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1月17日 月曜朝会

はようございます。
冬休みが終わり、学校が始まって一週間がたちましたが体は慣れていましたか。
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 年明けになってから新型コロナウイルスの感染者が一気に増えてきてきました。今までのデルタ株よりも強い感染力のオミクロン株に入れ替わってきています。感染者の数は、昨年の一番ひどい時期に迫る勢いとなっています。
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 そのような中でしたが、4年生の福島県での宿泊行事、ブリティッシュヒルズ語学研修が行われました。大変寒い大雪の福島県での実施になりましたが、沢山の英語に触れる体験ができたと思います。
コロナが急拡大している中でのぎりぎりのところでの実施でしたが、皆で宿泊し、色々な体験ができたことを思うと、本当にやれて良かっです。参加した皆さんお疲れ様でした。今回の経験をこれからの学校生活に活かして更に大きく成長して欲しいものです。
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 コロナに関連しては、6年生の自宅学習が今日から始まりました。すでに埼玉県などでの中学入試が始まっていますが、2月1日の東京、神奈川の入試のスタートに向け、コロナからの感染防止のために予定を早めての自宅学習としています。全員が健康で思い切り受験に向かって欲しいと思っています。
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 さて、話は変わりますが、1月17日は「防災とボランティアの日」です。これは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災に因んで制定された記念日です。
阪神淡路大震災は、朝5時46分に兵庫県南部を中心発生し、人口350万人余が密集する大都市の直下で発生した「都市直下型地震」であったため、大変大きな被害が発生しました。死者は発生当時戦後最多となる6,434人、行方不明者は3人、負傷者は43,792人となっています。この災害の規模は、2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災に次ぐ被害であり、大都市の地震災害に対する弱点がはっきりとわかることとなりました。
また、この地震は、日本で初めての大都市の直下を震源とする大地震で、気象庁の地震の揺れの目安である震度階級に、震度7が導入されてから、初めて最大震度7が記録された地震でした。
今、東京や横浜などの大都市周辺での大きな地震が予想されています。いろいろなデータから、30年以内に70%以上の確率で、震度6以上の地震が発生するとも言われています。私たちは、いつ地震が起きてもいいように、地震発生時に自分の身を守る方法、その後の避難の方法、そして避難後の整列と人数確認など、真剣に取り組んでいかなければなりません。
私は1995年1月17日、朝6時のニュースを今でも忘れることができません。横浜の自宅でテレビを付けたとたん、町中に火災が起きている空からの映像が目に飛び込んできました。「いったいどこの火災なんだろう、海外でまた戦争が起きたのだろうか。」などと最初は思っていました。しかし、実況中継のアナウンサーの声が「現在の神戸の様子です。」と告げられた時には、息が止まるほどの驚きを受けました。これほど大きな被害の地震の映像を見たことがありませんでしたから。大きなビルが倒れ、高速道路も傾き、バスが落ちそうになっていました。
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 先ほども話しましたが、大地震はいつどこであるかわかりません。
つい土曜日の真夜中には、南半球、オーストラリアの近くにあるトンガ諸島の海底火山の噴火により、太平洋沿岸の多くの国に津波が押し寄せました。日本で奄美大島や岩手県で1メートルを超える津波を観測しました。国内でも漁船が転覆するなどの被害はありましたが、甚大な被害はありませんでした。こうした災害の教訓や、歴史を過去のこととしないで、他人事とせず、地震への知識や備え、学校での訓練にも力を入れていきましょう。
 そして、阪神・淡路大震災では、国や県の対応の遅れが批判された一方で、被災地以外から多くの人々が、災害ボランティアとして被災地に入りました。特に、学生が自主的に集まり、中心となってボランティア活動が活発化し、多くの被災者の支えとなりました。言葉では簡単に言えますが、とても素晴らしいことですね。
 これ以降、ボランティア活動への認識や参加、様々な災害への備えを図る目的で、1996年、正式に「防災とボランティアの日」と国が定め、現在に至っています。
皆さんもよい機会ですから、それぞれができるボランティアは何か、考えてみててはどうでしょうか。

それでは、本日のお話を終わりますが、コロナ感染の予防には全員が協力して取り組んでいきましょう。終わります。

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