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令和4年度 第六十七回 卒業証書授与式

3月15日に、第67回卒業証書授与式が厳粛のうちに行われました。
八〇名の子ども達が、学び、遊び、6年間の思い出のたくさんつまった付属小学校から旅立ちました。
おめでとうございます。

校長式辞
暖かな春の日差しを浴びて、校庭の桜も開花を待ちきれない様相になってきました。間もなく東京都市大付属小学校にも春本番が訪れようとしています。

~中略~

本日の式を盛大にとり行えますことは、誠に光栄なことであり、この上ない喜びとするところでございます。感謝申し上げます。

はじめに、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、今日の日を心待ちにしておられた保護者の皆さま、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
さて、卒業する八十名の皆さん、皆さんは先ほど式場いっぱいの温かい拍手に迎えられ、りりしく凛と胸をはり、入場して参りました。
あの拍手は、皆さんのこれまでの努力と、活躍を讃え、皆さんをお祝いする参列者全員からの拍手だったのです。
今は、厳粛な雰囲気の中で、一人ひとりがしっかりとした歩みで、壇上に上がり、卒業証書を受け取りました。その姿はとても立派でした。そこには都市大付属小学校最上級生としての自信と、「これから中学生になるのだ」とう強い意志と、自覚を感じ取ることが出来ました。

~中略~

事あるごとに話してきた、「中学入試はゴールではない」という事、そして、今お話しした大人の資質にも関わることです。今日の卒業、そして四月からの中学校生活も、皆さんの長い人生の中では、一つの通過点なのです。人生は学びの連続ですから、じっくりと時間をかけて学び続けていって欲しいのです。学びを止めた時に、その人の成長は止まってしまいます。また、人生は今日のように、楽しいことばかりではありません。数多の困難にも遇することもあるでしょう。
しかし、それを乗り越えていくのは、皆さんの知恵と、知識と、判断力です。だから、学び続けて欲しいのです。将来、立派な紳士、淑女になる皆さんには、学び続ける努力を期待しています。

終わりになりましたが、保護者の皆さまに一言ご挨拶申し上げます。
皆さまのかけがえのないお子さまをお預かりして六年が経ちました。この間を見守ってこられた保護者の皆さまには、今日のお子さまたちの姿に、ぞや感慨深いものがあるのではないでしょうか。
本日ここに、小学校の全過程を無事に終えて、本校から巣立つこととなりました。私ども教職員は、お子様の健やかな成長を願い、微力ではありましたが、全力で、教育にあたってまいりました。これからも、成長し前進していくお子様方を見守り、応援していく所存でございます。六年間にわたり、本校の教育活動へのご理解と、温かなご支援をいただくことができましたことに、心から感謝しております。この場をお借りして、篤く御礼を申し上げます。

卒業生の皆さん、皆さんの大いなる前途に、幸多からんことを心より祈っています。どうか東京都市大学付属小学校の卒業生であることとの誇りと、自覚、そして後に続く後輩たちのためにも責任を持って、前進してください。それが、私たちの願いです。
それでは、そろそろお別れの時がきました。いつまでも体を大切に、お元気で、さようなら。


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