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○「五島慶太伝」第2版ができました/訂正箇所がありますので掲載します・・・新版を新5年生に配布 /図書室に50部配架
○昨日 卒業生来校

(校長発:平成27年4月9日木曜) 晴れ  


 入学式から二日目、始業式から三日目になります。   

 一年生が希望に燃えて登校してくれるよう、また一日も早く独り立ち登校ができるよう祈っています。 私も半世紀前に(・・・おお半世紀前!・・笑)、小学校に入学したときのことを今でもよく覚えています。

 入学して何日かしたころ、すぐ仲良くなったY君が私に 「T君にゴミ捨て場に来るよう呼び出されたんだけど、一緒にきてくれる?」とお願いしてきたことがあります。 

 私は、これはただごとではない、Y君を守ろうと思って、一緒にゴミ捨て場に行きました。そうしたら、なんと、相手のT君が 私の顔をみた途端、逃げていきました。 私は、どんな顔をしていたんだろう?(笑) 

 田舎の公立小学校のことでもあり、大昔でもありますから、私らの小さい時分は、小学校一年生から人を呼び出すなどというような とんでもない子がいたものです。・・・顔を見た途端に逃げ出された私もとんでもなかったかな(笑)
 
 都市大っ子になってまだ二日目ではありますが、とにかく、心配なことがありましたら、担任や私どもにご相談ください。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【卒業生来校】

 新年度を迎えて、卒業生が母校を訪問してくれています。

 私が会えたのは、12年前の卒業生Kさんと、25年3月に卒業したSM君とIM君の二人です。 Kさんは撮影できませんでしたので、SM君とIM君をご紹介します。

 ふたりとも新中三ですが、いろいろと中学校の先生のことを話してくれました。

         ↓ 

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【五島慶太伝第2版ができました/ 新5年生に配布 /図書室に50部配架】

  
昨年刊行した五島慶太伝を毎年5年生に配布することにしています。 今年も新5年生に配布致します。 保護者の皆様にもご一読いただければ幸いです。 

また、今年は図書室に50部配架しますので(昨年は3部だけの配架でした)、4年生以下の皆さんも図書室から借りて読むことができます。 5年生進級を待たずにご活用いただければと存じます。

 第1版に間違いがありましたので、今年は「第2版」として作り直しました。 昨年配布した新6年生にも正しい内容の今版を配布すべきところですが、 部分的改訂ですので、以下に訂正箇所を示します。 これでご容赦いただければと存じます。

【訂正箇所】

 庶民宰相と呼ばれた原政権ができたとき、逓信省次官に誰を推すかについて、発案者を佐竹三吾として描写したのですが、その後、調べていたら、発案者が五島慶太自身であることが分かりました。 その点を第2版で、正しく直しました。

 以下、新版と旧版を並べて掲載しますので、見比べてお読みください。

【新版 126頁・・正】

このとき、慶太の度量というか度胸が並外(なみはず)れたものであることを示すエピソードがある。

原政権ができて間もないある日のこと、慶太は、上司の総務課長佐竹三吾と共に木挽町の料亭にいた。業務課長の村井次郎吉、同僚の喜安健次郎も一緒だった。

慶太はこの席で、かねて喜安健次郎と話し合っていたある提案をしようと考えていた。

 「野田新大臣のもとで中西清一監督局長を逓信省次官にすべきではないかと思うのですが、いかがでございましょうか。」

慶太の藪から棒の話に佐竹は戸惑ったが、それが自分の考えと合致しているので感心した。

「俺も中西清一次官になれば良いと思っているが、どうやって実現できるというのかね?」

「手づるがございます。課長は古市男爵をご存じでしょう。」

「ああ、存じ上げておる。」

と答えながら佐竹は、はっと気がついたように

「おお、そうか。そういうことか。」と満面に笑みを浮かべた。

実は、古市男爵は、慶太の結婚にあたって万千代側の媒酌人に立った人なのである。慶太側の媒酌人はもちろん富井男爵であった。

 「そうです。古市男爵は私の親も同然です。そして男爵は野田新大臣の岳父(がくふ)です。

  課長のご了承が得られれば、私が古市男爵にお願い致しまして、

  男爵から野田新大臣に『中西局長を次官に昇格させるよう』

  推薦していただきます。」

 佐竹は、慶太という人物の考えるスケールが大きいことに感心した。そして実行する胆力を持っている男だと頼もしく思った。佐竹は二つ返事で慶太の提案を了承した。

 

【旧版 126頁・・・誤り】

このとき、慶太の度量というか度胸を測るかのごとき出来事が起きた。

原政権ができて間もなく、慶太は、上司の総務課長佐竹三吾に「今夜、木挽町の料亭に来るように」言われた。

命ぜられるままに赴くと、業務課長の村井次郎吉、同僚の喜安健次郎が緊張した風情で同席していた。佐竹が切り出した。

「五島君、君は古市男爵を知っているそうだな。」

 古市男爵は、慶太の結婚にあたって萬千代側の媒酌人に立った人である。慶太側の媒酌人はもちろん富井男爵であった。

「ええ、家内の媒酌人ですから、親も同然です。」

「そうか、それなら話は早い。古市男爵の娘さんが野田新大臣の家に嫁いでいることも知っているだろう。」

「もちろんです。」

「私は、中西清一監督局長を逓信省次官にするよう野田大臣に推薦したいのだ。

 しかし野田大臣に手づるがあるのは五島君、君しかいないのだ。

 ひとつ、古市男爵に中西局長を次官に推薦するよう君から話してくれないか。」

 慶太は、中西局長が次官に昇進するのがふさわしいとかねて喜安健次郎と話し合っていたので、すぐ話を飲み込んだ。

「野田大臣の親戚の古市男爵から中西局長を推薦すれば事はスムーズに運ぶだろうということですね。わかりました。やってみましょう。」

 慶太は二つ返事で引き受けた。


以上のように大きな違いです。第一版執筆の時に、もう少し丁寧に調べておけばと後悔赤面しております。 お詫び致します。

         本日の記事は以上です。

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