○【教頭レポート】6年生北海道卒業記念研修旅行第3日
(校長発:教頭レポート:平成31年2月16日土曜) 東京は晴れ
きょう16日土曜日は6年生が帰京してくる日です。今頃はホテルも出て、富良野の町で土産物を買っているころだと思います。昼食はラーメンを食べる予定だそうですが、卒業記念旅行でラーメンが食事に出るのは初めてだと思います。北海道ラーメンですからねえ・・・去年は瀬戸内海余島臨海学校に行くときに、讃岐うどんにありつけたし、今年の6年生が羨ましいなあ。
第3日の教頭レポートをお届けします。
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【教頭レポート】6年生北海道卒業記念研修旅行第3日
※(校長注:本日は画像編集の余裕がなく、せっかく送られてきた画像ですが、後日アップとなるかもしれません。その場合はご容赦願います。)
↓ では教頭の「第3日」文章レポートをお読みください。
今日の富良野の空は、日の暮のようにうす暗い曇天です。富良野盆地の東に聳える十勝連峰も、曇天の下に青黒い山々を見せています。
さて、昨日の講習で自信をつけた子どもたちがロビーに集ってきました。
スキーは自動車の運転と同じところがあります。初日は、自分は未熟者であることを自覚し、安全意識に細心の注意を払っていることで、怪我や事故も起こりません。しかし、怪我や事故が起こりやすいのは、慣れたときです。初心者から中級者(中級者から上級車)になり始めたころが、一番危険です。
劇団の仲間と友情を育み、師匠の元で演技を磨いていく。 その気持ちと同じく、決して慢心することなく、講習に臨んでほしいものです。
全員が元気に集合したので、これからスキー場に向かいますが、今朝は講習が始まる前に記念撮影(学年、班毎の集合写真)をします。記念撮影の場所は・・・山頂。ゴンドラにて一気に山頂をめざします。山頂に着くまで、20分。その間、乗り合わせたインストラクターの方から、いろいろなお話を伺うことができました。
山頂に着くと、天気はさらに悪化していました。気温も下がり、ときには人影が消えるほどの雪が舞うことも。
そのような中でもチャンスを逃さず撮影したものが、このあとの続報ブログにアップされます。(校長注:もし本日アップできる余裕がなかったときは、後日お楽しみということでご了承願います)。
撮影後は再びゴンドラに乗って下山し、昨日と同じように午前の部の講習が始まります。
子どもたちの早く滑りたいというその焦る気持ちが、慌ただしい準備の動きに見られます。それぞれの班が講習をスタートさせましたが、今日は最初からリフトに乗りました。つまり、昨日よりも滑る時間・距離が長くなるわけで。・・・・・文末をこの「ーーなわけで。」という表現に何気なくしたのですが、そうしましたら、その瞬間、『北の国から』を思い出しました。この中で、純が語るナレーションの中によく登場する「・・・なわけで」「・・・と思われ」という話し方です。
私にとって忘れることができない作品の一つである『北の国から』。富良野といえば、倉本聰原作のこのドラマに登場する黒板五郎・純・蛍が暮らす麓郷です。
話を元に戻します。リフトによって、登る時間は短縮され=滑降時間は長くなり、ですから当然、子どもたちのスキー技術は上達します。午前の部が終了したときには、声も弾み、元気よく坂を下り、宿舎に戻ることができました。
今日の昼食メニューは牛丼です。昨日よりはるかに運動量が多かったせいか、食べること食べること。しっかり食べて、午後の講習にそなえて下さい。
午後の部が始まるころには、晴天ではなくても明るいせいか、富良野盆地の全景が望めるほどになりました。最後の講習ということもあり、全員があっという間にリフトで上に上がってしまったので、私が一休みの後、ゲレンデに出てみると、子どもたちの姿はありませんでした。
午後の講習が終わると、閉校式が始まります。
スキー学校の校長先生から修了証を、代表児童が誇らかに受け取りました。
その後、校長先生からお話がありました。皆さんはスキーを習いに富良野にやってきましたが、雪がたくさん積もっているこの時期にも、農家の人たちは玉ねぎやメロンの栽培のためお仕事をしているのだということを忘れないでほしいというものでした。
つまり、富良野は観光・レジャーで有名だけれども、ここで生活している(暮らしている)人のことにも思いを馳せてほしいということです。例えば、メロン栽培農家の場合、過去最低気温がマイナス34.5℃を記録するほどのきびしい冬でも、鼻毛も凍ってしまう危険な寒さの中、毎年1月下旬頃には、メロン栽培の準備が始まるそうです。
トラクターで除雪をし、ビニールハウスにビニールをかけます。2月上旬には苗作り、そして接ぎ木作業という大切な作業があるそうです。
ところで、メロンは野菜?果物?さて、どちらでしょうか。
校長先生のお話の後は、代表児童によるお礼の言葉です。お礼を申し上げた後、2日間お世話になったインストラクターの方たちをお見送りし、閉校式は終わりました。インストラクターの皆さん、本当にありがとうございました。
スキー講習が終わり、これで雪とはお別れかなと思いきや、お楽しみが待っていました。
そうです、毎年恒例となっているホテルベルヒルズ前広場での雪遊びです。今回の雪遊びは、かなり壮絶な場面が見られました。それでも怪我もなく、落とし物もなく、無事終了しましたが、何人かは雪男、雪女に変身してしまいました。
この後は、いつも通り入浴をすませ、夕食をとり、就寝となりましたが、興奮冷めやらぬ感の子どもたちも見受けられました。
さあ、明日は最終日です。起床時間もこれまでよりも早いので、しっかり休んで下さい。
この記事は以上です。