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○4月28日ー1年遠足と3年遠足の詳報
○あるできごとからほのぼのした気持と勇気をいただきました)
○明日から4連休、5月7日に元気に会いましょう

(校長発:平成27年5月2日土曜) 晴れ 暑し


 本日も暑かったですね。 幼稚園に行っての帰り、川風に吹かれて涼しかろうと思って、多摩川河川敷を走ってきました・・・・・自転車ですが(笑)・・・やっぱり涼しい風がわたってきて爽快でした。

 公立小学校はきょうは休みだったのでしょうか、河川敷の野球場で少年野球をやっていて、しばし観戦してしまいました(といっても5分ぐらい)・・・少年野球はお父さんたちの方が熱が入っています。

 応援の声の飛び交うこと飛び交うこと、そんななかで小学生たちがプレーしていたわけですが、都市大っ子がやっているのでなくても、見ていて気持の良いプレーに拍手を送りたくなりました。

 ところで、幼稚園へ行く途中、微笑ましい「子育て」の光景に出合って、ほのぼのと嬉しい気持になると同時に勇気をもらいました。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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(つづき)

 前の文章のつづきは、一番最後に書いております。ご興味があればお読みください。

【4月28日ー1年遠足と3年遠足の詳報】

 連休に入る前に詳報をご覧に入れることができてほっとしております。

 担任の先生方の撮影写真です。どうぞご覧ください。 どちらの学年も、それぞれ4本とも冒頭の写真は同じ画像(7秒)をつかっています。 

 1年生、3年生ともに4本ありますが、それぞれ、1分10秒から2分ちょっとの長さです。

1年遠足(砧公園歩き遠足)



3年遠足(金沢動物園)



(冒頭のつづき)・・・・・・・・・

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 信号待ちで私が自転車を停めていると、 ちょっと向こうの方に、3人のこどもを連れたお母さんがいらっしゃいました。

 赤ちゃんを抱っこひもでお腹にかかえて、真ん中の子を後ろのチャイルドシートに乗せていましたが、いちばん年長の男の子(5歳ぐらいでしょうか)は、歩かせていました。 その子はサッカースタイルの衣装でした。 サッカーをやっているのかもしれません。

 3人乗りは危ないからという理由だけでなく、サッカーのために歩かせているということもあるかもしれないなあと思って眺めていました。

 そうしたら、年長の男の子が、「お母さん、僕も自転車に乗っけてほしい」と言ったのです。  自転車には前にもチャイルドシートがつけられていて、そこに乗せて欲しいということなのですね。

 お母さんは、「もうちょっと歩いてくれたら、乗せてあげるからね。」と答え、男の子が「うん、ありがとう」と答えるではないですか。 年端(としは)もいかないのに、なんと立派な答え方でしょう。

 「いやだ!いますぐ乗せてくれなきゃいやだ!」と駄々をこねるのではなく、「もうちょっと歩いてほしい」という親にみごとに答えています。 「我慢」の心にくわえて、3人兄弟のいちばん年長だという自覚が育っているのでしょう。

 でも、お母さんが自転車をこぎはじめると、その子が「お母さん、速いよ!」と言ったのです。 それまでと同じスピードでゆっくりこいでいたはずなのに、その子は疲れが出てきて、それまでのスピードではついていけなくなったのでしょう。

 お母さんはすぐ止まって、笑顔で年長の子を待っていました。 そして、すぐに乗せるのではなくて、「ちょっと休もうか」と言っておられました。 私は信号が青になったので、その後の展開が知りたかったものの、幼稚園に向かいました。 

 現代において、幼い3人の子育ては大変なことです。

 子育ての要諦は「我慢」する心を育てることですが、年上の子に「我慢」する心を育てることができれば、二番目三番目の子育てが少しは楽になります。

 私がきょう出合ったお母さんと年長の子には、それができているのだなあと感心しながら拝見した次第でした。 

 一番のお兄ちゃんとはいえ、まだ5歳ぐらいの子ですから、甘えたいのに我慢する、でも、「自転車に乗せてほしい」と甘えがでる、また「もうそのスピードにはついていけない」と苦情を言う・・・・・がんぜないこどもにとって当然のことです、・・・でも、お母さんはそれらにすぐにこたえないで、かわいいこどもを前にして辛い気持になるでしょうに、笑顔と忍耐で、我慢する。 子育ては親も我慢です。 

 きっと、しばらくしたらお兄ちゃんも自転車に乗せてもらえたでしょう。そしてふたたび「お母さん、ありがとう」と言ったことでしょう。

 でも、3人を乗せて自転車をこぐのは大変なことです。 危険なことでもあります。
 
 だからこそ、安全な場所まではお兄ちゃんに歩いてほしいと思われてのことだったでしょうが、一連の受け答えが、とても素晴らしく、私はほのぼのとした気持になり、また男の子とお母さんの両方から勇気をいただきました。 このご家族にお礼の拍手を送ります。 

     本日の記事は以上です。 それでは、4連休を元気にお過ごしください。

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