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〇台風19号の被災にお見舞い申し上げます。
〇都市大グループの被災
〇父母の会活動(総務会・厚生部)

(校長発:令和元年10月15日月曜) 曇り


  ※台風一過の今日、さっそく父母の会の総務会の皆様、厚生部の皆様がご来校活動してくださいました。本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 「猛烈な」「危険な」と形容された超大型の台風19号が東日本の各地に大きな爪痕を残して去っていきました。今朝、臨時職員会議を短時間ひらき、全国の犠牲者の皆様に黙とうをささげました。そして、児童家庭の被災状況調査や児童対応への打ち合わせを行いました。

 本校施設は雨漏り等はあったものの、無事にやりすごせましたが、本校児童のご家庭によっては被害を受けられたところもあったようです。また校医の岡村歯科医さん(二子玉川)が浸水し大きな被害を受けられました。お見舞い申し上げます。

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 児童のなかには指定避難所へ避難することを余儀なくされ、そこで蚊に襲われて夜じゅう眠れなかったばかりか顔をはじめとして30か所も蚊に食われたという子もいました。避難は余儀ないこととはいえ、可哀そうなことでした。ほかにも多かれ少なかれ怖い思いや辛い思いをした児童がいると思います。お見舞い申し上げます。

 12日は臨時休校としましたが、台風情報がニュースで次々と寄せられる中、本校に電話をかけると、警備員さんが見回ってくれており無事だときいて安心したのですが、二子玉川駅周辺が多摩川氾濫により40cmの浸水したと報道されたので、駅周辺にお住いの方々と都市大グループの二子幼稚園のことがとても心配になりました。

 駅周辺が40cm浸水ということになれば、間違いなく同地区に住んでおられる戸建ての皆様やマンション一階の皆様、そして二子幼稚園も浸水しているからです。

 夜中、法人本部危機管理室に電話をかけましたが、暴風雨のなかですので翌朝の安否確認しかできないというので、まんじりともせず夜を過ごしました。一夜明けて、危機管理室から二子玉川地区は堤防を越えては氾濫していないので、駅周辺と幼稚園は無事だと聞き、ほっとしたところではありました。

 だが、そうなると昨夜の氾濫情報は何なのかと考えて、すぐに堤防の内側だということに気づきました。二子玉川は昔の大川街道「渡し船」の時代や玉電による砂利採集運搬の時代に、川沿いにお店が立ち並んでいた名残りで、堤防の内側、河川敷までは降りない河岸段丘になっているところに今も店や住宅があります。

 堤防は越えなかったものの、そこまで水が上がった氾濫なのだと思い当たり、そこに位置している校医の岡村先生のところが被災なさったことを知ったのでした。ほかにも多摩川の高津区側も浸水したりとか、あれこれと被害があることを知りましたが、都市大グループの都市大世田谷キャンパスが大変な被害状況にあるということを知ったのは、昨日も遅くなってからのことでした。

 大学の建物がすべて一階部分が浸水しました。地下室は全水没です。土嚢等で予防はしていたのですが、下流の堤防が低い部分が氾濫し、その水が押し寄せてきたようで、想定を上回る浸水だったようです。(東日本大震災以降、想定外という言葉は使ってはいけないのですが・・・)。

 大学事務局長さんによるとネットシステムが完全にダウンしたほか、電気、水道、ガスなどのライフラインがストップしているといいます。今週末まで完全休校とせざるをえない状態だということです。週末には大学創立90周年記念式典をひかえていたのですが中止となりました。学生さんたちのためにも一日も早い復旧を祈ります。

 それから多摩川近くの都市大総合グラウンドも低地にあるため、周りの水が流れ込み、野球場は冠水状態になりました。本校からすぐ近くですので、今朝、立ち寄りましたが、昨日の文化祭(土日を昨日に延期)の振り替え休日で休校のところ、野球部の生徒が全員で水かきをしたそうで、大方、水はなくなっていました。水かきしたあとの部員の皆さん、その中には本校出身の部員もいて会うことができました。挨拶を交わしましたが、休校のところ、まことに立派な心掛けで嬉しく思いました。

 本校児童が元気に通ってきた姿に触れたあとでもあり、総合グラウンドで思わぬことで、本校卒業生の元気な顔にも接することができて被災に臥せっていた心が益々晴れ晴れとしてきました。

 さあ、本校は音楽発表会までもう少しです。めげずに頑張ってまいりたいと思います。

    本日の記事は以上です。

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