○卒業生来訪 大志を抱いて研究者への道を進む卒業生
(校長発:平成30年11月28日水曜) 晴れ
きょうは、ひとりの卒業生の話題にしぼって記事をお届けします。
本校は単に有名中学校に合格すれば良いというのではなくて、中学校に進学してから大きく伸びることこそが大事だという考えでいます。
「伸び代(のびしろ)のある」状態で中学進学をしなければ意味がないという考えです。受験勉強でへとへとになって中学校で生き生きと勉強できなくなるのでは、勉強の意味がないからです。
きょう、来校してくれた卒業生は、そういう本校卒業にふさわしい中高6年間を送った卒業生です。
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【卒業生来訪 大志を抱いて研究者への道を】
付属中高に進学し、現高校三年生のYB君が来訪してくれました。
論文試験と面接試験のAO入試を受けて、早々と大学合格を決めた報告に来てくれたのです。
このYB君、本校にいるときから傑出した学力の持ち主で、付属中学に進んでからの6年間、同中高の先生方から「東京大学合格間違いなし」と言われつづけてきました。それだけ傑出した成績をおさめつづけたのです。
しかし、ご本人は一貫して「東大には行きません。」と言い続けてきました。私も凡庸な人間ですから「東大に入れるのに、どうして行こうとしないの?」とYB君に言い続けてきましたが、彼の信念は揺るぎませんでした。
東大に進まない理由は東大が嫌いだからではなくて、「別の大学に師事したい教授がいらっしゃる」ということでした。宇宙工学をめざしている彼にとって、ある大学の教授のもとで研究したいということが大学進学のいちばんのモチベーションになっていたのです。
その考え方はとうとう6年間変わりませんでした。そして、この秋、進みたい大学のAO入試を受けて、はやばやと合格を決めてしまいました。これから大学に入学するまでの4ヶ月間は、大学で研究するテーマを勉強すること、そして英語の実力、スキルを完全に身に付けることなど、大学進学後の準備のために使うそうです。
とはいっても、YB君のことですから、クラスメートたちのこれからの大学受験を応援する気持ちも忘れていません。応援しながら、自分の道を進む。
こういうYB君です。 私の高校時代などと比べたら志がちがいますね。
YB君のような志こそ「大志」とよぶにふさわしい気持ちがしています。心から応援しようと思っております。
YB君、きょうは嬉しいニュースとともに、大きな話題をっもってきてくれて、ありがとう。これからも頑張れよ!
↓ YB君です。彼が高2のときに取り組んだ実績によって付属中高のホームページに
↓ 掲載されたことも、いっしょに掲載しましたので、ご覧ください。
本日の記事は以上です。