○地震マグニチュード9.0とはどれぐらいの大きさか(東日本大震災)
(校長発:平成26年1月21日火曜) 晴れのち曇り
昨日も書きましたが、「先生ブログ」のソフトに動画をアップできない不具合が生じており、現在も原因がつかめず修復できておりません。
きょうは静止画のアップも時間がかかるようになってしまいました。
現在、修復に向けて原因を調査中です。本日も簡便な記事になりますが、ご理解願います。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
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先週の日本私立小学校連合会の理事長・校長研修会の中日が1月17日、すなわち阪神淡路大震災が発生してから19年目の日でしたので、防災問題も研修主題に上りました。
「震度」が地表面の揺れの大きさを示す尺度であるのに対して、地震そのものの規模をあらわす尺度が「マグニチュード」であることはよく知られています。
マグニチュードが同じ地震でも、一方が震源が浅くて片方が深い場合は、震源が浅いほうが地表の揺れは大きくなるわけです。
また、マグニチュードが「1」違うと、地震のエネルギーは30倍も違うということもよく知られています。 ですから、「2」違うと、30×30=900倍というように約1000倍もの違いになるわけです。
マグニチュード7.0という地震は震源が少々深くても、大変な災害をもたらすわけですが、3年前の東日本大震災はマグニチュード9.0でした。 マグニチュード7.0の約1000倍です。
このたびの研修会で、それらのことを三次元で表した展示をみることができました。
これをみて、頭で理解していたつもりが、その理解はなんとも底の浅いものだったことが実感できました。
そのマグニチュードの大きさモデルを写真に撮ってきましたので、ご覧ください。
【マグニチュード6.0から8.0の大きさモデル】
↓ 左からマグニチュード8.0、7.3、7.0、6.3、6.0 というように小さくなっています。
8.0と6.0がこんなに違います。体積で約1000倍の違いです。
【マグニチュード9.0はどんなに大きい地震であるか】
↓ 下の写真で、上に浮かぶ巨大な球体が、マグニチュード9.0の地震の規模を示しています。
下に置いてあるのが上の写真の「マグニチュード8.0から6.0」のモデルです。
マグニチュード9.0は、「8.0から6.0」の全部の球体がおさまるほどの巨大さです。
マグニチュード6.0は8.0と比べると赤ん坊とお相撲さんほどの差がありますが、9.0は、その8.0が赤ん坊になってしまいます。
6.0と9.0の違いとなると、地球と太陽ぐらいの大きさの違いです。
この9.0が東日本を襲ったのですから、1000年に一度の大地震と言われるのも理解できます。
これらの巨大地震から、こどもたちを何としても守るために、今後とも対策と訓練を練り上げていきたいと思います。
以上