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新年を寿ぐ(ことほぐ)行事【餅つき・競書会】

(1月8日校長発)

年明け最初の土曜日は出校日。

3年生、5年生、6年生は通常の授業を始めましたが、1‐2年生と4年生は、新年をことほぐ行事に取り組みました。

4年生・・・

アリーナで、「競書会」に取り組みました。一般には「書き初め」ですが、すでにご家庭等で書き初めを終えている子供もいるでしょうし、本校では、単なる書き初めではなく、文字通り、書の技量を競う会と位置付けておりますので、「競書会」と呼び、児童に取り組ませております。

    • 今日の4年生を皮切りに全学年が来週中に「競書会」に取り組みます。

1‐2年生・・・

楽しみの「餅つき大会」です。春の田植えが実ったもち米をつきました。2学年合同の体験学習ですので、田植えも餅つきも2年に一度の待ち遠しい行事です。例年は2月下旬ないし3月上旬に実施するのですが、今年は始業式翌日と大幅に繰り上げた日程となりました。でもそのおかげで新春をことほぐ行事となりました。もっとも、例年の2月下旬実施は「旧正月」ですし、3月上旬ならば「ひな祭りの節句餅」ですので、ちゃんと祝餅になるのですが。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

 

4年生競書会の模様は写真1枚だけの掲載とし、来週の記事に回します。

【青木先生の指示を静かに聞く4年生】

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私がアリーナに入ってから聞いた範囲ですが、

先生の指導の要点を以下にまとめておきます。

    1. 黙想して心を整えなさい。
    2. 書というのは、皆さんの気持ちが素直にあらわれるものです。
    3. 心静かに落ち着いて書かなければなりません。
    4. でも、小さく細い字を書いたのではだめです。
    5. 大きく太くしっかりした勢いのある書を書くように心がけましょう。
    6. 人の迷惑にならないように、墨をこぼしたときは静かにふき取りなさい。
    7. ほかの学年の迷惑にもならないようにきれいにアリーナを使いましょう。
    8. 書にとりくんでいる間は、おしゃべりをしてはいけません。
    9. 筆が紙を走る音だけが聞こえる・・・そのように取り組みなさい。
    10. それでは、自分の気持ちの準備が整った人から順に書き始めましょう。

【1‐2年生餅つき】

1、前日

 餅つきの準備は前日から始まっています。といいますか、昨年のうちから、経験者の上級生のお父さんたちがネットワークを駆使して、餅つき道具一式を調達し、前日の1月7日にすべて運び入れてくださったわけです。

↓ これが一式。火をくべる薪(まき)もビニル袋に入っています。

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↓ お母さん方も前日から準備に取り組んでくださっています。何をされているかは後で種明かしします。

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↓ お母さんが準備をなさっている間、子供たちも静かにお勉強や何やをして待っています。

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2、本番

いよいよ本日です。

 朝はもう6時半ごろからもち米を蒸し上げる作業に取り組んでくださっていました。

 私は一番乗りの方より早く出勤しようと考えていたのですが、遅れてしまいました。面目ない。

↓ 校庭にわたる蒸籠(せいろう)の湯気や薪の煙がとてもさわやかです。

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↓ 薪くべは、ときに煙にむせるつらい仕事ですが、一生懸命こなしてくださっています。

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↓ 子供たちはまだ始業前ですが、それからつき始めたのでは間に合わない。

↓もうそろそろつき始められるかなと、お米の蒸しあがり加減をみるお父さん。

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↓ さあ、搗き(つき)始めです。

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↓ 搗きあがりの餅を飯台に運ぶ。どうでしょう、おいしそうに粘りのある餅が搗きあがりましたね。

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↓ 私も負けじとお父さん方、皆さんが頑張って杵(きね)をふるってくださいました。

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↓ 子供たちが揃いました。まず最初にお父さん方にお礼とお願いを申しました。代表の子供が二人前に立って口上(こうじょう)を述べてから、全員で「よろしくお願いします」と。

