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梅ジャム体験@1年生の恩返し

(6月23日校長発)

昨日の「先生ブログ」は5年生からの発信でした。

社会科の授業で、本物のカツオや釣竿を使ったというレポートでした。

こどもたちにとって大変貴重な体験だったと思います。

高等教育にかぎらず、初等中等教育においてこそ、実習授業は当然のことながら、普通授業において、教室に「ホンモノ」を持ち込むことの重要性が(物によっては精巧に作られたレプリカでも良いのですが)、一般的に語られるようになってから、もう20年以上になると思います。

そうはいっても、なかなか「ホンモノ」を持ち込むことは「言うは易し(やすし)、行うは難し(かたし)」なのです。

しかし、都市大小学校において、そういう素晴らしい授業実践が行われている一端のご報告が昨日の記事でした。そういうこともお考えいただいて、昨日の記事をお読みいただくと嬉しく思います。

ところで、思いっきり脱線しますが、カツオの醍醐味といえば、一本釣りであることに異論はございませんが、やはり「食す」ことが一番。私はカツオが大好物です。初夏から秋の戻りガツオまで、毎日カツオでも良いぐらい。

5年生の保護者の皆さん、子供がカツオのお勉強をしたこの機会に、ご自身でカツオをさばいてご家庭の食卓に供してみませんか。

インターネットで「カツオ」を検索すると、Youtubeで「カツオのさばき方」を見ることができます。

※今日の記事の続きというか、本題の梅ジャム体験は、↑↓見出しをクリックしてご覧ください。

 本題に入る前に、もう一筆しておきましょう。 ↑ 上記で、5年生の保護者の方に、カツオさばきに挑戦することをおすすめしましたが、どこかから、校長はできるのですか という声が聞こえてきそうです。私は、【いちおう】できます(断言していいのかな・笑)。田舎が九州ですが、里帰りしたとき、たまにやります。

ところが、こっちの自宅には、出刃包丁をそろえていないのです。

それでも、先日、たかをくくって文化包丁でやって家人をびっくりさせてやるかと、実際に取り組んだのです。ところが、文化包丁がなまくらになっておりまして(なまくらでなくても文化包丁で挑戦というのがすっとこどっこいなわけですが)、せっかくのカツオをぐっちゃぐっちゃにしてしまいました。

まあ、家族は我慢して食ってくれましたが、その後におとずれた父の日のプレゼントがなんと新品の出刃包丁。うーん、まいったという感じです。その出刃、まだ使っておりません(笑)。

【梅ジャム体験@1年生の恩返し】

6月にはいって、1年生が梅ジャム体験に挑戦しました。

↓ 青い梅をきれいにあらって、砂糖などの材料をそろえます。

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↓ エプロンと頭巾(ずきん)に身を包んで、子供たちも準備万端(じゅんびばんたん)です。

 1年生とは思えないぐらい格好もぴたりときまって、とっても誇らしげですね。

 ただ、自分一人では結べず先生にお手伝いしてもらった子もいて(最初はそれでよいのですよ)、先生に「次からは、エプロンなどの結び方をしっかり覚えてきましょうね」と指導を受けていました。1年生の皆さん、おうちでしっかり練習しましょう。ご家庭でもご指導にご協力願います。

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↓ さて、梅をつぶして最後の仕上げは、放課後、担任の先生がしてくれました。弱火で根気よくときつづけます。だんだん飴色(あめいろ)に仕上がり、冷蔵庫に保存。

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↓ さて、いよいよ、お楽しみの試食の日。

 この日は、自分たちだけが食べるのではなく、日ごろお世話になっている5年生のお姉さん、お兄さん、同じフロアでなじみの2年生のお姉さん、お兄さんにおすそ分け。おすそ分けというより、恩返しですね。人としてとても大事なことができるのは、とっても立派です。

↓ 私のところにもおすそ分けを持ってきてくれました。ありがとうございました。とてもおいしかったです。

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↓ みんなで分担して、5年生、2年生の教室、また職員室の先生方のところへ分けてくれました。

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↓ 教室の様子。自分たちが作っただけあって、みんな、とてもおいしそうにしています。

 でも、すっぱいという声も。そのあと、すぐに、すっぱいけどおいしいと続きました。梅ジャム体験は、すっぱいものをできるだけ甘くおいしくたべることができるかという体験授業ですから、これは大成功でした。1年生の皆さん、良いお勉強ができましたね。

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また、青梅がジャムにすると飴色(あめいろ)に変色していることにも気がつきました。先生に「そうだね。火を通すと、食べものって色が変わったりするんだよーー」と教わり、ここでも、良いお勉強ができました。

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↓ さて、教室の隅に目をやると、梅をつけた瓶(びん)が・・・まさか、と思いながら、これは何かなと尋ねると、こどもたちが一斉に「梅シロップです」と答えてくれました。・・・私の心を見透かして(みすかして)、「梅酒じゃないですよ」とは誰も言わなかったところが偉い(笑)。

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