「詩」の力
(6月11日校長発)
2階、4年生のオープンスペースに、運動会の思い出作文とともに、運動会をうたった詩が貼り出されています。4年生の作品です。そのうちから、いくつかの詩をご紹介したいと思います。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてください)
今日は午後出張になりますので早い時間のアップです。
【詩の力】
↓オープンスペースに張り出してある四年生作の詩です。
今は故人となった水野晴郎さん(映画評論家)の名セリフ「映画って本当に良いものですねー」をパクるわけではありませんが、私は「詩って本当に良いものだ」と思っています。
詩は、言葉を厳選して(吟味=ぎんみするといいます)作って、でも、こっちの言葉のほうが良いかなと別の言葉になんどなんども置き換えて(推敲=すいこうするといいます)、漢字がよいかなひらがなにしようかないやカタカナがいいなとか、段落を変えようかこのまま一行にしようかとか、いろいろと考えた末に出来上がってくるのが詩です。
短い文を作るのに脳味噌は汗だらけになります。作り上げた後は、体もぐったりとなるほど疲れます。そういうものが詩です。だから、詩は力を持っています、完成した詩は人を励ましてくれます。
脳味噌が汗をかかず体も疲れないで詩を作れる人は天才です。そんな人もいますが、子供のころはいっぱい脳味噌に汗をかいて詩をつくりましょう。
それでは、いくつかの作品をご紹介します。全部すばらしいので、全部紹介したいのですが、お許しください。
「短距離走」
短距離走
2等をとれて
さいこうだ。
赤組の2点はぼくが
とったんだ。
こんどは、1等を
とりたいな。
(STくん)
「やったー№1」
ついにやってきた短距離走
空には大きな雲
ゆっくりゆっくり動いてく
ドキドキしてたけど
一位になる自信はあった
"よーいドン"
私はかまえ
すごいスピードで走り出した
どんどんみんなを追いぬかし
さい後の一人の真横にやってきた
横もいっさい見なかった
一生けんめい走った
私は一位になったと知ったら
ゴールでガッツポーズをしながら
"やったぁ"ってさけんでしまった
すごい気持ちよかった
空から吹いてくる風が
"おめでとう"と言ってるみたいだった
(SNさん)
「初めてのおうえんだん」
おうえんすると
勇気がわくよ
おうえんすると
いつか優勝するよ
おうえんすると
みんなの心が一つになり
おうえんすると
みんなの心があったまる
(YMさん)
「リレー」
"位置について、よーい、ドン!"
私は走り出す。
いつもより時間が早くながれる。
四位でバトンタッチ。
結局五位。
でもこれはバネなんだ。
びっくり箱のバネみたいなものなんだ。
これがなきゃ何も出来ない。
びっくり箱はまだ未完成なんだ。
だから私は作り上げてみせる。
これはまだ終わりじゃない。
私は落ちこんだりしない!
(SMさん)
「大声の応援」
応援で
パワーを送った
なぜならば
これでみんなががんばれるから
相手にも
応援したよ
なぜならば
みんなで楽しく
競いたいから
(KIくん)
「ゆうしょうしたしゅんかん」
"ザワザワザワ"
いよいよけっか発表
まわりはザワメキ
わたしの心はドキドキ
そしてけっか発表!!
青い声がわきあがった
(ETさん)
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