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○音楽集会(音楽発表会に向けて)/高橋先生の「うれし涙」

(校長発:平成30年10月4日木曜) 曇り一時ぱらつき雨


 今朝、音楽集会を行いました。記事を作る余裕があまりありませんので、詳報は後日としますが、ぜひともお伝えしたいことに「高橋先生のうれし涙」というのがありますので、書いておきます。

 きょうの音楽集会の目的は、1)劇場におけるマナー学習 と 2)最終演目「すてきなともだち」合唱の練習でした。

(つづきは、↑↓見出しをクリックしてお読みください)

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(つづき)

 マナー学習では、音響効果の高い劇場においては、ささいな音でもホール全体にひびくので、「このくらいの音は大丈夫だろう」と自分だけが思っても、皆が同じようにすると、それはとても大きな音になることを実体験したりして学習しました。

 全校児童とも、それらのマナーについて記されたカラープリントを持って参加しているのですが、実は手違いがあって、2年桐組だけ持参できていませんでした。それに気がついた大崎先生が大急ぎで、2桐全員分を取りににもどったのですが、間に合わないままマナー学習が始まりました。

 中心指導の大脇先生が全体にむかって、「それでは、みなさん、カラープリントを開いてください。」と指示しました。ドキドキしているのは担任代行の高橋先生。2桐のみんなの分はまだ届いていない、大崎先生、急いで・・・。

 高橋先生のドキドキ心配をよそに、2桐の子たちのとった行動は意表をつくものでした。

 高橋先生は、普通なら・・・ましてや幼い2年生のことなので・・・「あれ、僕たちは私たちの分は渡されていない」とざわつくだろうと心配していたのに、2桐のみんなは静かに両手を開いたのでした。そのようすをみた高橋先生の目から涙がおちました。

    この子たちは、なんて素敵な子たちなのだろう。なんと美しい心をもった子たちなのだろう。
    全校のみんなの邪魔にならないように配慮して、騒ぎ立てないで、大崎先生がとりに行ったのを
    知ってか知らずしてか、両手でプリントを開くように演じてくれた・・・

 ・・・そんな思いが高橋先生の胸を去来し、落涙となったのでした。

 その直後、大崎先生が届けてくれたので、2桐の子たちもプリントを手にしてマナー学習が出来たのですが、それまでのつかの間に、高橋先生の胸を打つできごとがあったとは・・・後ろで集会のようすをカメラにおさめていた私は気がつきませんでした。いや、みんな、集会に集中しているので、誰も気づいていなかったのではないでしょうか。その一部始終のてんまつを私が知ったのは、1校時に、教室巡回をしたときのことでした。

 高橋先生がその話を2桐のみんなにして、「先生、涙が出ちゃった」と言っているところに、私がちょうど行き会ったのです。

 話し終えた高橋先生が私に向かって、「校長先生、そういうことがあったのですよー」と言って、「この子たち、とっても素敵です。」と報告してくれました。私も胸がいっぱいになりました。

 こんな「深いーーーーい話」、エピソードのあった音楽集会。もちろん他クラス、他学年の児童も一生懸命取り組んだ集会だったことも忘れずに記しておきたいと思います。

 音楽発表会まで残りすくない期間となってきました。みんな、がんばろう。

(本日の記事は以上です。)

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