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〇休校期間中の児童作品やお手紙/送ってくれて ありがとう。
〇ウイルスや病原菌との人類のたたかいの歴史について

(校長発:令和2年4月30日木曜) 晴れ


 ※本日のNHK for school の教材動画は、この記事のあとに配信します。

 休校期間中に、おともだちが、おうちで作った作品やお手紙を送ってくれました。ご紹介します。

 送ってくれたおともだちだけでなく、みんな、外に出られなくても、おうちでの生活や勉強を頑張っていることと思います。

 しばらく、新型コロナとのたたかいは続きます。それで、この記事では、これまでの人類のウイルスや病原菌とのたたかいの歴史についても振り返ってみたいと思います。続きの最後に記しましたので、ご興味のある方は、お読みください。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【1年生より書き取りと図画】

せっかくですので、書き取りの文章をご紹介します。五十音かぞえ歌になっていて、楽しいですね。

・あんまんあまいな あいうえお  ・からすがかーかー かきくけこ  ・ささのはさらさら さしすせそ

・たからがたくさん たちつてと ・なっとうないかな なにぬねの ・はっぱがはらはら はひふへほ

・まいとしまつたけ まみむめも ・やくそくやぶるな やいゆえよ ・らくだでらくらく らりるれろ

・わしつでわいわい わいうえをん 

【3年生より】

1、折り紙万華鏡


2、お手紙



【4年生よりお手紙】


【6年生よりお手紙】


【人類とウイルスや病原菌とのたたかいの歴史】

このたびの新型コロナとのたたかいは、亡くなった方々のご冥福をお祈りしなければなりませんし、亡くなった方々とご遺族のお気持ちはとうてい報われるものではなく、その尊い犠牲を無にしないために、私たちが最後まで頑張らなければなりません。

それを大前提としてのことですが、今回のたたかいを長い人類史に位置付けてみれば、現代の世界人類はよく頑張っている方だと言えます。といってもパンデミックになっていることは事実であり、いささかの油断も禁物であることは言うまでもありません。

以下、ウイルスや病原菌が今まで、いかに人類にとって脅威の歴史であったかを振り返ってみます。※以下は、ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」(草思社)からの引用です。

   また、ジャレド・ダイアモンドも書き添えていることですが、以下の事情があっても、ヨーロッパ人が
   各地で先住民略奪や征服に残虐を極めたことが正当化されるわけではありませんので、
   誤解のないよう書き留めておきます。そして、過去の日本軍をふくめて先進国が細菌兵器の
   開発に取り組んだことは「黒歴史」として永久に反省されなければなりません。

  • 1492年に、コロンブスが初めてアメリカ大陸にわたったときに、イスパニョーラ島(ハイチとドミニカ)には、およそ800万人が住んでいたのに、わずか43年後には、それらの人々は誰一人いなくなってしまった。原因は、コロンブスたちヨーロッパ人がもってきた病原菌だった。(ヨーロッパ人には免疫があったのに、先住民は免疫ゼロだった。)

  • フィジー島では、1791年にヨーロッパ人が持ってきた病原菌のために、大半が亡くなったが、さらにその後、1875年、フィジーの酋長がオーストラリアに渡って帰ったときに、いっしょに持ち帰った麻疹(はしか)の病原菌のために、残っていたフィジーの人々の4分の1が亡くなった。

  • 1779年、ハワイ島にやってきた有名なクック船長と共に上陸したヨーロッパ人のもたらした病原菌は、多くのハワイ人を犠牲にしたほか、ハワイ島では1804年、腸チフスの流行、それに続く疫病で、ハワイの人口は50万人から8万人ほどに減少した。

  • ヨーロッパからそれらの島々に渡った人々も無傷ではなかった。東南アジアのコレラ、アフリカの黄熱病、熱帯地方全般にはびこるマラリアなどで、多くのヨーロッパ人が亡くなっている。
● このほかにも、黒死病とよばれたペストは、1300年代に世界中で大流行を起こし、1億人が亡くなっています。これは、当時の世界人口の22%にあたると推測されていますから、4人に1人が亡くなったことになります。単純計算で現代に当てはめると、20億人近くが亡くなる計算ですから大変なことでした。

● また、近いところでは、1918年から1920年までパンデミックとなったいわゆるスペイン風邪(スペインが最初の発症地ではありません)で、当時の4分の1の人が感染しました。日本では丸三年の間に二人に一人が感染したと言われています。亡くなった人は世界中で、1700万人から5000万人と推計の幅がありますが、アメリカ合衆国の平均寿命が12歳も短くなったと言われるほどです。

こういう歴史の中に位置づけると、(再度いいますが、今回犠牲になられた方々のご冥福は祈り続けなければなりませんし、その犠牲を無にしないよう我々が頑張らなければなりません)、今流行中の新型コロナに対する現代人類のたたかいは良く頑張っていると言えます。これも医療従事者の皆さんの高い医学力や医療技術のおかげであり、また全世界の人々が協力しあっているおかげだと思います。あらためて感謝申し上げ、そのご尽力に報いるためにも、我々が予防行動を厳格にとる必要があります。

今回、作品等を送ってくれたおともだちのように、家庭生活を規則正しく送って、予防につとめて医療崩壊につながらないように早期の収束めざして私たちも結束して頑張りましょう。油断してはなりません。

  以上です。

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