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〇【教頭レポート:第3日】北海道卒業記念旅行【2月14日】

(校長発:【教頭レポート】 令和2年2月15日土曜) 東京は曇り


 いよいよ、今日、6年生が帰京してきます。無事の帰京を祈ります。3日目の教頭レポートをお届けします。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

【卒業記念研修旅行第3日:教頭レポート】

        ↓ 今回も画像編集をしておりません。


 3日目の朝を迎えました。富良野盆地を囲む山々の稜線もくっきりと見える快晴です。しかし、晴れるということは、すなわち雪が解けるということです。少し不安です。今年は、例年になく雪が少ないということですから。
 
 今日も元気な姿で食堂に現れた6年生。体力は十分に残っているようです。朝食を済ませた子どもたちは、早速スキーの準備ですが、今日は目の前のゲレンデ(北の峰ゲレンデ)を使用するので、昨日よりは時間に余裕があります。
 
 ロビーに集合して、宿舎の駐車場の横を通って徒歩でゲレンデに向かいます。今日はすぐにゴンドラで山頂をめざし、そこで集合写真・講習班別写真を撮る予定でしたが、山頂付近がガスってるということで、残念ながら中止となりました。

  しかし、麓と山頂の往復時間や撮影時間に取られる時間を、スキー講習の時間にあてることができるようになったわけですから、子どもたちにとってみれば滑る時間が増えるということで、ちょっと嬉しくもあります。というわけでゲレンデに到着する間もなく講習が始まりました。

   (私は別な用事が入りましたので、これ以後の講習の大部分に参加することができませんでした。
    レポートも画像もお届けできず申し訳ありません。ご理解ご容赦願います。)
 
 昼食時間になると、ゲレンデから戻ってきたインストラクターの先生と子どもたちは、今日のメニューである中華丼の美味に舌鼓を打っていました。昼食後は休憩をとり、午後の講習に向けてゲレンデに颯爽と向かいます。

  私が少し遅れてゲレンデに到着すると準備に忙しい子どもたちがいましたが、あっという間にゲレンデに散っていきました。私が急用を済ませてリフト乗り場に向かう頃には、本校チームの象徴である赤いゼッケンをつけた6年生の姿は、初心者コースにはほとんど姿がありませんでした。

 それで急いで高速リフトに乗って、上から広いゲレンデを見渡しても、その姿を見ることはできませんでした。・・・ということは、スキーの上達がとても早く(呑み込みがいい)、上級者のゲレンデにいる、だから姿が見えないという図式が成り立ちます。はたして、本当でしょうか。・・・・・

・・・・・本当かどうかは、閉校式でのスキー学校の校長先生のお話で理解できることになります。

 本当かどうか分からないまま、きっと上達したから上級ゲレンデにいるのだろう!と決め込んで、それならば、せっかく上達した姿を写真に撮ろうと思って、必死に探しました。だが、・・・・・本校子どもたちの赤いゼッケンは目に入ってきません。・・・・・

・・・・・きっと、広いゲレンデのあちらこちらに子どもたちが散らばっているのでしょう。そういうわけで、午後の講習中の写真がアップできませんでした。子どもたちの技能向上がとても早かったということに免じて、どうぞご容赦願います。
  
 そうこうしているうちに、暖冬ゆえの湿ったゲレンデの雪が子どもたちの熱気によってさらに溶かされ、いっそう湿らしたと思われる頃、子どもたちがゲレンデの下に帰ってきました。スキー講習が無事終わりました。
 
 レンタルしたブーツやスキー板などを返却した後、閉校式が始まります。

 スキー学校の校長先生からの講評です。

 「皆さん楽しそうでしたよ」  「スキー技術の呑み込みが早いですね」  「最初と今とでは顔つきがちがいます」

というお褒めのお言葉をいただきました。なるほど、スキー学校の校長先生の説明で合点がいきました。私がリフトの上からいくら探しても姿を見つけることができなかったわけです。

 閉講式の最後に、スキー講習会の修了証が代表児童に手渡されました。一生懸命講習に取り組んできた子どもたちにとっては、一番嬉しかった瞬間ではなかったでしょうか。

 閉校式を終え、インストラクターの先生方にご挨拶を済ませた後、集合写真を撮りました。 子どもたちの表情は満足感・達成感で充たされています。そのようすを画像で是非ご確認ください。
 
 ゲレンデを後にして、宿舎に向かいます。

 すると、サプライズが待っていました。 宿舎横に、一面新雪におおわれた広い場所があるのですが、新雪を踏みつぶしていいから思いっきり雪遊びをしていいとホテル支配人さんから許可が出たというのです。なんというサプライズでしょうか。

 ただ、湿った雪ということもあり、諸注意を守れなかった場合には即中止という約束をすることが条件でした。 雪遊びができる喜びで、その約束をしたことは言うまでもありません。一斉に新雪のうえに飛び出していきました。 講習で、あれだけ体力を使ったはずなのに、どこからあのような力が湧いてくるのでしょう(富良野の泉?)。

 膝下まで潜ってしまう雪の中を一斉に走り出し、雪遊びに興じる姿を見ると、最高学年の6年生とはいえ、また、随分大人になったとはいえ、まだまだ子どもだなあと感じるのでした。

    ※校長注・・・いやいや、引率の大人の皆さんも大いに興じたはずでは?
     昔ガキ大将コンビがいるし(笑)・・・こどもと大人が混ざって雪遊び・・・
     とっても素晴らしいことですよ(笑)。。

 夕方近くで、一段と寒さが増す中、子どもたちは一向に休む気配が感じられません。思わず私は「どんだけー」ということばが口を衝いて出てしまいました。

 やっと雪遊びが終わり、レンタルウェアー等を返却した後は、昨日同様、着替え、入浴、夕食と続きます。子どもたちの本日の一番人気は、塩焼きそばとボンゴレスパゲッティ(ボンゴレビアンコ)でした。
 
 そろそろ夕食が終わるころ、突然電気が消えました。・・・停電だ!

 いえいえ、そうではないのです。 今日2つ目のサプライズなのです。 「ハッピーバースデー」の曲が流れてきました。子どもたちは瞬時に悟ったようです。

 そうです、今日が誕生日の6年生がいたのです。そのようすは、写真に収めてありますので、そちらをご覧になってください。

 蝋燭の立てられたケーキはご家庭のように大きくはありませんでしたが(小さくても、ご提供くださったトップツアーさんとホテルさんの気持ちが嬉しい)、ケーキとプレゼントが本人に渡され、うれしそうな表情でお礼を述べてくれました。この思い出は、きっと一生の宝物になることでしょう。

 宿舎で過ごす最後の夜は、この感動的なシーンを記憶に残して、それぞれお部屋にもどりました。いよいよ明日は、お父さん、お母さんの待つ東京に帰ります。もしかすると、早く会いたくて、今頃枕を濡らしている子がいるかも知れません。

 これで現地からの教頭レポートを終えますが、三日間、お読みいただきまして感謝申し上げます。
 明日、羽田でお会いしましょう。 寺門。

   この記事は以上です。

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