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○教育懇談会・授業参観にお越しいただき ありがとうございました。
○祝婚歌(吉野弘)

(校長発:平成27年10月10日土曜) 晴れ


 本日は1年生から5年生までの教育懇談会。 授業参観は6年生もふくめて全学年実施しました。

 大勢の皆さまにお越しいただきありがとうございました。 私どもの不行き届きもありご心配ご心労をおかけしているところも多々あるなかで、新人、ベテランを問わず、精一杯つとめさせていただきました。今後とも児童の成長のために一同精進いたします。どうぞ忌憚のないご意見を寄せていただければと存じます。

 きょうは私の挨拶を5分ほどで終えましたので、拍子抜けされた方もいらっしゃったかもしれません。(天の声:いやいや、それぐらいでちょうど良いのだ!) 

 教員人生40年になんなんとしておりますが、このところ、あらためて教育というものの難しさを感じることの多い日々を送っておりまして、都市大っ子のために、もっともっと精進を重ねなければならぬと思っております。そのことを申し上げようと思っていたのですが、どうもうまく表現できず、挨拶の中で話す予定をとりやめました。あらためてお話する機会があろうかと思います。

 そういうわけで私としては短めのご挨拶で失礼致しました。・・・(天の声:いやいや、だから、ちょうど良いのだって(笑))

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【教育懇談会・授業参観】

     授業参観のようすをフラッシュ動画にまとめました。

          ↓


【人生の良き指南書】 

 きょうは「祝婚歌」(吉野弘)という詩をご紹介します。

 詩人吉野弘さんは昨年惜しまれながら亡くなった詩人ですが、 とても良い詩をたくさん作っておられます。 そのなかに「祝婚歌」というのがあります。 ご存じの方も多いと思いますが、結婚をことほぐというだけでなく、人生の指南書というべき内容があります。 

 知らない方もいらっしゃるだろうから、いつか紹介したいと思ってきました。

 実は明日、知人の結婚式があるものですから、これをたずさえて行こうと思っているのです。

 そういうことで、私事にわたることではありますが、この機会に皆さまにもご紹介いたします。 吉野弘さんはこの詩の著作権を主張しないとおっしゃっているようですから、全文をご紹介します。

         ↓ 

      「祝婚歌」 吉野弘
 
 
二人が睦まじくいるためには 

愚かでいるほうがいい 

立派すぎないほうがいい 

立派すぎることは 
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
 
完璧をめざさないほうがいい 
完璧なんて不自然なことだと 
うそぶいているほうがいい 

二人のうちどちらかが 
ふざけているほうがいい 
ずっこけているほうがいい 

互いに非難することがあっても 
非難できる資格が自分にあったかどうか 
あとで 
疑わしくなるほうがいい 

正しいことを言うときは 
少しひかえめにするほうがいい 

正しいことを言うときは 
相手を傷つけやすいものだと 
気付いているほうがいい 

立派でありたいとか 
正しくありたいとかいう 
無理な緊張には 
色目を使わず 

ゆったり ゆたかに 
光を浴びているほうがいい 

健康で 風に吹かれながら 
生きていることのなつかしさに 
ふと 胸が熱くなる 

そんな日があってもいい 

そして 
なぜ胸が熱くなるのか 
黙っていても 

二人にはわかるのであってほしい 

      本日の記事は以上です。

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