11月7日 月曜朝会 「立冬」
皆さんおはようございます。
今日は少し寒いけれども秋らしい素晴らしい気持ちの良い天気ですね。秋は空が高って言いますが、まさしく今日はそんな天気です。
さて、この入試休みの期間はどうでしたか?忙しかった前半からの気分転換はできたでしょうか。
また、頑張っていきましょうね。
今日は、古代中国で作られた暦にある二十四節気の一つ「立冬」です。
二十四節気とは1年を4つの季節に分け、さらに各季節を6つに分けて名称を付けたものです。
つまり1年を24つに分けたものを指しています。
「立春」や「立夏」、「立秋」も二十四節気のひとつですね。
そしてこの「立冬」は、冬の気配を感じ始める日を指す言葉です。現代ではあまり使用されなくなった言葉ではありますが、昔は季節を表す言葉として大切にされていました。
この二十四節気が作られたのは紀元前の中国黄河流域のため、現在の東京の気候とはややずれがあります。気候的にはまだまだ寒さを感じにくいですが、秋の深さが増す時期でもあり、冬が近づいてきたと感じる人も多くなってきているでしょう。
今年の立冬は11月7日でしたが、立冬の日にちは毎年固定ではありません。
だいたい11月7日か8日のどちらかになることが多くなっています。
昨年も11月7日でした。そして、昼と夜の長さが同じ日である「秋分」と、1年で最も昼の短い日である「冬至」の中間としてできたのが立冬です。
しかし、これらは太陽の動きによって決められているため、数十年?数百年に1度の割合で、ずれる可能性があります。そのため立冬はいつになるのか、調べてみるのも面白いですね。
それでは、「立冬」についてもう少し話しましょう。
「立冬」と似た言葉に「冬至」があります。ともに冬に関連する言葉ですが、示す言葉の意味が異なっています。立冬は冬の訪れを示す言葉である一方、冬至とは暦の上で冬の真ん中に位置する日のことです。1年の中でもっとも夜が長い日ともいわれていますね。季節ごとの言葉の使い方にも注意が必要ですね。
立冬の風習や行事にはどんなものがあるでしょうか。
現代でこたつを使用する際は、火を使いませんが、暖房器具の準備をするうえで縁起の良いと日と考えられています。立冬は冬の訪れを示しているため、暖房器具以外にも厚手の衣類や温かい布団などの冬の支度を行う目安にもなっているようです。
また島根県では、神様をお迎えする「出雲大社の神在祭」が行われるのも立冬の時期です。このお祭りのために、全国の神様が出雲大社に行ってしまい、旧暦10月を神様が居ない「神無月」といいよんでいますが、島根県だけは、神様が集まっている「神在月」と今でも呼んでいるのも趣がありますね。
今日はこの後、表彰がありますから立冬についての話はこのくらいにします。この時期の食べ物や、行事など調べてみると面白いものが出てくかもしれませんので、ぜひ、図書室で調べてみてくださいね。
では、終わります。