生」「いつも悪いのは俺」「きっと寂しい未来」「不細工な俺」「俺を否定する人間」等々、十七人を秋葉原で殺傷した殺人犯は三千回にも及ぶサイトへの書き込みをしました。それは自己否定の言葉で埋め尽くされていました。

 

 また、不登校のある男子は毎朝「早く早く」と急きたてられたが、親が大好きだから学校に行くのを頑張った。ところが、ある日「全くのろまね」という母の言葉に深く傷つき「自分はのろまだ」と無気力になり、不登校を繰り返しました。

 

 物心がつけば、みんな小さな勇気を積み重ねて生きています。いじめっ子がいても学校へ行き、面倒でも風呂に入る。ところが、各場面で勇気をくじかれると、こういった当然のことができなくなります。

 

 マザーテレサは愛の反対概念として暴力ではなく他者への無関心や自己否定をあげました。犯罪者の多くは、自己否定感が強いと言います。逆に自分を肯定し自分を尊び、故に他人を信頼し存在を認め合うのではないでしょうか。そんな気持ちを小さいころから育て上げられた子は、きっと大きくなっても人を大事にします。裏腹に自分の存在価値があることを知る機会がない者は、他人の人生の価値を見えにくくします。

 

 子供たちには、日々の中で「よかったね、できたね。」「やればできるね。」と、ほんの小さなことでもいいのです。毎日の生活の中で子供の存在を認めてあげる言葉を投げかけていきたいものです。自尊感情や自己肯定意識を持つ者ほど逆境を乗り越えるパワーは強いのです。子供が自分の良さに気づき自信を持つことによって相手も認められるそんな土壌があれば、体のみならず心まで傷つける若者はいなくなるのではないでしょうか。

 

 「う・ま・れ・て・き・て・あ・り・が・と・う」 この社会で生きていくことが嫌になり、さまざまな非行を重ねて警察に補導され子供に、その母親が綴ったたった11字の言葉です。その中学生は少年院で、声を上げなて泣いたそうです。

                         以 上

 

【全校朝会】

  今朝の全校朝会では、校長の話のときに、5年生以下に回れ右をしてもらって、6年生と対面して、エールを送りました。

 6年生は週末金曜日からいよいよ中学受験です。それに向けて明日からは午前中授業に入ります。

 全校あげて健闘を祈ります。インフルエンザが流行っていますので、くれぐれも健康に気をつけてがんばってください。

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<児童会からのお知らせ>

 今月の生活目標を覚えていますか。

 今月の生活目標は

  「登下校 マナーをきちんと 服装も」 ですね。

 思いだして、バスや電車、道路の行き交いのときにしっかりマナーを守りましょう。

 最近、インフルエンザがはやってきています。手洗い、うがいなどをきちんとして予防するようにしましょう。

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                       以上
 

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コメント(2)

先週、インフルの疑いで学校を休み、今週から復帰して、元気でいられることのありがたみを感じています。
6年生のみなさんはいよいよ受験本番を迎えますが、インフルにもかからず、本調子で臨めるお子さんが多いことはさすがだと思います。1年後は長男もそのように家族協力態勢でいかないとと思います。
板橋教頭先生の投稿を読んで、親も子供の生活面、躾、学習面にて厳しく、強い言葉で感情的になることも多々ありますが、1人の人間として肯定してあげるように努めていかなければと思います。

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