2022年12月アーカイブ
12月13日 お蚕様 糸取り
2年生が、お蚕様の命に感謝しながら、糸取りをしました。
10月は1ミリよりも小さい卵だったお蚕様でしたが、ふ化からサナギになるまで毎日子どもたちが大切にお世話をして真っ白な繭になりました。子どもたちは、一人一つの繭から手作りの糸取りのキットで糸を取っていきます。丁寧に根気強く進め、光に当たるとキラキラと輝く美しい生糸をいただくことができました。
12月 クリスマスの飾り付け
1年生は、巻いたつるに飾り付けをしクリスマスリースを作りました。2年生は、秋にみんなで探した松ぼっくりや木の実に色をつけて、松ぼっくりスノードームを作りました。1階のOSは、子どもたちの作品で溢れ、華やかにクリスマス気分を盛り上げてくれています。
12月6日 大根たくあん漬け
2年生は、収穫後干しておいた大根をたくあん漬けにしました。ぬかの栄養や役割を学んだあと、ぬか床になる材料を混ぜ合わせ、大根を樽の中に並べます。いもじるパーティーの時にいただいたミカンの皮を干しておいて、香りづけにたっぷり加えて・・・。
どんなたくあんに仕上がるのか楽しみです。
12月5日 月曜朝会
皆さんおはようございます。今朝は寒いですね。今年一番の冷え込みですが今日一日元気で過ごしましょう。いよいよ12月、「師走」になりました。寅年最後の月ですね。
先週は一年を振り帰り、やり残したことがあったら急ぎ取り組むようにと話しました。まだ覚えていますね。
さあ、では師走ですが、師走の由来は、皆さんは知っていますか?
一般的には、12月は普段は走らないお師匠さんも走るほど慌ただしいことから、「師走(しわす)」という由来がよく知られています。
しかし、この話は研究者の間では、教師の「師」に「走る」と書くこの慣れ親しんだ由来の師走は、近年では俗説であるとも言われています。
俗説とは、確かな根拠がなく言い伝えられていることを言います。
最近の由来として一番有力な説が、万葉集に出て来る漢字で「十二月」と書いて、
「しはす」と読むもののようです。
「しはす」の「し」は「終い(しまい)」や「為す(なす)」の意味で、「はす」は「果たす」の意味と考えられています。「し果たす」で「しはす」。
つまり、1年の最後である12月に、為すべきことを果たすという意味になります。
今までは「師走(しわす)」と聞くと、忙しい、慌ただしい月とイメージしていましたが、師走の本来の由来を知ることで、「自分の仕事を果たす」と捉えることができました。
今年も残り僅かですが、一年を振り返って、しっかりと自分の為すべきことを果たして欲しいと思います。勿論のこと私たちも皆さんと同じように取り組んでいこうと思います。
今日はこの後に「つぼみ」の表彰式があります。つぼみの巻頭に「読書感想文の意義は、他人に自分の考えを伝える力を鍛えるトレーニングである」と私は書きました。
何故ならば、人は一人ひとり違う環境のもとに生まれ、違う育てられ方をして、違う個性をもって生活しています。今ここにも約500名の違う考えを持った人たちがいます。何かをみんなでしようとした時には、どうやって共通した目的や統一した方法を取っていくことが出来るのでしょうか。どうやったら意思統一ができるのでしょうか。
ここで必要なものが、自分のしっかりとした考えを相手が納得する根拠をもって説得していく力なのです。相手の心を動かす力なのですね。
読書感想文が上手に書ける人は、書く技術もですが、他人を説得し、他人と協調していく能力を持つという事なのです。
皆さんに渡される「つぼみ」をよく読んでみてくださいね。同じ課題を読んだ他の人はどう感じたのか、自分と何が違っているのかなど、客観的に見ることが出来たらとても面白いと思います。
では、今日の話はここまでにします。