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2月27日 月曜朝会 三寒四温

おはようございます。
いよいよ明後日から学校にとって最後の月、3月に入ります。
一年を締めくくる6年生の卒業や5年生以下の皆さんの進級修了式など、大きな行事を終えると、令和4年度が終了します。勉強や学校生活が一年を締めくくるにふさわしい内容であることを願っています。
さて、この頃は冬から春に向けての気候の移り変わりが目まぐるしく変わってきているのを感じていますか?天気の用語では「三寒四温」といいますね。皆さんも聞いたことがあるでしょう。もともとは朝鮮、中国大陸の東北方面の冬の天気に由来しています。冬は寒い日が三日、暖かい日が四日続き、寒い時は晴れ、暖かい時は天気が悪くなる、ということでした。これは、冬にははるか北からやってくるシベリア高気圧の勢力が、一週間くらいの周期で変化することで、高気圧が強くなると冷たい空気が吹き出して気温が下がり、弱くなると温かい空気が入ってきて気温が上がります。それにより天気が悪くなる現象が起きるのですね。
本来は冬の季節の言葉として用いられますが、しかし、日本では中国大陸のような現象は、冬よりも春の方が起こりやすく、低気圧と高気圧が交互にやってきて、周期的な寒暖の変化を繰り返すのですね。このことから、寒暖の差がはっきりと表れる二月から三月に、寒い日が続いたかと思うと暖かくなり... を繰り返して冬から春へ季節が変わっていく、というニュアンスで使われることが多くなりました。
中国での冬の季節を表す言葉から、日本では冬から春に向けて暖かくなっていくことを三寒四温と呼ぶようになったのです。
私たちが少しずつ感じるようになった春の予感ですが、自然の様子はどうでしょうか。
家庭の庭の花が少しずつ咲き始め、校庭や木々のつぼみが膨らみ始めているのに気が付いた人はいますか?

肌で感じる気温や空の様子、春に向けて花や葉を出す準備を進めている木々、活発に動き出している鳥たちなど、季節の移り変わりを感じることが出来るのは、春夏秋冬の四季がはっきりしている日本のありがたさだと感じています。いつも同じ気候の中に生活していたら、自然の山や木や花の色の移り変わりを美しいと感じる目や心は、育たないのではないかと感じています。ぜひ皆さんも身のまわりの自然の変化を敏感に感じる目と心を養って欲しいと思います。

今週3月3日はひな祭りですね。女子が健康に育つことを願ってのお祝いです。それぞれの家庭でぜひ祝ってもらってくださいね。

校長先生のお話の後、校内の計算力大会と明治神宮書道展入賞児童の表彰を行いました。
入賞した児童の皆さん おめでとうございます!

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