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2月6日月曜朝会「建国記念の日」

皆さんおはようございます。
節分、立春が過ぎ、暦の上では春を迎えました。今日はなんだか春を思わせるような暖かで気持ちの良い日になりました。
本当の春までは、もう少し冬は続きますが元気に過ぎしていきましょう。

今日から、中学受験に挑戦していた6年生が登校をしています。在校生みんなで6年生の受験を応援をしていました。6年生の皆さん、本当におつかれさまでした。
さて、一人ひとりの中学入試はどうだったでしょうか?
大成功だったといえる人、残念な気持ちが残った人、色々だと思いますが、入学試験ですから、必ず全員がその学校に合格することはありません。受かる人もいれば落ちる人もいます。それが入試です。そのために、十分な志望校選びをして、試験に臨んできたのだと思います。 
色々な思いがあると思いますが、皆さんに考えて欲しいことがあります。それは、この受験で人生が決まるのではないということです。人は成長していく過程で、沢山の選択枝を選びながら生きていくのです。皆さんで言うと中学入試や高校入試、更には、理科系進むのか、文科系に進むのか、そして大学入試や就職試験など、まだまだ沢山の選択肢がこれから皆さんの前に現れてきます。自分にとっての良い選択はなんであるのか、見極める力を持って進んで欲しいと思っています。
中学入試は一つの選択肢。ですから、自分が選んだ選択に胸を張って進んで欲しいと思っています。まだ受験中の人もいることと思いますので皆で応援していきましょう。 
さて、今週末の2月11日は「建国記念の日」です。建国記念の日は「国民の祝日」のひとつで「国民の祝日に関する法律」によって決められている正式な祝日なんですね。
「日本の国が出来たことを皆で祝いましょう」という目的で定められたものです。
では何故、2月11日が建国の日になったのか話します。 
それは、初代天皇である神武天皇(じんむ てんのう)が即位した日を建国の日と定めたのですね。
日本最古の歴史書である『日本書紀』では、大和の国、今の奈良県の橿原宮(かしはらのみや)現在の奈良県橿原市 橿原神宮で即位したと記録されてます。これを現在の暦で考えると紀元前660年2月11日にあたるのですね。今から2681年前のことと数えられます。 
このことから、日本は国と言われる中では、世界最古の国として、また皇室、天皇家は世界最長の王朝とされています。ただし、記録があまりにも古いことから、2月11日が正確なのかどうかという考えもあり、「建国記念日」とせずに「建国記念の日」と呼び、現在祝日としているとの考えもあるようです。
正確な日付がわかるところ(継体天皇の時代あたり)からみても1600年以上の歴史があり、やはり世界最古の国となっているのです。これはすごいことですね。
ちなみに現在の天皇陛下は127代天皇です。
世界には、王様の居る国が沢山あります。皆さんが知っているところでは、ベルギー、スウェーデン、カンボジア、カタール、スペイン、デンマーク、イギリス、オランダ、サウジアラビア、タイなど、まだまだ沢山ありますが、その中でも日本の皇室が一番長く続いていることに、世界の王様たちは敬意を払っているという事も聞いています。各国の元首が集う場では、天皇は最前列に招かれたことは知られるところです。 
宮内庁HPより

今私たちが住んでいる日本は、長い歴史の中で、作り上げられた沢山の古代遺跡や古いお寺や神社や街並み、そしてそこに息づく文化、慣習が残されています。
  
世界の人々が、今訪れたい国の名前に、必ず日本が上がってきます。こんな嬉しい、素晴らしいことはありませんね。自分がなにか褒められているような気もします。
私は、毎年2月11日の「建国記念の日」を迎えると、それまでの歴史を思うと同時に、これからも続く日本に住む人間として、何かできるのではないかと感じたりします。
国宝や重要文化財を大切にすることも、世界が好む日本食の伝統を大切にすることも大事ですが、私たちの身近なところにある日本を知って、次の世代に伝えていくことも大事なことだと感じています。
まずできること、日本に住む人として世界一と言われている、「公衆道徳、生活のマナー」などをみんなで見直すのもいいかもしれませんね。
      
では、今日の話を終わります。

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