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○今朝、登戸駅近くで児童・大人が襲撃された事件に関連して

(校長発:令和元年5月28日火曜) 曇り

今朝、JR・小田急の登戸駅近くにおいてカリタス小学校スクールバスを利用する児童・保護者が不審者に襲撃され複数の犠牲者が出ました。また17人の児童や保護者が重傷を負っていると報道されています。やりきれない思いに気がふさいでおります。

犠牲者の方々に哀悼を表しご冥福をお祈り申し上げなければならないことが、これほど辛いことはありません。カリタス小学校の皆様の心を思うと尚更のこと、悲痛な思いにおそわれます。

重傷を負われた皆様のご回復を心よりお祈り申し上げます。

こういう事件に接すると、ただでさえ辛い気持ちが募りますが、近隣の身近な小学校のことだけに、いたたまれない気持ちが一層高ぶるのを押さえることができません。

教職員、保護者、児童を問わず、本校関係者の中にはカリタス小学校に縁のある方がいらっしゃいます。私自身も同校校長先生と知己の間柄です。都市大付属小として電報を打ち、犠牲になった皆様に哀悼を表するとともに、カリタス小学校に心から連帯することをお伝え致しました。カリタス小学校は深い悲しみに包まれているだけでなく、大きな動揺におそわれていると思います。その状況から一日も早い回復を祈ります。

児童を守るために、交通安全対策に加えて、不審者対策にもより一層の知恵を絞らなければならない時代になっていることを痛感しております。

校内に不審者が侵入してきたときの対策訓練は行っていますが、校外における突然の無差別襲撃に対して、どのような対策がとれるのか、模索しなければならない時代です。

本校スクールバスは1本だけの運行ですので、バス停に到着した児童はすぐに乗車してバス外の危険から守ることができますが、明日から当分の間、本校スクールバスにはドライバーに加えて教職員添乗を行います。またスクールバスには警棒を備えておりますが、加えて催涙スプレーを常備して参りたいと思います。

児童の動揺ができるだけ小さい状態で下校させたいと考えたため、学校では今朝の事件について、児童には詳しい報告はしておりません。しかし、ご家庭でテレビ報道などを見て詳細を知ることになったとき、どうお子様の動揺を鎮めていくか難しいところがあると推察しております。

明日は通常登校と致しますが、心に動揺のある児童がいました場合、心のケアに尽くしてまいりたいと存じます。

末筆ですが、皆様の心の平安を祈りますとともに、本日の全校引き取り下校にご協力たまわりましたことに感謝申し上げまして、文章を閉じたいと思います。

(本日の記事は以上と致します。)

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