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〇2ndステージ オープニングセレモニー/転校生紹介
  校長の夏休みの勉強

(校長発:令和元年8月27日火曜) 曇り


 夏休みが明け、2ndステージが始まりました。オープニングセレモニーを行い、学園歌紹介、校歌斉唱も行って、セカンドステージへ向けて気持ちを固めました。今日より転校生2名が入ってきましたので、全校児童に紹介しましたが、全校児童とも温かい眼差しを向けていました。一緒に頑張りましょう。

 ※ 本校は二期4ステージ制を採用しており、前期(4月ー10月)を夏休み前後で二つのステージに分け、後期(10月ー翌3月)を冬休みをはさんでまた二つのステージに分け、それぞれを1stステージ、  2ndステージ、  3rdステージ、  finalステージ、と呼んでおります。

 ファーストステージには運動会・夏季学校、サードステージには音楽発表会という二大イベントを置き、夏休み明けには「夏休み生活展」という家族ぐるみの作品紹介展を開く、それらイベントの間は勉強集中月間として落ち着いた学習環境をつくるよう全校で取り組みます。

 3学期制の長所を取り入れた4ステージ制とすることで三学期制よりきめ細かなカリキュラムを目指しています。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【2ndステージ オープニングセレモニー/転校生紹介】&校長の夏休み勉強

        ↓ 事務長撮影です。


校長の話では大要、次のようなことを話しました。

成田、まめ記者、豪州、宿泊学習に行った人たち、大きな事故もなく帰って来て良かった。特に今年初めて行ったオーストラリアの人たちは、向こうの校長先生から、とっても上品だと褒めてもらったと聞き、大変嬉しく思います。

夏休みは私もいろいろなことを勉強しました。その1つについて話そうと思います。

これは、冥王星(めいおう星)の写真です。(※写真は上のスライドショー動画をご覧ください)

今から4年前に撮影されたものです。冥王星は地球から遠くて望遠鏡でも良く見えない。どのぐらい遠いかというと、太陽と地球の33倍も離れている。太陽は地球から1億5千万km、冥王星は地球から50億kmも離れている。だから、アメリカがニユーホライズンズという人工衛星を飛ばして、9年半かけて到達してやっと撮影した。

撮影してみたら、なんとハートのマークが写っていて、とっても可愛い星だった。そのハートマークは、氷だということも分かった。冥王星の内部には氷がいっぱいあって、それが今も動いているそうです。動いているから、地球の火山のように、時々、噴火するらしい(噴氷)。冥王星の中が動いているということは、ちょっと奇跡に近い。

なぜなら、冥王星は月よりも小さい。月の3分の2しかない。月は冷えて固まってしまい、内部は動いていない。それなのに、もっと小さい冥王星が生きて動いている。すごいことです。
こんなにすごくて可愛い星が冥王星なのに、かわいそうな星でもあります。

惑星というものを知っていますか?英語ではプラネット。太陽の回りを回っている大きな星のこと。

太陽から近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星・・・「すいきんちかもくどってんかい」と覚えます。

校長先生が小学生のころは、もう55年前になるが、「すいきんちかもくどってんかいめい(冥)」と冥王星が入っていた。、大坪古屋榎本先生たちが小学生のころは「すいきんちかもくどってんめい(冥)かい」だったかな。 どってんかいめい から どってんめいかい とひっくりかえった理由は省くけど、どちらにしても冥王星は惑星という大きな星の仲間だった。水星より大きく火星より小さいぐらいと言われていた。

ところが、21世紀になる頃からちょっと変わってきた。冥王星は実は2つの星だと分かった。
冥王星の回りをカロンという衛星が回っていたのだ。冥王星とカロンの2つに分かれていることによって、実は冥王星は月より小さいことがわかった。(※最近はもっと小さな衛星があと4つあることが分かっています。)

しかも、冥王星の近くにエリスという星が見つかって、これが冥王星より大きな星だった。それでエリスを惑星に入れようという考え方もあったけど、それより冥王星を外す方が正しいとなって、2006年に外されてしまいました。
だから、今は惑星は、水金地火木土天海と8つになっているのです。

こうなって一番寂しがっているのはアメリカの人たちです。なぜかというと、冥王星を発見したのはアメリカ人だからです。水星から土星までは、肉眼でも見えるので、大昔から全世界の人が知っていました。天王星と海王星は18世紀と19世紀にヨーロッパ人が見つけました。冥王星は20世紀になってアメリカのトンボーという人が見つけたのです。太陽系の最後の惑星をアメリカ人が見つけたということで、アメリカの人たちはとても誇りに思ったのです。

見つけたのが1930年、今から89年前のこと。この1930年という年はディズニーがミッキーマウスの愛犬を生み出した年です。愛犬の名前はなんといいますか?そう、プルートですね。

実は、プルートというのは、冥王星の英語の名前です。冥王星は遠くて肉眼では見えないから、ローマ神話の「暗闇の王様」であるプルートになぞらえて「プルート」と名付けられました。人が見ることのできない世界を支配する王様「プルート」なのです。太陽から50億kmも離れたくらいところにある星にふさわしい名前です。

ディズニーの新しいキャラクター、ミッキーの愛犬は、その冥王星、プルートが発見された年に生まれた。それを記念して愛犬にもプルートと名付けた。それぐらいアメリカ人はプルートに愛着をもっている。

それなのに、今から13年前、惑星から外された。アメリカ人が一番がっかりしているわけです。
校長先生も水金地火木土天海冥から冥王星がはずれて、つまらない気持ちがしています。

このように、かわいそうな冥王星だけど、今から4年前になって、ニューホライズンズが撮影してくれた写真のおかげで、とても可愛いハートマークを持った星だということがわかり、なおかつ、今も動いて生きている星だとということもわかって、惑星ではなくなっても、太陽系のなかでは貴重な星だということになりました。 とても良かったと思います。宇宙のことは調べれば調べるほどおもしろい。皆さんもチャレンジしてください。

    本日の記事は以上です。

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