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なぜか、変な修学旅行?

 東京都市大学付属小学校と名が変わる。首都大学?都立大学?紛らわしい名であるが、関西へ行くとあまり頓着なくその名が受け入れられる。

 修学旅行の行く先々では、老若男女、特に地方から来た中学生や高校生からは、6年生の一行を振り返って「あれ、小学生?」「にしては、大きい子もいるし、中学生かもな?」「東京から来たどこそこのお坊ちゃん、お嬢ちゃんなんやろ。」「私立なんやろ、頭もいいんやろ。」などと言われて珍しがられ、挙げ句の果ては、外国人からカメラで写されて、「京都」での人気者。セーラー服にジャケット姿の革靴、併せて背負う女の子のバッグは、カラフルな柄の都会的な派手なものばかり。奈良の古寺や土塀に小気味よくマッチして絵になる光景。特に、「東京都市大学」と仰山な名前が付いているから、もう大変な学校なのだろうといったまなざしで注視される。

 なんだか、付き添っている私までもが、まるで異人種のような好奇な目で見られてしまうはめになる。

 疲れるけれど、でも、とても楽しかった京都、奈良の修学旅行であった。

(記:東京都市大学付属小学校 教頭 板橋昭夫)

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