尊きかな、不屈の人々
(3月17日校長発)
長い休校期間をへて、明日18日子供たちが登校してきます。
- 但し、まだまだ不安の抜けない子たちもいるでしょうし、
交通不順、交通困難、鉄道混雑の地域の方々もいらっしゃるでしょうから、
休校明けと申しましても、登校にご無理なさる必要はございません。
18日は6年生を送る会や学級の時間で午前中いっぱい使う予定ですが、
18日、19日と特段の大きな変化なく、無事に進むことを祈る思いでおります。
児童が学校にいないこの休校期間、先生方が子供が学校に戻ってくる準備を、6年生を立派に送り出す卒業式の準備を、朝早くから夜まで、せっせと進めております。自転車で30kmの道のりを往復して出勤する先生も何人かいます。徒歩、電車、バスを乗りついで朝5時半に起きて、帰りは帰れないので近場に泊まって頑張る先生もいます。
しかし、・・・・・・
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私どもも頑張っていますが、今の日本には私どもの頑張りをはるかに上回る、いや及びもつかない人々がいっぱいおられます。
今夕から「予測不能な大規模停電が突如として起きる危険性がある」とニュースで流れていますが、現時点(午後7時過ぎ)で停電が起きていません。それで、こうしてブログ記事を書いていられるわけですが、停電していないということは、停電回避のための努力をしている人があちらこちらにおられるわけです。
それには、各ご家庭の皆様の節電努力もあずかっているわけです。皆様をふくめ本当に日本全国が一丸となっている思いがします。私もエアコンを消して、これを書いています。
特に、大規模停電に鉄道会社が協力して、さらに間引き運転を強化していることが停電回避に大きいわけですが、そのため鉄道は大混雑のようです。
いまさっき、知人より田園都市線が大混雑だとメールが届きましたが、こういう大混雑を我慢して受け入れる働いている人々の貴重な心がいま日本が崩壊しないよう強く支えています。
なによりも、ここで強調しておきたいことは、福島原発の事故拡大阻止に、命をかけて戦ってくださっている人々のことです。大変危険な放射能レベル地帯に己の命をかえりみず、日本全国のために、いや世界のために入り込んで、原発崩壊を防ぎとめるために戦ってくださっています。
がんばってくださいなどはおこがましい、ありがとう、頭が下がりますと表現するのでは足りない、あなたが無事にもどってくることを祈りますといってもまだ足りない、ほんとうに表現しようのないくらい尊い仕事に打ち込んでくださっています。
そういう人々にこたえるためにも、私たちは強くならなければなりません。我慢強くならなければなりません。そういう方々と私どもの明日を展望しなければなりません。子供をしっかりとした心に育てなければなりません。
明日18日、19日、子供の心に響く、一生心に残る、これからの人生の糧となる貴重な日になるように努力したいと存じます。登校できない児童にも、ご家庭において以上のようなことを話し合っていただけたら幸甚です。
本日は以上です。
田園都市線は午前10時頃まで長津田ー中央林間の間で運休し通常の60%ほどに減らして走ります。ご注意ください。
東急は目黒線以外の路線で準急、急行、通勤特急、特急は走りません。
Y田T雄様
予定通り18日登校の措置と判断しましたことについて、情報提供とご注意喚起のコメント、まことにありがとうございます。
私どもとして念を入れて分析をし(余震発生、突発停電、不測の交通混乱、原発事故避難域の拡大措置が生じたときなどなど)、本日児童を迎え入れることにしました。
※現下の諸般事情にて、登校に無理のある児童は登校免除でございます。
千年に一度ともいわれる大災害のもと未曾有の危機にある日本でございますが、被災地の方々、被災地復興、原発危機対応にあたっている方々に連帯して、児童の安全最優先を念頭に置きつつ、私どもがしなければならないことは、できる範囲でしっかりやっていくということが大事だと思っております。
どうぞご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
ありがとうございました。