1月23日 月曜朝会「大寒」を乗り切る
皆さん、おはようございます。先週20日に「大寒」を迎え」、いよいよ一年で一番寒い時期に入りました。本当に寒い日が続いていますね。
先週の朝会では、「大寒」について話をしましたね。大寒の由来や、この時期の行事や習わしについても皆さんに知ってもらいました。
しかし、そうは言うものの大寒はわかったけれど、寒くてしようがないという人もいるでしょう。特に朝早く起きるのは辛いですね。この時期は、気温だけでなく湿度なども低いことから体調を壊しやすいのが特徴です。
今日は、そんな大寒の時期の健康法について皆さんにお話ししようと思います。
皆さんは「免疫力」という言葉を聞いたことがありますか?簡単に言うと「病気からからだを守る力」のことです。
よく「健康でいるために免疫力を高めることが大切だ」などと言われますね。なんとなく理解はしていても、そもそも「免疫力」とは何なのか詳しくはわからなかったり、果たして「自分に免疫力はあるのだろうか」など、知らなかったりすることが多いのが実際です。今日は、この寒い時期を健康に乗り切っていくための「免疫力」について知ってもらいます。
「免疫力」って何でしょうか?
まず、私たちの健康を守るために一番大切なもの、それが免疫力で病気の原因となるウイルスや、病原菌などから体を守る防波堤のようなものです。
では、どうしたらこの大切な免疫力を高めることができるのでしょうか。
実は普段の生活のちょっとした心がけで、この免疫力を高めることができるのです。普段の生活の中で、寝不足が続いたり、毎日ゴロゴロと寝てばかりいたり、食べ物も好き嫌いがあって、好きなものばかり食べていたり、ちょっとしたことで直ぐにイライラしたりなど、生活の習慣が乱れたり、過剰なストレスが溜まったりすると、もともと自分の体がもっている免疫機能がうまく働かなくなります。ですから、自分から進んでバランスのよい食事を摂り、適度に体を動かすなどの習慣をつけて、ぐっすりとよく眠るように心がけることで、自らの免疫力を高めていくことができるのです。
更には、「体を冷やさない」こと。
体の中の免疫細胞が、正常に働くことができる体温が、37℃前後だといわれていて、体が冷えると免疫細胞の働きが鈍くなってきます。
気温の低い冬は、部屋の暖房や湯たんぽなどで体をあたためましょう。
膝から下を温める「足湯」もとても効果があるそうで、湯船に体を入れると同じくらいの効果を得られるといわれています。寝る前に冷えやすい足をあたためると、体全体の血液の巡りが良くなり温かく眠れるようになります。お家でも簡単にできそうですね。
同じように、冷えやすい首・手首・足首の「3つの首」を衣服を工夫することで温めるのも良いようです。
それから、免疫力を高めるためには、ストレスを溜めないことも大切なんですね。リラックスして、いつもゆったりとした気持ちで笑顔を絶やさずにいることは健康にも良いという事です。「笑う門には福来る」などと言いますが、幸せと共に健康もやってくるという事です。頭を使ったり疲れた時に、深く呼吸をしたり顔の筋肉を動かしたりすると緊張がゆるみ自然と楽な気持ちになります。楽しいテレビや、面白い本を読むなどもいいですね。
そして、寒くなると体を動かすのが面倒になりますね。厚着をして小さく縮こまっていると体の筋肉が緊張して固くなってしまいます。
ここは、元気を出して適度な運動をすることを心がけてくだい。健康のためと言って、激しい運動をする必要はありません。余計に疲れてしまい、一時的に免疫力が下がってしまいます。少し汗をかく程度の軽い運動を習慣づけること。自分の体力に合った運動を見つけられるといいですね。
もしも、激しい運動をした時には、ちゃんと体をほぐすストレッチ体操などをして体の緊張を取り除きましょう。
現在流行している新型コロナ感染症も、季節性インフルエンザも免疫力が弱っていると、感染しやすくなるばかりか、感染した場合に症状が重くなってしまうことがあります。
今日は体を守る「免疫力」について話しましたが、マスクや消毒で予防をするだけでなく、日頃から「免疫力」を高めることで、もっとみんなの健康を守ることが出来るんです。バランスの良い食事と睡眠、自分に合った免疫力アップの方法を行うことで、病気に負けない体づくりをしていきましょう。
最後になりますが、現在6年生は中学入試に向けて頑張っています。みんなで応援してあげましょう。「頑張れ6年生」では、今日の話を終わります。