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2月28日 月曜朝会

皆さん、おはようございます。元気にしていますか。

早いもので、2021年度もあと残すところ1か月となりました。明日から3月です。肌に感じる空気も冷たかった冬から、幾分春らしくなってきました。これからは気温も少しずつ高くなってきて過ごしやすくなることでしょう。私もですが、花粉症の人には辛い季節になります。要注意ですね。

 いよいよ、本校にとっての一大イベントである音楽発表会が近づいてきました。皆さんの練習にも力が入ってきていることと思います。コロナの影響で、昨年は規模を縮小し学年ごとにアリーナで発表をしましたね。

今年コロナにより、本来であれば行う予定であった渋谷のオーチャードホールをキャンセルし、時期も3月まで延期をしてきました。

まだまだ、国内ではコロナの感染者は沢山出ていますが、先生方や皆さんの協力によって、感染防止を徹底して守りながら、今年はぜひ、府中の森の大きな会場で実現したいと思っています。

 発表会までは、正味1週間です。指導に当たっている日野(大脇)先生、日下先生、手伝ってくださる全ての先生方の声に耳を傾け、練習に集中してくださいね。そして、感染予防にはいつも以上に注意を払って下さい。よろしくお願いします。

 6年生にとっては、卒業式直前の、最後のイベントとなります。ここまで思い切った練習時間が取れずに来ています。そのような中ですが、ぜひとも皆で力を合わせ、納得できる仕上がりを目指して頑張ってください。皆さんの結束力を、後輩たちに見せてあげてください。

 

 少し、海外で起きていることに目を向けてみましょう。先週に北京オリンピックが終わり、間もなくパラリンピックが同じ北京で始まろうとしています。略してオリパラは平和の祭典と言われています。世界の国々や地域から技を競いに選手は集まり、そこでは勝っても負けてもお互いを尊重し、認め合いスポーツ選手としてまた人としてお互いを高め合ってきています。

ところが、オリンピックが終わった数日後に、ロシアのウクライナへの攻撃が始まりました。この地域は、ヨーロッパとアジアにまたがる政治的に難しい地域でもあります。つい先日までは、アイススケートフィギュアの金メダルをはじめ大活躍をしていたロシアです。国際社会の中での国と国のやり取り、駆け引きはスポーツのようにはいかない現実を見せつけられた思いでした。

しかし、武力による解決には多くの国々が反対をして、ロシアに向かって呼びかけをしていました。武力紛争は、必ず悲劇を巻き起こし、両国の国民の感情に暗い影を落とすことになります。未来にわたりわだかまりを残すことになります。良いことなど一つもありません。

今からでも、ぜひとも話し合いによる解決をしてもらいたいと切に望んでいます。現在も、政治的な問題や、領土問題、宗教の違いによる争いなど、ウクライナとロシアの問題だけでなく、世界の各地で争いが起きています。

私たちは、これら争いに無関心でいるのではなく、時には世界に目を向けて、世界の平和や人としての生きる権利などについても学ぶ必要があると思います。

ニュースや新聞、インターネットからも学ぶことができますね。

1,2,3年生の皆さんには少し難しいかもしれませんが、世界で何が起きているのかを知って欲しいと思います。上級生には、何故その問題が起きているのかを学んでください。その時に大切なことは、沢山ある情報から何が正しいのか見極めていく力を付けていくことです。偏った見方だけはしないようにしてくださいね。上級生には、そういった力も付いてきていると思います。

私たちの身のまわりでも、意見の相違や、取り組み方の違いによってトラブルが起きたりもしますね。同じ人はいないのですから、10人いれば10通りの考えがあり、それをどうやって説得し、同じ方向を向くかということが大事なのです。

私たちも日頃から、相手を認め、尊重し、争いを起こさない環境を作っていきましょう。この後は、計算力大会の表彰がありますので、私の話は以上とします。

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