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○【教頭レポート:その4】5年余島臨海第4日:海原航海
○父母の会活動(総務会・広報部・厚生部)

(校長編集:平成30年7月17日火曜) 晴れ 猛暑


6年生が留守番をしてくれた学校に全学年がもどってきました。元気な声がひびきわたり、留守を守った最高学年の6年生の表情には安堵の色がみえました。6年生、本当にありがとう。

 ※そんななか、きょうもさっそく父母の会の皆様が盛んに活動してくださいました。総務会・広報部・厚生部の皆様です。暑い中のご来校、活動、心より感謝申し上げます。

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【教頭レポート:その4】5年余島臨海第4日:海原航海

 第4日目は、海洋プログラムの集大成ともいうべきロング・トリップの日です。

 これまでに学んだ操船技術や協力し合うことが試されるときです。ロング・トリップは、天候の関係によっては、余島を一周するということもありましたが、今年は幸い天候に恵まれ、対岸の小豆島の浜辺【木香の浜(岬の向こう側にあるので、こちらからは見ることができません)】への往復というものになりました。

 余島のリーダーたちが、今年の子どもたちのようす(言動)や、体力・気力などを熟慮して、この内容にしてくださいました。さて、子どもたちはどう答えてくれるでしょうか?

 子どもたちは朝食もそこそこに、ロング・トリップの準備に取りかかります。男子班は、全員分のカヌーとカヤックを浜にきれいに揃え、女子班を待ちます。一方、女子班は、昼食となるおにぎりをつくり、カートンドッグの下準備をします。女子班が食堂から北の浜に到着し、すべて用意が調い、全員で準備体操をした後、木香の浜を目指して、いざ出発です。

 子どもたちは、意気揚々と海に乗り出していきます。向かい風ながらも、軽快にカヌー・カヤックを漕ぎ続けます。アメンボのように海上をスイスイと走るカヌー・カヤック、呼吸が合わずなかなか前へ進めないカヌー・カヤック。しかし、強い風は止まず、思ったよりも体力を消耗し、時間もかかってしまい、予定外の浜で休憩となりました。

 ここでリーダーたちがとった判断は、自分たち、そしてバディの気力・体力を考えて、木香の浜に向かうかここで終わりとするか、話し合って決めなさいというものでした。あちらこちらで議論の輪ができ、真剣に話し合っていました。結論が出るまで長い時間がかかりましたが、木香の浜へのロング・トリップをここで断念することにしました。残念そうな顔を見せる子どもたちも多くいましたが、気を取り直して昼食の準備に取りかかります。

  ※といっても、8期目となる余島臨海学校の歴史のなかで、これまで木香の浜へ渡った学年は
   なく、歴代においても、この浜辺までのロングトリップが最長記録です。
   ですから、今年のこどもたちも大変よく頑張ったのです。

 昼食はおにぎりとカートンドッグ。ただしカートンドッグは下準備のままでしたから、ここで焼いて食べなければなりません。まず、砂浜に穴を掘り、そこに集めてきた乾いた小枝を組んで、火を点けます。ここでも班のちがいが明らかになります。いつまでたっても火が点かない班、いとも簡単に火が点いて早速カートンドッグを焼く班といろいろです。

 何とか全員が昼食を取り終えて、小休憩を取った後、お腹を満たした子どもたちは体力・気力を取りもどし、元気いっぱい、余島の北の浜に向けて船を漕ぎ出します。でも復路は追い風。往路で向かい風に立ち向かった経験を生かして、全員が軽快に海上を疾走します・・・・・と言いたいところですが、そうもいきません。

 でも、往路よりはスムーズにそして軽快に船を飛ばし、30分も早く北の浜に到着することができました。子どもたちは、このロング・トリップから、いろいろなことを学んだと思います。

 夕食では、サプライズがありました。余島臨海学校の期間中に誕生日を迎えたT君とO君に、リーダーたちから誕生日プレゼントとしてバンダナとステッカーが贈られたのです。
そして、嬉しそうな二人を皆が歌でお祝いをしました。

 夕食をとった後、今日はカウンシルファイヤーがあります。

 夕方、きれいな夕暮れの中、南の浜に全員が集合しました。まわりの清寂に加えて、子どもたちも沈黙したままカウンシルファイヤーに参加するので、非常に厳かな雰囲気の中で行われます。団長の私がいくつかのことを話した後、坂田リーダーが話し始めました。子どもたちは黙ったまま、静かに坂田リーダーの話に聴き入ります。余島の歴史、そして平和であること、人は一人では生きていけないことなど、リーダーの話に子どもたちはいろいろと考えさせられたようです。

 第4日目の夜、カウンシルファイヤーの余韻を残しながら、子どもたちは眠りに就きました。


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