11月21日月曜朝会「感謝の集い」から 新嘗祭
皆さん、おはようございます。
今日は「感謝の集い」です。日頃からお世話になっている方々に対して、「ありがとうございます」という言葉をお掛けし、そのご苦労に感謝の気持ちをお伝えすることが大切ですね。
どうですか、皆さんの周りには沢山のお世話になっているかたが居るのではないでしょうか。すべての方に伝えることは難しいかもしれませんが、お顔を見たら「いつもありがとういございます」という言葉をかけてくださいね。
皆さんが、感謝のお気持ちを伝えることができた校外の方々、特に駅員さん、バスの運転手さん、交番勤務の警察官や消防隊員の皆さん、そして、校内でお世話になっている事務の方々、警備員さん、給食業者さんに、私たち教職員も皆さんと一緒に感謝の気持ちをもってお礼をしたいと思っています。
さて、11月23日は「勤労感謝の日」です。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で制定された国民の祝日です。 勤労感謝の日」の由来は何だったでしょうか?上級生にはわかる人もいるでしょう。 ひ、覚えておいて欲しいことなので、意外と知らない「勤労感謝の日」について簡単にお話します。 そもそも由来・起源は何なのか? 元々は、新嘗祭(にいなめさい)という祭祀に由来します。「新」は新しい穀もつ、「嘗」は奉る、差し上げる、そして舌の上にのせて味をためすという意味で、「新嘗」はその年に収穫された穀もつを、神様に奉って恵に感謝し、口にすることを表しています。この歴史は古く、1300年以上前の飛鳥時代から行われていたという記述が歴史書に残されています。現在でも、新嘗祭は全国の神社で行われており、五穀豊穣といって、米、麦、粟(あわ)、豆、黍(きび)が豊かに収穫されたことを神様に感謝し、差し上げて、皆でいただくのです。 の新嘗祭が「勤労感謝の日」になったのは1948年(昭和23年)で、戦後の日本に置かれた、GHQというアメリカやイギリス、中華民国やソビエトなどの戦勝国(連合国軍最高司令官総司令部)の政策により改められました。 して、日付も新暦の11月23日に固定されました。 古くから、日本人は命を支える「食」を大事にし、神聖なものとしてきました。そして、天の恵みに感謝をささげてきました。まつりの原点もそこにあります。農耕を営み、米を主食とする日本人が、新嘗祭を最も重要視したこともよくわかりますね。 いしいご飯がいただけることに感謝するだけでなく、食事に至るまでの多くの人の働きにも感謝をする。こうした思いを表したのが「いただきます」「ごちそうさま」ということばです。命あるものをいただくという尊いことでもありますね。 現在は、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう「勤労感謝の日」になっていますが、その由来から、日本人が育んできた深い思いや感謝の念を感じることができます。あらゆる方々に感謝をするのはもちろんですが、家族の間でも「ありがとう」「おつかれさま」と声をかけ、いたわり合う姿勢を忘れないようにしたいですね。