○【教頭レポート】5年生瀬戸内余島臨海学校初日のようす(その1)
(校長発:平成29年7月13日木曜) 晴れ
これは5年生の瀬戸内海余島臨海学校初日のようすを伝えてくれた教頭レポートです。
すぐに続きをお読みください。
※4年ブリティッシュヒルズ初日のレポート記事をこの1本前に載せてあります。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
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【【教頭レポート】5年生瀬戸内余島臨海学校初日のようす】
※校長注:写真はこのあとのレポート記事に掲載します。
キャンプファイヤーの「火之神」のお話が感動的です。
遅くなりましたが、第1日のレポートをお送りします。
元気な5年生を乗せた全日空機は、保護者の皆さまに見送られ、無事定刻に羽田空港を離陸し、一路高松空港を目指します。
朝早いにもかかわらず元気なようすで、機内では多少心配になることもありました。高松空港からバスに乗り換えて、昼食をとる中野うどん学校に向かいます。朝が早かったせいもあり、お腹をすかした5年生は、作りたての讃岐うどんで舌鼓を打ちました。
また、お代わりもできたので、何杯もお代わりをする児童も多くいました。
お腹を満たした5年生を乗せたバスは、次に高松港に向かいます。そして、高松港で高速船に乗り換えいよいよ小豆島、土庄港に到着です。ここから銀波園(ぎんぱえん:余島対岸の港)までは、路線バスで向かいます。
乗車した後、銀波園までの車窓の風景を眺めていると、いつもの風景と違っていることに気がつきました。海岸線に沿って走っているのです。これまでは、世界一狭い海峡を渡っていたのですが、今回はそこも通りません(理由は、後で添乗員さんに聞いたのでわかりましたが)。いつのまにか、次の歌詞を思い出していました。
「...♪♪ 岬めぐりの バスは走る 窓に広がる 青い海よ...♪♪ 」
バスに乗り、青い海を見ていると、あまり思い出したことのない昔のできごとや情景が次々と浮かんできました。
銀波園からは、リーダーが操船する渡航船で余島に向かいます。銀波園でリーダーたちの顔を拝見するなり口に出たことばが、「ふるさとに戻ってきたようです。」でした。
私には、他の先生方が経験しないようなこともありましたから、なおさらです。3往復により、やっと全員が余島に上陸を果たしました。余島のスタッフを前に、開校式が始まり、児童代表以下全員で元気なご挨拶を済ませました。その後、夕食前に島内散策を済ませました。
夕食後はキャンプファイヤーです。
火之神の分火により、キャンプファイヤーが始まりました。
私、いえいえ火之神は・・・・・
「燃え上がる火を見て下さい。人間は今から20万年前、火を使い始めました。
この火が人間と獣を分かち、私たちの文化を築く源となりました。昔の人は火を大切にしました。
この火をしっかりと見つめてください。
自らを燃やし、私たちに光と熱を与えてくれるその姿は、思いやりの姿を教えてくれます。
隣にいる友だちの手をとって下さい。炎に照らされる友だちの顔を見て下さい。
こうして目の前にいる友だちと集うことは、もう二度とありません。
ですから、今、この瞬間を大切にして下さい。やがて,この火は消えていきますが,
この火が消えても,あなたがたの心にともされた火が消えることはありません。
さあ、今夜はこの明るい火に負けないように、大声で歌い、笑い、踊り、心を開いてすばらしい思い出を作りましょう。」
と話されました。
こうして、第1日目は過ぎていきました。
教頭 寺門
本記事は以上です。