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後日譚(4年生の社会科見学に関連して)

(7月2日校長発)

【4年生社会科見学の後日譚】

6月10日、4年生の社会科授業で、世田谷区からゴミ収集車の内部が見えるように改造された「カッティングカー」に来ていただいて、清掃局の皆さんの教えを受けたことは、次の日付の「先生ブログ」で4年担任より報告されました。

そして、このカッティングカー見学のおよそ一週間後の6月16日に、「中央防波堤ー新江東清掃工場」の社会科見学に行きました。

今日の記事はその後日譚(ごじつたん:今は「後日談」ともいいます)です。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧願います)

 

4年生は、新江東清掃工場を社会科見学した感想をひとりひとりしたためたのですが、それを大きく寄せ書きにして、清掃工場の方々にお礼として送ろうということにしました。

↓ 下の写真がその一部です。

丸い色紙に一人ひとり書いたものを寄せ書きにしつらえています。

梅雨時のあじさいの花になぞらえた色づかいに工夫のあとがうかがわれますね。

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上の写真の中から、4名の分を拡大して掲載します。全部を拡大したいところですが、ご勘弁ください。文面から、4年生が何を学習したか、よく読み取れます。ほかの人たちが書いたものも同じように、しっかりした文面でした。新江東清掃工場の方々は、丁寧に読んでくださるでしょうが、きっと喜んでもらえると思います。

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学年主任の青木先生の話によると、新江東清掃工場には、毎年見学に行っており、先日見学に行った時に、昨年の5年生の寄せ書きが、今も掲示されていて、子供たちが大変感動、感心したそうです。それで、自分たちも感謝の気持ちを形にして送ろうとなったというのですね。

良き伝統は、このようにして受け継がれていくのですね。都市大っ子、すごいな。

それでは、子供たちの寄せ書きから抜粋した文章を箇条書きにして掲載いたします。

学習内容の感想だけでなく、時候の挨拶も十分に心を打つ表現がなされています。流し読みではなく、ぜひとも全部お読みいただければと思います。

江戸時代の指導階層の人々は、子育ての要諦の一つとして、数え年の12歳(満年齢では10歳後半から11歳)までに、形のととのった手紙を書けるようにしなければならないと考えていましたが、小学校5年生はちょうどその年齢にさしかかるところです。

そういう意味で大変立派な学習指導を受けていることになりますね。校長として大変うれしく思いました。

それでは、子供たちの堂々たる文面をどうぞ。 

【お便りの文面(抜粋)】

<時候の挨拶篇>

    • 「葉からしたたる雨水がいっそうアジサイを色どるワンダフル♪な季節になりました。」
    • 「雨がふり、じめじめとした季節となりました。お元気ですか。」
    • 「アジサイがキレイに見える季節になりました。」
    • 「雨がふりつづいてうめ立てるのが大へんな季節になりました。」
    • 「いよいよあさがおがきれいにさく季節になりました。みなさんお元気ですか。」
    • 「あじさいのむらさき色がきれいですね。お元気ですか。」
    • 「色とりどりのきれいなあじさいの花がさきみだれる季節ですね」
    • 「雨つぶがキラキラ光る季節になりました。お元気ですか。」
    • 「子供たちがあせをかいながらも元気で楽しく遊んでいます。お元気ですか。」

<勉強したことの感想篇>

    • 「ぼくは新江東清掃工場の見学を楽しみにしていました。外から見たらすごく大きいたて物でびっくりしたし、灰クレーンとゴミクレーンがすごく大きくてびっくりしました。」
    • 「すごい大きいゴミピット、ゴミピットと同じぐらい大きい炭ベンカーや24時間こうたいで回っている中央せいぎょしつ。ぼくも今ぼみをいっしょうけんめい分別しています。」
    • 「ぼくはゴミクレーンが12t(トン)もとれることがわかったし、焼却炉では、800℃以上で燃やしていることもわかりました。ぼくは、ごみがどこに運ばれるかも知りました。いつか見学に行きます。」
    • 「燃えるゴミを燃やすと20分の1になること、燃えないごみを燃やすと黒いけむりが出てしまうこと。そして清掃工場の人たちが一生けん命はたらいてくれていること」
    • 「ゴミのひみつはすごかったです。」
    • 「ゴミクレーンが開くと、ゴミバンカーなどを上から見れる所ぐらい開くと聞いて、びっくりしました。」
    • 「ビデオでクイズに答えるのもとても楽しかったです。」
    • 「最後の埋め立て地、新海面処分場があと5?60年でゴミでいっぱいになることを知りました。...僕の家でもエコ活動をしようと思いました。」
    • 「埋め立て処分場に行って、わたしはちょっとくさくて、これで毎日仕事をしているなんてすごいなーと思いました。わたしもリユース、リサイクルをちゃんと守り、最後の処分場が長く使えるようがんばります。」
    • 「特に心に残った事は、ツバルという島がしずみそうになっていることです。CO2削減に協力したいです。機会があったらまた来たいです。」
    • 「僕が一番おどろいた事は、サンドイッチ工法には、さまざまな効果があり、とっても役立っているということと、後50?60年でうめつくされてしまうということです。」
    • 「ツバル島の水位があがり大変にこまっている事や、テレビのコンセントをつけっぱなしにしたらCO2が出る事や、一番CO2を出すのはレジ袋だから、あまりもらわないようにする事とかです。この事は妹に教えます。」
    • 「私は最初、中央防波堤は何をするところかと思いました。そしたら、ゴミをうめたてるところでした。」
    • 「ぼくが中央防波堤で学んだことは、いろいろあり、またたとえば、海の水が上がってきて島がおぼれてしまいそうになっていることや、うめ立て地の広さです。」

 以上です。

 

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