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岩手県田老町の被災@校長視察報告(その1)

(12月3日校長発)

    • 本校受験希望の皆様へ(告知)

          ※この告知は「新着情報欄」で行っているのですが、注意喚起のために
            ここでも新春まで断続的に掲載してまいります。

      新春年明け早々の1月15日に、田園都市線・小田急線沿線の私立小学校による
      合同相談会を開催することが決まりました。詳細は新着情報欄からご覧ください。
             ↓   ↓
          http://www.tcu-elementary.ed.jp/01news/2011/2011-1129-1009-3.html
          

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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期末面談で大勢の保護者の皆様が来校される時期となりました。寒さが日に日につのる季節ですので、防寒にお気をつけてご来校ください。

多くの方は、放課後面談でしょうが、昼休み前後になる方は、来週の月火木、子供たちが昼休みに「ゲーム逃走中」をやります。ご覧になると、「風の子」都市大っ子を実感なさるでしょう。

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被災地視察報告(その1)

【岩手県田老町の被災状況】

.先月の22日と23日、訪れてきた三陸海岸の被災状況についてご報告します。

       ※ 記事の終わりにフラッシュ動画を掲載してあります。

 保護者の皆様には、震災直後からボランティア活動で訪問され被災者の方々と苦労をともにし、その心に寄り添われた方々がたくさんおられると思います。

 そういうボランティアの方々の御志には寸分も近づくことはできないのですが、おくればせながら被災地の現状報告をすることで、私の責めをすこしなりとも果たしたいと存じます。

 今回の視察研修は、都市大グループ校長会として実施したものです。

 都市大グループでは中村総長(都市大学長)が日本土木学会のリーダーであり、また政府審議会の委員もつとめておられ、震災直後一週間もたたないうちに、被災地へと向かわれました。

 帰京してからすぐにお話しをうかがいましたが、中村総長は、

   「僕は中学生のころ戦争の空襲も経験しているが、こんどの津波被害は戦場と
   いっしょだね。 やりきれない気持ちになるよ。 空襲のあとは・・・・・・・・・・
   ・・・(あまりになまなましい話ですので詳細は略します)・・・・・・・・というような
   わけだが、津波の跡もまったく同じだ。 これから少しずつでも片づけていかなけ
   ればならないし、ご遺体の葬送、慰霊もしていかなければならない。
   これは、日本国中あげて応援しなければならないことだね。」

 とおっしゃっていました。そのことばを、視察の間じゅう思い返しておりました。

 私どもが行った時は、もう八ヶ月以上がたっており、ボランティアの方々のお力で、がれきはあらかた片づけられていましたが(なくなっているのではなく、一時置き場に固められているのですが)、本当に大変な作業だったと思います。

 「瓦礫(がれき)」と表現しますが、実は瓦礫の山は被災者の方々にとって「宝の山」なのだそうです。 行方不明の方々のご遺体が埋まっているかもしれない、思い出の品々がたくさん埋まっている、 修復して使えるようになれば不幸中の光明でもある・・・などなど「宝」なのだと聞きました。

 言われてみれば確かにそうですね。 聞くまでそのことに思い至らなかった自分を情けなく思いましたが、「宝の山」であれば、ブルドーザーやユンボなどの重機で一網打尽に片づけるわけにはいかず(目に見えている個所を最初にゆんぼでつまみあげるようにすることはあるらしいけれども)、一つ一つ手作業で片づけたのだそうです。 

 実に尊い作業ですね。ボランティアに行かれた方からは、「今頃、何を言っているのですか」と叱られるでしょうが、 そういう尊い営為にも思いをはせながら、何よりも慰霊と復旧応援のお気持ちを持ってフラッシュ動画をご覧ください。

            ↓      ↓

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コメント(2)

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校長先生 いつもありがとうございます。

わたしは仕事柄、被災地から避難をしてきた方の支援を担当しました。

車に布団や荷物を積んで来た方、

震災前日にお子様を産み、出生届も出さない状態で避難して来た方、

あのとてつもない津波を目の当たりにされて、ショッキングな経験をされた方

色々な方とお話をしました。みなさん、自分が被災をされたのに、わたしたちの気遣いをされる方が多く、頭が下がる思いでした。

わたしたちに、まず、できることは、「被災地のことやそこに住んでいた方たちのことを忘れないこと」と自分なりに考えました。

これからも、自分にとってできることを考えていきたいと思います。