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板橋教頭発「6年生に寄せる」/表彰式@MOA美術展入賞

(教頭発:校長編集:平成24年12月17日月曜) 天気氷雨

 氷雨。昨日のうららかな小春日和とは打って変わって氷雨降る一日となりました。

 今日とくらべると昨日は、3年3ヶ月ぶりの総選挙投票日ということへの天の配剤ではないかと思うほど好天気に恵まれたわけですが、ふたを開けてみれば、前回よりも投票率が下がったといいます。

 せっかくの選挙権を行使しない人がかくも多いというのは残念なことです。 やむにやまれぬ事情または理由のある人はいざしらず、無関心ゆえの投票権放棄というのは、国をあやまたすもとです。

 人類史的には「民主主義」はまだまだ発展途上にあります。最善の政治方法を手に入れるために人類はこれからも民主主義を含め政治に関する試行錯誤をつづけていくことでしょうが、政治的危機が国民生活にとって取り返しのつかないことになるのは、「政治に無関心のまま流される人々」と「政治において抑制のきかない人々」の両方が極点に達した時だと私は思っています。

 左右どちらであっても「抑制のきいた人々」と「政治的関心の高い人々」で社会や国が構成されていれば、その社会と国は対立を乗り越えて健全に持続していくと思っております。

 ゆめゆめ都市大っ子は政治に無関心になったり、抑制のきかない大人になることのないよう育ってほしいものです。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【全校朝会】

 今朝、私が全校朝会に出席できなかったために、表彰式と講話を教頭先生にやってもらいました。

 ↓ 講話の教頭。(きょうの写真もいずれも事務長撮影です) 

   教頭先生には今日の講話をアレンジして記事の最後に執筆してもらいました。 

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 ↓ 児童会のお話。本校児童をたばねる内閣「閣僚」ですね。たのもしい「閣僚」です。

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↓ MOA美術館児童作品展(都庁ギャラリー展示)入賞の表彰式です。

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 ↓ それでは板橋ワールドをどうぞ。 

【6年生の不屈の努力に寄せて@板橋教頭】

 晩秋の頃、冬の気配を感じさせる日だったろうか。

 冷たい濡れ落ち葉に敷き詰められた円覚寺を訪れた時である。山門を潜ってすぐ左には閻魔堂(えんま堂)という社があり、入り口の柱には、アベベ・ミヒラ選手(東京オリンピックでフルマラソンに参加、無名の裸足で賭け抜けたエチオピアの選手)が残した格言が寄せてあった。

 「私は六十九人の選手と闘って勝ったのではない。自分自身と闘って優勝したのだ。」(要約)

 折しも東京オリンピックの頃、私は中学三年生であったろうか。もうかれこれ半世紀ほど前になる。国立競技場に一番で入って来るのは、下馬評一位のイギリスのペーター選手であると誰もが予想していた。

 その頃は、途中の中継車もままならず、誰が一番で入って来るのか予想できなかった。場内のウォーという呼応をよそに、まったく無表情の凛々しさを醸し出す様子で、裸足のアベベ選手が入って来たのである。

 二番手には日本が期待した円谷幸喜選手である。三番手は、ペーター選手であった。円谷選手は、後ろを気にしながら苦しそうな表情で、ようやく大歓声に押されて入って来た。結局周りばかりを気にしていた円谷選手はペーター選手にゴール手前で抜かれてしまったのである。

 その二年後、アベベ選手は、交通事故で片足を失ってしまう。不屈にも次はパラリンピックで、車いすでの競技に出場する決意をして優勝する。

 円谷選手は、四年後に参加するオリンピックへの国民の期待が重責になり、自殺してしまう。片足を失っても自己と闘い続けたアベベ選手は、おそらくチャレンジを自らに強いることで自己の生きていく力を磨いたのだと思う。

 六年生にとって受験に価値があるとすれば、もちろんめざす学校に入学できることにある。たとえめざす中学に合格できなくても、自分の煩悩や周囲から受ける辛さを乗り越えて、頑張ろうとする強い精神は、何事よりも得難い価値として生涯の宝物になるはずである。

                                以上

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