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歯はなぜ大切か、またコメント投稿について

(6月21日校長発)

1年生の梅ジャム作りのこととか、校内展示の生徒作品のこととか、授業のこととか、いろいろと書くことがたくさんあるのですが、今日は、先週予告しておいた通り、本日の全校朝会でお話したことについて書きます。

そのほかのことは他日を期すということで、ご了解願います。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

※この間、コメントを投稿してくださった方がいらっしゃいます。学校ブログの性質上、すべてのコメントをアップできないのが申し訳ないことですが、そのことについても、本記事の最後で触れさせていただこうと思います。

 

【全校朝会「校長のお話」】

週の始まりを告げる定例の全校朝会がありました。

黙想のあと、校長のお話ですが、今は座って聞いてもらっています。下の写真は、校長の話のあと、児童会役員さんが話しているところですが、座っていても、このように、「体育座り」で、整然と聞いています。

全部が終了後、司会の別府先生から「最初から最後まで一言も私語がなく、とても立派でした」とおほめの言葉をいただきましたよ。

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↑ 上の文中、「今は座ってきいてもらっています」と書きましたが、実は何週間か前の全校朝会で、私が大失敗を「やらかした」のです。

 その日は、座らせないまま校長のお話を長々と、しかも、(打ち明け話なので怒らないでお聞きください)、運動会直後で久しぶりの全校朝会だったため、全校朝会があることを失念しており、当日の通勤途中に思い出したという日なのです。そういうわけで、通勤途上、急遽(きゅうきょ)用意した話だったため、我ながらまことに要領をえない話になってしまいました。

 もう蒸すようになった時候でしたから、要領をえない話を、立たされたまま聞かされた子供たちはたまったものではなかったのですね...私はあとで教わったのですが(これも申し訳ないことでした)10人以上の子供がたちくらみを起こし、気分が悪くなったのです。

 本当にごめんなさいでしたが、あとで、生活指導部の先生から私はきつくお叱りを受けました。

 それで、今は座ってもらって聞いてもらうようにしています。準備をしても話が要領をえない話になっているのは勘弁してもらうとしても、大事な大事な御子方が立ちくらみを起こすようなことだけはしたくないと思っております。

  •  ※ちなみに、失敗した日の話は「相対的、客観的」のちがいと相対性理論をむりやり結びつけて、なんとアインシュタイン博士の名前まで持ち出したのでした。自分でさえ理解していない話を子供に聞かせようというのですから、子供たちが理解できるはずがない。それでも理解してくれた子供は、その子が偉い。

歯はなぜ大事か@今日の朝会のお話】

 さて、前置きが長くなりましたが(これも私の癖...ご寛恕ねがいます)、今日のお話です。

 サッカーのワールドカップたけなわなので、それをマクラにして、「皆さん、ワールドカップをテレビで見ている人」とききましたら、3分の2ほどの子が手をあげました。

 予想していたところではありますが、私としては、子供にとって大事なことは、「よく学び、よく遊べ」、そしてもうひとつ「よく眠る」があると思っています。

 それで、「夜中のワールドカップ放送は見ないで、やすみなさい。どうしても見たい試合は、お母さんやお父さんにビデオに録画しておいてもらってお休みの日などにみるようにしなさい」と申しました。

 リアルタイムで放送されているのに、それを見るなというのは、実に酷なことですが、やっぱり、子供は我慢して眠ることが大事です。たかが二週間ぐらいという気持ちがあるかもしれませんが、一度つけた癖はなんども出てきます。ご家庭でもご協力いただければと思います。

 では、本題の話です。

  • 以下の記事に関連して、保護者の方の中には、岡村先生と同じ歯科医の方々もいらっしゃいます。専門医ゆえ、お考えが違うところがあるかもしれませんが、私に免じて(専門外の私に免じてというのも変な話ですが・・笑)ご勘弁願います。なお、以下、もちろん文責は私にございます。

