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感動/児童会震災募金/昨日の続き(ミクニレッスン等)/

(4月26日校長発)

3月11日の地震に始まる東日本大震災は日本全国を苦難の淵に追い込んだ大災害ですが、いたるところに感動的な物語も生み出し、世界に感動の衝撃を与えました。

その余韻さめやらぬどころか、国難がまだまだ続く中、再び、新たな感動が日本全国をおおっています。

日本国中を感動の渦に巻き込んでいるのは、4月21日におとずれたひとつの<死>です。

きょうは、どうしてもその話題から始めざるをえません。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

(つづき)

感動の渦を起こしているのは、元キャンディーズのアイドル歌手で女優であった田中好子さんの死です。

その葬儀で流された生前の録音テープが話題を呼んでいるわけです。

話題を呼んでいると表現したのでは、実に物足りないですね。

このテープを聞いた方はだれしも、田中好子さんの姿に、「凛」という言葉を思い浮かべたのではないかと思います。

テープは、

「こんにちは、田中好子です」

   と始まり、次のように続いたことばが痛切に胸に迫ってきました。

「きょうは3月29日、東日本大震災から2週間が経ちました。
 被災された皆様のことを思うと、心が破裂するような・・・
 破裂するように痛み、ただただ亡くなった方々のご冥福をお祈りするばかりです」

   人の死についてご冥福を祈るという言葉を死期せまる方が発するとは
   これまで誰も思っていなかったはずですが、
   死期せまる田中好子さんは、次のように続けました。

「わたしも一生懸命病気と闘ってきましたが、
 もしかすると負けてしまうかもしれません。
 その時は必ず天国で、被災された方のお役にたちたいと思います。
 それが私の務めと思っています。」

   死を自覚した方が、
   被災犠牲者の死を哀悼し、天国から「お役に立ちたい」
   とまで、「私の務め」とまでおっしゃるのですから、
   聞く者の胸は打ちふるえないわけにはいきません。

   そして、幸せだったと感謝のことばがつづくのですから
   私どもは、胸がうちふるえつつ、
   しぜんと頭(こうべ)が垂れていきます。

「幸せな幸せな人生でした。心から感謝しています。」

   このあと、キャンディーズのお二人の仲間をはじめ
   皆さんに感謝の言葉でつないだあと、

「お礼の言葉をいつまでも皆様に伝えたいのですが、 息苦しくなってきました」

   と苦しさを告白されながらも、

「いつの日か、妹夏目雅子のように、
 支えてくださった皆様に、社会に少しでも恩返しができるように、
 復活したいと思ってます。」

   と「恩返し」という言葉で結び、
   夫の小達一夫さんへ振り絞るような哀惜の辞を残してテープは
   終わりました。

己を捨てて、人に尽くそうとする田中好子さんのこの姿は、
「凛」、「りりしさ」、「気高さ」の最高の姿があらわれています。

キャンディーズの皆さんは、もちろん私よりもお若い方々ですが、そのおひとり田中好子さん(スーちゃん)がこのように尊い気高さを持っておられたことに、僭越ながら私は打ちのめされました。

田中好子さんに深く哀悼の意をささげるとともに、田中さんに学ぼうと思います。

そして、田中さんの遺志を無駄にすることのないよう、3・11被災者の方々の復興のために、日本の再生のために人生をささげようと思います。 

                      合掌

【東日本大震災被災地支援の児童会募金活動】

今朝、出勤すると、田中さんの遺志にこたえるかのように、児童会の皆さんが募金活動をおこなってくれていました。
  ↓  ↓ 動画でご覧ください。 

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↓ 昨日の全校朝会で児童会役員の皆さんから、26日から28日の登校時間、2時間目の休み時間、お昼休みにエントランスで実施することが全校児童に告げられましたので、多くの児童が「義捐金(ぎえんきん)」を投じていました。私もささやかですが、募金させていただきました。

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↓ 昨日の朝会では、教頭先生から、児童が作成した「ぼうさいマップ(防災マップ)」の中から、いくつか紹介致しました。防災意識の向上だけでなく、実際に行動できるマップ作りが大事です。

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↓ 児童会のアピールや教頭先生のお話を真剣に聞く子供たち。

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【1年3年5年教育懇談会】

昨日は、奇数学年の教育懇談会も行われました。来客対応のため授業参観のもようを撮影できませんでした。全体会の模様を掲載いたします。

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【心と気持ちが元気になるミクニレッスン】

本年度から、本格的な食育プログラムをあるシェフと提携して始めることを、10日ほどまえから予告してまいりましたが、そのシェフのお名前を明かさないでおりました。

実際に始まりましたので、名前を明かして良いことになりましたので、ご紹介します。

フランス料理界で世界的名声を馳(は)せている三國清三(みくに きよみ)シェフが、その人です。オテル・ド・ミクニをはじめとする名だたるレストランのオーナーシェフでいらっしゃいます。

その名声は私がご紹介するまでもないことですが、名声におごらない大変気さくな方でいらっしゃいます。

授業対象は4年生です。

  動画

 ↓   ↓

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三國シェフには、4年生保護者の方々にも直接かたっていただきました。

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ミクニレッスンについては、このあともこまかく紹介してまいりますので、きょうはこのへんで。

                          (以上)

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コメント(2)

重永校長先生

毎回ブログをいち早くアップされて、素晴らしく思います。
田中好子さんの尊さも先生のお話からよくわかりました。
他人を思いやる心にあふれた方だったのですね。

昨日は三國先生のご説明を聞いて、先生の意図することがよくわかりました。先生が浜辺で、ほやを味わったことがルーツになっていること、若いころご苦労されたこと、今に至るまで、これからの目指すことが、わかったような気がします。

この食育の目的が、御校の教育方針である豊かな心を育てるということに合致しているのかなと思いました。

昨日のミクニレッスンで、味噌汁が昆布とかつおぶしのだしで、とても美味しかったと息子が話しておりました。
今晩、そのように味噌汁を作りました。いい香りがいたしました。「五感」・「五味」を大切に親子で、何事も吟味して、取り組んでいきたいと思います。