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【教頭レポートvol.02】北海道卒業記念旅行
 /スキー教室第一日

(校長発:平成30年2月16日金曜) 曇り 朝の気温4℃


 昨夜届けられた教頭レポート(第二弾)をお届けします。・・・昨夜というより、メールが届いた時刻が0:40となっていますので、日付は今日になっている真夜中、それももうすぐ「草木も眠る丑三つ時(うしみつどき)」が近い真夜中に送ってくれています。感謝です。

 続きに進んでお読みください。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【教頭レポートvol.02】北海道卒業記念旅行/スキー教室第一日】

   教頭レポートを画像と文章でお読みください。

           ↓ フラッシュ動画からご覧ください。通しで5分です。

 以下、文章レポートです。

 6年卒業記念旅行第2日目の朝は、雪模様のお天気です。

 快晴の下でのスキー学校を期待していたのですが、時おり太陽が顔をのぞかせるものの雪が舞っています。富良野の雪は、「降っている」というよりも「舞っている」と表現すると、その湿気のない粉雪を想像することができると思います。

 ホテルの外では、ホテル所有の除雪車が朝から活躍しています。もしかすると、今日は一日中雪?嫌な予感がしてきました。

 今回の引率教員の中には、付属小学校史上最強の雨男が入っています。その彼が、富良野の地で雪男となってしまったのではないか?そうであるならば、今日は一日中雪であることに間違いありません。 ※校長注:おととしの修学旅行で雨男を返上したはずなのになあ・。

 朝食を済ませると、ロビーに集合です。

 スキー学校の先生(インストラクター)に引率されながら、スキー場に向かいます。到着すると、スキー靴に履き替え、一段高い所へ全員が集合したところで、スキー学校の開校式です。

 開校式では、スキー学校の校長先生からご挨拶をいただきました。

 「皆さん、スキーはテストと違い、滑って、転んで、落ちてこそ上達できます。」
 「また、先生方の指示をよく聞いて、スキー学校を無事終えることを願っています。」

 というお話をされたのですが、中学入試が終わっていて良かったです。(笑)

 この後、各班の先生方が紹介され、子どもたちは自分の班を受け持つ先生方のもとに集まり、スキーの準備です。

 さあ、いよいよスキー学校が始まります。期待を膨らませる子、不安な表情を浮かべる子、いつも通りの子、いろいろです。

 午前の部、初心者・初級者は、本部近くのゲレンデで講習を受けます。
 午後の部では、初心者・初級者といえども、リフトで上がって降りてきます。

 教員たちは、各班ごとについて、インストラクターのサポートを行います。お昼近くまで、各班ともそれぞれのレベルにあった講習を受けます。講習の終わりの時間がくるまで、子どもたちは一生懸命スキーに取り組んでいました。

 昼食の時間は、班ごとに先生たちと一緒に食事を摂ります。今日のメニューはカレーライスです。例年と同じように今年も、ほとんどの子がお代わりをしました。

 昼食後、午後の部が始まるまでは休憩時間です。

 午後の部は、8班から3班までが第1リフトで上まで、2班から1班までは第2リフトでさらに上まで上がってから降りてきます。教員たちももちろんリフトで上がり、途中途中で講習に加わり、アドバイスをしたり、サポートをしたりしながら降りてきます。

 この頃になると、ゲレンデに振る雪が一層激しくなってきました(写真でそのようすを確認してください)。

 それでも、講習をやめたいと言い出す子はいません。

 講習後の夕食前のちょっとした時間をつかって、「6年生を思いっきり解放させてやりたい」という担任の親御心、配慮で、ホテル脇の広場を使わせてもらえることになりました。

 全員参加の雪遊びです。かなり積もった雪野原でさまざまな遊びに興じる子どもたち。

 私も思わず昔を思い出して飛び入り参加したくなりましたが、そこはぐっと抑えました。多分、身体がちません。

 ところで、大雪のために、ゲレンデのあちらこちらに「笠地蔵」(かさじぞう)が出現しました。雪の積もったカラフルな笠(帽子)を被ったお地蔵様たち(子どもたち)です。

 「笠地蔵」のお話は、学校の国語の授業で学習しているので、子どもたちは皆知っていると思います。しかし、「笠地蔵」のお話から学んだことを忘れてしまったのでしょう。このことが、宿舎に帰ってからの残念な行動につながってしまいました。もう一度、「笠地蔵」のお話から学んだことを思い出してほしいものです。

 ちなみに、「笠地蔵」の学習のねらいは、「自分がたとえ不利になったとしても、人のためにやさしくふるまうことのすばらしさに気付き、相手の立場に立って生活しようとする心情を高める。」というものです。 

  ※校長注:おじいさんが、正月を迎える費用をつくるために、おばあさんと二人でつくった「笠」を
   売りに行ったが、少しも売れないまま帰ることになった。
   帰路、雪が降ってきて、お地蔵さんたちが雪をかぶってしまっているのをみて、おじいさんは
   売り物の笠をお地蔵さん達にかぶせてあげた。ところが一つ足りないので困ったことになった
   と思った。すぐに自分がかぶっている笠をかぶせてあげれば良いと思いついて、おじいさんは
   笠を脱いでかぶせてあげた。自分は雪にまみれて帰宅したが、おばあさんが大層感心してくれた。・・・というお話。

 入浴、食事、そして就寝となりましたが、今日は「笠地蔵」の件があったので、就寝時間は、予定よりも少し早くなってしまいました。

 今日の反省を生かした明日の君たちの言動に、大いに期待します。
                                 寺門 清貴




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