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↓ 子供たちのお願いを聞き届けて、「頑張ろう」と思いをあらたにしていただいているお父さん方です。(二枚の写真に分割しています。)

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↓ さあ、子供たちに頼まれたら、もっと気張らなきゃならないお父さん方。力が入ります。

 

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↓ 餅をこねる役割のお父さんも一生懸命です。

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↓ 餅つき体験は、ただお父さん方にお願いするだけでなく、道具一式が何に使うものなのか、もち米はどうやって蒸すのかについて勉強するのこそ体験のいちばん大事なところ。

↓ 大先輩のお父さんが、竈(かまど)、竈にかけるお釜(おかま)、その上にお米をいれた蒸籠を乗せるなど、丁寧に教えてくださいました。

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↓ そして蒸し上がったお米を見せられて、わーッと言いながら覗き込む子供たち。とても勉強になります。

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↓ その蒸し上がったお米を臼(うす)に入れる瞬間。ここでも、ワーッと喚声があがります。

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 臼に入れた蒸し米はいきなり搗く(つく)わけではないことも勉強します。

↓ 最初は捏ね(こね)なて、ある程度まで粘りを出してやることが必要です。

そうしないで勢いよく杵(きね)を振り下ろすと、お米はばらばらに飛び散ってしまいます。

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↑ 子供たちは森島先生の「♪ こねこねー ♪」の音頭にあわせて、♪こねこねー♪を繰り返していました。

↓ そして、いよいよつき始める段になると、一斉に「よいしょー」と大声をはりあげながら、感心感嘆の表情で見つめます。

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↓ さあ、いよいよ自分たちも餅つきを体験する番が来ました。

↓ 1‐2年総勢160名が全員搗くわけですから、これは時間がかかりますが、お父さん方は辛抱強く指導してつきあってくださいました。大人用の重い杵(というか、杵というものは重くなければ駄目なので、すべては大人用)なので、自分で持ち上げられない子供はお父さん方に手伝ってもらいます。

↓ 他の子の餅つきのようすをながめる表情もとても良いですね。 

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↓ 全員の分を掲載できないのが申し訳ありませんが、ご自分のお子の姿を想像しながら数枚の写真をご覧ください。

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↓ 搗きあがったお餅を小分けに捏ねとる(こねとる)のはお母さん方。これも大変な作業です。

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↑ 全部のお米を搗きあがりました。子供たちはそれぞれにお皿に盛りつけてもらったお餅をいただくのですが、お母さん方は大変です。

↓ お父さん方も搗きあげてほっとする間もなく、こんどは、後片付け。お釜はすすけていて、洗い落とすのが大変です。

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↓ 皆さん、総がかりで後片付けをやってくださいました。

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↓ 子供たちは思い思いの場所で仲良くおいしそうにほおばっていました。

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↓ 子供たちに渡ったのはお餅だけではありませんでした。

↓ さあ、これは何でしょう?

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↑↓ 一番最初に掲載した写真で、お母さん方が前日から作っていただいた豚汁(トン汁)でした。

 一晩ねかしたトン汁だけにとても美味。お餅とあわせて幸せ感ただよう校庭でした。

↓ それで最後にもう一度、お母さんたちのトン汁つくりのもようを掲載しておきます。 

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以上で餅つき報告を終わりますが、お母さん方、お父さん方、本当にありがとうございました。

 

 

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コメント(2)

今回初めてトン汁が出てきて、お餅と最高のカップリングでしたね。前日、当日の2日にわたり準備・調理頂いたお母さん方に本当に感謝したいです。天候もよく、子供達も最高の笑顔がはじけてましたね。今後も都市大小の良き伝統行事として続くことを祈ってます。
餅つき大会にお手伝い頂きましたお父さん・お母さんの皆さんありがとうございました。

おやじ

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