 子供たちには、金曜日の歯科検診のあと、校医の岡村先生が「歯が大事である」理由として、5つのことをあげられたことを紹介いたしました。岡村先生のホームページにも書いてあることですが、1 発声、2 呼吸、3 咀嚼、4 接触、5 体動 の5つです。

↑ 低学年にはとても難しい漢字がありますし、高学年でも小学生には難しいところがありますので、

↓ 私なりに平たい言葉になおして、紹介しました。声を出す、息をする、よくかむ、ふれあう、うごかすという5つの言葉になおして紹介しました。 

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↑ 歯が大事な理由の一つは、しっかり「声を出す」ことができるためだというのです。確かにお年寄りが総入れ歯をはずして話されるときはよく発声できないですよね。

 また、息をするために歯が大事だというのです。確かに歯がなくなると口はすぼまりますから、呼吸という点でも大事だというのはうなづける話です。

 そして、物を良くかんで消化をよくするために、何よりも歯は大事です。

 こうして、健康な体、健康な心をやしなって、人との優しいふれあいができるようになり、体を元気に動かすことができるというわけです。

 だから、都市大小学校のみんなは、歯を大事にして、みんなと仲良くし、いじめなどはしないような優しい人になってほしいと結びました。

 それから、写真にも写してありますが、岡村先生の「口は、健康の入り口、病気の関所」という標語も紹介しましたが、「関所」というのは低学年の子には難しいことですので、先生やおうちの方にお聞きなさいと言っておきましたので、よろしくお願いします。(私が理解していないから、逃げたのではありません、時間が足りないがゆえのことです、念のため...笑)

 最後に、「8020運動」を教えておきました。人間は「親しらず」を除いて上下28本の歯がありますが、そのうち20本を80歳になっても残すようにしよう、そのため歯磨きをしっかりやろう、特に寝る前の歯磨きが大事だということだよということです。ちなみに、校長の私はいま25本残っていますと自慢しておきました(校長が自慢してどうするのだという突っ込みはご勘弁を...笑)。

 そうしましたら、授業観察で図工の教室に入ったとき(図工や理科の授業に行ったときは、作業をしている子供に話しかけたりするのですが)、ある子が「うちのおじいちゃんは80歳を超えているのですが、20本以上歯が残っているのですよ」と話しかけてくれました。「8020運動は20年ほど前からだから、今、80歳の方が20本以上残しておられるのは、とても素晴らしいことだね」と答えたら、「おじいちゃんに伝えておきます」と笑顔で応じてくれました。こういうときも小学校教師の冥利につきるときです。

↑↑ 上の写真には児童会役員さんがいっしょに入っています。私がカメラを向けていましたら、写真に入りたいというので、パチリというわけです。掲載の了解をとってございます。

↓ 二人を撮ったあと、「校長先生も写真にとってあげます」と言ってくれましたので、お言葉に甘えました。

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【コメントの投稿と掲載および私からの回答コメントについて】

本日の記事、大変長くなっているところで恐縮ですが、本件については急いで申し述べておいたほうが良いと思いますので、本日のうちに書いておきたいと思います。さらに長文が続きますこと、ご了解のほどお願い申し上げます。

  • ※本当に長文です。老婆心ながら、ここまでお読みいただいてお疲れの方は、明日、あらためてご覧いただいても良いかと存じます。

さて、毎日更新し始めて1か月半ほどになりますが、数日前からコメントをぽつぽつと頂戴するようになりました。お仕事や家事にお忙しい保護者の方々が学校に頻繁においでになることはできませんので、こういうスタイルで私どもとのコミュニケーションをとっていただくことは、まことに嬉しいことでございます。感謝申し上げます。

