3月19日 修了式
皆さん、おはようございます。元気でいますか?
3月15日には、6年生76名がそれぞれの未来に向かって卒業をしました。とても立派な卒業式でした。
参列してくれた児童会の役員の皆さん有難うございました。
このところ、東北地方を中心に大きな地震が起きています。私たちの周りでも大きな揺れがありましたね。いつどこで発生しても大丈夫なように、日頃の訓練を思い出し、しっかりと自分の身を守ってください。お願いしますね。
本日は、いよいよ令和3年度の修了式です。
今年は、色々なことがあった一年でしたね。一年中新型コロナ感染症の話題が無くなった日はありませんでした。皆さんも毎日のマスクと消毒が今も続いています。
そのような中でしたが、運動会ができたこと、千葉の房総半島に宿泊できたこと、ブリティッシュヒルズに行けたこと、音学発表会ができたこと。昨年度に比べたら、いろいろな場面で頑張ることができましたね。
夏には東京で、1964年以来57年ぶりの東京オリンピックが行われ、そのあとパラリンピックが行われました。冬には北京での冬季オリンピック・パラリンピックも行われました。選手の応援に日本中が熱狂しました。まだまだ記憶に新しいところですね。
とても慌ただしくアッという間に、一年が過ぎた気がします。
さて、今日は修了式ですが、修了式とは何なのか少しお話しましょう。
この修了式とは学校での一年の終わりに行う式です。似たものに終業式があります。漢字が違いますね。本校では、前期の終わりには、終業式という式を行い、「前期が今日で終わりましたよ」「一年の半分がしっかり終わりましたよ」という区切りの意味で「終」(おわり)という字を使った、終業式を行います。そして、次に始まる後期への準備に秋休みにおいて、気持ちを切り替えて後期に入っていくのです。
では、この「修」の漢字を使う修了式は、どんな意味があるのでしょうか。修学旅行でも「修」という漢字を使いますね。修という漢字は「おさめる」と訓読みします。「学業を修める」とか「身を修める」などのときに使う言葉で、「学業を学んで身につける」または、「心や行動が乱れず正しい行いができる」という意味があります。
つまり、修了式は、終業式のように「今日で終わりです」という意味ではなく、それぞれの学年が、この一年間「よく頑張って沢山のことを学び、そして心も体も健康に成長することができました」ということを認め、この一年を締めくくる大切な式なのです。そして、これから迎える春休みは、「進級」という次の学年に向かうための大切な準備の時間として、皆さんに与えられるのです。
この修了式を一年の節目として、学校では毎年3月の終わりに行っているのですね。
いま、節目と言いましたが、皆さんも知っていると思いますが、竹には節というものがあり、成長するごとに節が作られていきます。そうして竹は真っすぐに強く育つのです。育った竹は、強い風が吹いても雪が積もっても、節があるからしっかりと天を向いて立つことができるのです。
皆さんも同じです。修了式を一つの節目として、修了式が終わるごとに節が増え、強く立派に真っすぐに育っていくのです。そのためにも、一人ひとりが、一年をしっかりとした実りのあるものにして、節を作っていかなければなりませんね。
今日は修了式について話しました。春休みが終わると皆さんは一つ学年が上がります。
5年生は、新6年生として学校のリーダーとなります。真のリーダーとして、下級生の手本となれるよう、一人一人が自覚と責任を持って行動できるようにしてください。また、その他の学年も、ただ学年が一つ上がるだけでなく、成長した姿を行動で表してください。そして、学校全体が一回りも二回りも成長したと言えるように頑張りましょう。春休みが終わると、新入生も入ってきます。先輩として温かく迎えてあげられるようにお願いします。
それでは、春休み中は事故や病気に気を付けて、4月に元気でお会いしましょう。
以上で修了式の話を終わります。