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○5年桜組研究授業「国語ディベート」根拠調べ
○昨日「学校評議員会」
○父母の会活動(厚生部:2日連続)

(校長発:平成30年2月27日火曜) 晴れ


 ※昨日今日と二日続きで父母の会厚生部の皆様が活動してくださいました。ありがとうございました。

 いま、2年生が「TCU(都市大)郵便局」を開設しています。2年オープンスペースに設置されたポストに全校児童がベルマークと交換した葉書を投函しています。それを、20分休みとお昼休みに、2年生が回収し、消印をおし、郵便番号ごとに仕分けして、アンカーの配達員が全校教室に配達して回っているのです。

 まだ誰にも葉書を出していない子がいましたら、ご家庭でも話し合っていただいて、積極的にお便りの交歓をしあうようおすすめください。よろしくお願い致します。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【5年桜組研究授業「国語ディベート」根拠調べ】

 本日、5年桜組だけ午後残ってもらって、全校教員参観による研究授業を行いました。低学年・中学年・高学年のブロックごとに年1度ずつ、このスタイルの研究授業をやっておりますが、今年度は今回が最後となります。

 国語の授業で討論の単元。「ディベート」の授業を9時間かけて行っています。桜組はきょうがちょうど真ん中の4時間目。最後の時間の「ディベート」に向けて、各班にわかれ、テーマ毎に「賛成・反対」両方の根拠を調べる授業でした。

 宿題として各人が調べてきた根拠となるデータを持ち寄り、それが正しい根拠か、あいまいすぎないか、根拠にならないのではないか、というようなことを、班員全員が智恵をしぼって話し合って決めていきます。十分に根拠となるものについては最後のディベートのときに使います。

 しかし、賛成反対のどちらの論陣をはるのかは、最終日にくじびきで決めることになります。だから、賛成反対のどちらの意見の論拠も調べなければなりません。調べていく課程で「自分は賛成意見だな」と思うことがあっても、くじびきで「反対」派として論陣を張ることになったら、いやでも反対しなければなりません。ここがディベートの妙味です。

 世の中に出て、さまざまなテーマで議論することがあると思いますが、このようなディベートの経験を中高校まで(あるいは大学でも)経験を積み重ねることが、「相手の立場にも耳をかたむけて、お互いの良い点を見いだし、お互いのマイナス面をお互いに取り下げ、より高いレベルの結論を見いだす」力になるわけです。

 ディベートはゲームですので勝ち負けを決めます。勝つためには用意周到な根拠調べが必要ですし、説得力のある論陣を張る必要もあれば、相手の説得力ある反論を負かすことも大事です。こうして議論の仕方を覚えることに資するわけですが、しかし、勝ち負けにこだわったり、意固地になったり感情をあらわにしたりすると、議論にならなくなってゲームとしての楽しさがなくなります。

 ただでさえ難しいディベートですので、小学生の段階でディベートを組織することは大変むずかしいのですが、学習指導要領で定められていて全国ほとんどの小学校でとりくみます。これは、発達段階に応じた取り組みをすれば、小学生でも十分聴きごたえのあるディベートになり、中高校段階における本格的ディベートにつなげられるという考えからです。そうはいっても、なかなか難しい。

 でも本校5年生は実にしっかりしたディベートを行います。本日のようすを静止画像と動画でとりましたので、ご覧ください。

       ↓ 通しで5分半



    本日の記事は以上です。

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