本日の教室のようす/送辞@卒業式
(3月24日校長発)
今朝、9時前、茨城県沖を震源とする地震がありました。
東京の震度は3でしたが、ちょっとした揺れでした。
今は 9時半が登校時刻ですから、本校児童は、
・登校して教室にいる児童・卒業アルバム係の旧6年生(各教室10ー20名=校内合計200名近く)、
・登校したばかりの児童(エントランスに20名ほど)、
・登校途中の児童(そのほかの児童多数)
とさまざまでした。
教頭からすぐに校内放送を入れ、机の下に隠れるよう指示しました。
私は、震源地等を確認した後、児童の安全を確認するために、校内を巡回しました。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
- 18日記事にコメントをいただいておりましたが、ご返事が今日になってしまいました。お詫びしてお知らせします。
(続き)
「さっきの地震は大丈夫でしたか?」とたずねる私に、どの教室もみんな
「大丈夫です」と答えてくれました。
卒業アルバム制作のために卒業生も来校していましたが、もう私服ということもあり、
威風堂々とした感じで、ひときわ頼もしく思えました。
なかには、「ちっとも気がつかなかった」という猛者(もさ)もいて、たくましいと思いつつも、
「地震は、気がつくことも大事なんだよ」と教えたり、
「階段を駆けていたから、ちっとも気がつかなかった、へっちゃらです」という子もいて、これまた、たくましいのですが、
「階段は駆けたらいけないんだよ」と注意したりはしましたが、
ほとんどの児童が地震に立ち向かう強い心をやしなっていることを知り、安堵しました。
また、登校したばかりの子が
「おうちは一戸建ての三階建てなんですけど、いまぐらいの揺れでも三階にいるとけっこう揺れるんです」と教えてくれました。
「きっと、お父さんが強い建物にしてくれているはずだから、大丈夫だよ」と答えると、
にっこり笑ってくれました。
本校は、26日修了式まで登校指導を続けますが、あの3・11巨大地震に恐怖心を覚えた多くの児童と教職員が直接こころを触れあわせてケアしながら、少しずつでも児童の心が平静に落ち着いて行く姿を直接確認できるのは何よりのことだと思っております。
今後とも保護者の皆様のご理解ご協力のほど、お願い申し上げます。
↓ 本日の各教室の様子を短い動画ですが、ご覧に入れます。卒業生のアルバム作りも写しました。
1年生だけ他学年よりも長い動画になっていますが、他学年の皆様ご容赦願いますm(_ _)m。
※それから、児童が立ったりカメラに向いて愛嬌をふりまいたりしている教室がありますが、
作業等、そういうスタイルの授業だったり、先生にお客があって休憩時間だったりしての
ことですから、ご理解ください。都市大小には「授業崩壊」はありません(笑)。
【送辞@卒業式:平成23年3月19日】
ご要望におこたえして、5年生のRYさんが卒業生に送った「送辞」を掲載いたします。6年生といっしょに過ごした5年間を振り返りながら、感謝の念をあらわしつつ、自分たちが最高学年となる決意も披歴(ひれき)した、心のこもったとても良い送辞でした。
送 辞
寒さも一日、一日と和らぎ、桜のつぼみもふくらみ始めようとしているこの良き日に、ご卒業を迎えられた六年生の皆様、おめでとうございます。在校生一同、心からお祝い申し上げます。
今、皆様の胸の中には、この東京都市大学付属小学校で過ごした六年間の思い出が、次から次へとあふれ出ているのではないでしょうか。
春の運動会、夏の夏季学校、秋の音楽発表会、冬の競書会...たくさんの思い出を胸に、今日、皆様は卒業されます。私達も、皆様との思い出の数々が、鮮やかによみがえってきます。
思い起こせば入学して間もない頃、希望と不安でいっぱいの私達に、皆様は優しく声をかけてくださり、色々なことを教えてくださいました。全てが初めての私達にとって、皆様は頼もしい存在でした。
旧校舎での学校探検や朝顔の種まき。重い土を運ぶのを手伝ってくれたり、花が咲くまでお世話を手助けしてくれました。私達にとってどんなに心強かったでしょう。
中学年になると、新校舎が完成しました。完成したばかりのアリーナで行われた球技大会...ポートボールでの速いパス回しと勝利に向かって一致団結する皆様の迫力に、ただただ圧倒されたのを覚えています。
春の運動会で一緒に演じた「カラーガード」と「組立体操」。高学年の女子、男子に分かれ、一生懸命練習をしました。
なかなか振り付けを覚えられない私達に、皆様は粘り強く付き合ってくださいました。本当にありがとうございました。皆様の力強くしなやかな動きに感動しながら、自分たちも精一杯演技を披露することができました。
秋の音楽発表会での、皆様の見事な演奏には、いつも心を打たれました。特に昨年披露された『展覧会の絵』は、みんなで力を合わせて一つのものを創り上げるすごさを実感し、大きな感動を覚えました。
委員会活動、クラブ活動、球技大会、縄跳び大会...どんな時も皆様は、下級生に良きお手本を示してくれました。力を合わせることの大切さ、努力することの尊さ...どれも私達を幾度となく励まし、勇気づけてくれました。
明日からは、私達が最上級生となります。皆様とお別れすることに心細さがありますが、皆様のように下級生のお手本となり、力を合わせて、この東京都市大学付属小学校を引っ張っていけるよう、頑張ります。
これから皆様は、ご自分の夢に向かって一人ひとりちがう道へと進まれます。道の途中で、苦しいこと、つらいことがあるかもしれません。でも、どんな時も、夢がかなうことを信じ、最後まで諦めずに頑張ってください。
皆様が「中学校」という新しいステージでも明るい未来を切り開いていけるように、在校生一同、心から応援しています。
最後に、卒業生の皆様のご健康とご活躍を心から願い、感謝の気持ちと共に、送る言葉とさせていただきます。
平成二十三年三月十九日
在校生代表 RY