コメントについて、以下、箇条書きいたします。

  1. 投稿ボタンを押しても、スパムコメント防止機能が働いて、すぐにはアップされない仕組みになっております。いたずらを避け、保護者の皆様と円滑に交流を進めるためにコメント欄を設けておる趣旨からそのようにしております。したがって、コメントのアップは早くても一日ほどかかることをご了解願いたいと存じます。
  2. また、コメントをいただいても、すべてをアップするとは限りません。教育をつかさどっている学校のブログという性質から、開示には制限があることをご了解ください。悪意でなくてもそのコメントを開示すると、無用の憶測を招いたり、また、児童や保護者の間に不必要な話題の種をまくことになったりして、教育を進める上で困難が生じると私どもが判断した場合には開示を差し控えさせていただきます。
  3. しかし、保護者のコメントである限り、私どもは、どんなコメントであっても善意で真摯な態度によるものと受け止める所存ですので、アップしなかったからといって、投稿された方に対して私どもが気分を害しているということではございませんので、その点はご安心いただきますよう、強くお願い申し上げます。
  4. ただ、せっかくのコメントが陽(ひ)の目をみないばかりか、私どもがそのことについてどう考えているかが伝わらないのでは、投稿された方は、投稿したことがかえってストレスになることもあるでしょう。その解決方法としては、本当は学校においでいただくのが一番なのですが、学校においでになれないからこそのコメント投稿ですので、それを言うのは野暮だと十分承知しております。では、どうしたら良いか考えてみたいと思います。
  5. とりあえずは、必要に応じて、本記事のなかで(終りのほうになりますが)、お答えするというのが一番良いだろうと思っております。もちろん、上記2に書きましたことから、内容を書くわけにはまいりませんので、遠回しの表現になります点はご了解願います。また、すべてに必ずお答えできるかどうかはわからないということもご理解ください。
  6. 基本的には、学校ブログのコメントというものは、学校への激励、ご協力の趣旨から投稿されるということが一般的でございますが、そういうコメントに対する感謝の気持ちは大変大きいものがございます。が、そういうコメントでなくてはならないということはございません。
  7. ただ、私どもに至らぬことがあったとしても、全教職員一丸となって御子様方の健やかな教育のために英知を集めて学校運営をしていることをご理解いただいて、罵詈雑言、中傷、激越な表現の類はおやめいただければと存じます。そういうコメントは読むだけで私どものストレスにつながり、ひいては学校教育が壊れるもととなります。(今までにいただいたコメントは、アップしていないものをふくめて、そういう類のものはございませんので、その点もご安心ください)。
  8. 7に書きましたようなコメントが、今後、仮に届いたとしても、基本は、3に書いた通りであることは変わりません。表現の問題だろうと理解してまいりたいと思います。ただそれでも、できるかぎり、私どものストレスにならない表現を心がけていただければという主旨をご理解願います。
  9. 最後に、申し添えておきたいことでございますが、現在、本校の「先生ブログ」のような学校ブログを作っている私立小学校はそう多くはありません。また、ブログを設けているところでも毎日更新に挑戦しているところ、ましてコメント欄を設けているところはほとんどありません。毎日更新はともかくとしましても、他校がコメント欄を設けないというのは、上記2と7にあげたようなコメントの対応に追われて肝心の学校教育に専念できないと困るという考えからなのです。
  10. 私どもも、他校と同じ考えで、コメント欄を設けないという選択肢もありえたのですが、昨年の開設時から、コメント欄が設けてあり、私が校長になりましてからも閉鎖いたしませんのは、保護者と学校との綿密な交流という本来の意義を優先しているからでございます。その点を十二分にご理解いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
  11. 以上、縷々(るる)申し述べてまいりましたが、言葉が足らぬところもあろうかと存じます。お許しください。

※最後になって大変申し訳ありませんでしたが、6月20日にいただいたコメントでアップしていない方へのご返事ですが、私としましても、掌握していたところでございますし、改善に向けて今後とも努力してまいります。ご心配、貴重なご意見、本当にありがとうございました。

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