「わくわく体験」が睡眠効果を高める(米国の研究から)
(校長発:平成25年8月)
※夏休み10日目
規則正しい夏休み生活を送って充実した毎日を過ごしていることと思います。
もう10日目に入りました。宿題や夏休み生活展、諸コンクールなどなど盛りだくさんの課題がありますが、まだの人は、この日にこれをやる、この日はあれをやるとスケジュールを決めることが大事です。 スケジュールを決めないで、その日その日の思いつきで生活することほどもったいない生活の仕方はありません。 人にはそういう日も必要なのですが、毎日それではいけません。
スケジュールを決めたらよほどの一大事が起きない限り、その日にやる!こと。そのためには毎日、翌日のスケジュール確認をして明日の課題はこれだと心に決めて睡眠につくことが大事です。
そうすれば夏休み終了まぎわになってあわてることがありません。特に今年から8月28日かた学校再開ですので、早め早めの計画で頑張りましょう。
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きょうはニュースから。
まだまだつづく夏休みをどのように過ごすかの参考になる記事を見つけました。わくわく体験のある充実した一日を送ると睡眠時間が少ないように見えても、その睡眠効果は普通のときと同じだという研究結果が出たそうです。
勉強に遊びに忙しい都市大っ子は寝る間も惜しむ毎日だと思いますが、勉強だけでなくわくわく体験が大事だということになります。勉強と余暇活動を上手に組み合わせたメリハリのある生活を送るようにすることが肝心だということですね。
それではお読みください。
【睡眠効果を高めるには「わくわく体験」が大事だそうです】
7月29日のwebの「@niftyニュース」を見ていましたら興味深い記事に出あいました。
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http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond-20130729-39235/1.htm
以下、医学ライター・井手ゆきえさんの取材・構成をもとにした記事です
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「人を含めたほ乳類はワクワクしながら起きているか、イヤイヤ起きているかで入眠までの時間が違う」のだそうです。(米テキサス大サウスウエスト医療センターの研究者...「米国立科学アカデミー論文集掲載の研究報告より)。
マウスをつかった実験で明らかになったそうです。
マウスを次の3グループに分けた実験。
1グループ・・・普段通りに生活をさせた
2グループ・・・生活するケージ(かご)を変える(新しいケージに移してやる)ことによって、
1グループより6時間ほど寝る時間を遅らせた(わくわく体験による手法)
3グループ・・・2グループと同じく睡眠を遅らせたが、その方法は睡眠に入ってもマウスが
眠りそうになるたびに「優しく」叩いて起こし続けるという荒っぽい手法だった。
結果は、2グループと3グループのマウスの睡眠欠乏量は同じなのに、「わくわく」群のマウスは眠くはないらしく、普段通りに生活しているマウスたちと同じ睡眠効果だったといいます。
研究者によれば「マウスは好奇心が強いので、「わくわく」グループはケージ交換のたびにワクワクして周りの探検にいそしんだ」そうなのです。 いわば、「もう寝なさい」と促しているにもかかわらず、何か楽しいことに夢中になっている青少年と同じ状態なのだといいます。
一方の優しくではあるけれども叩かれて、強制的に睡眠を剥奪されたマウスは、お付き合いで「イヤイヤ」起きているという状態のようです。こちらは明らかに睡眠欠乏症でした。
一日の生活のなかに、余暇の時間をとって「わくわくするようなこと」(本を読む、映画を見る、友だちと遊ぶ、工作をする、楽しく食事をする、お料理を作るなどなど)を少しでも取り入れる、すなわちメリハリのある生活を送るようにすることが、忙しい都市大っ子の皆さんには大事だということになりますね。
頑張ってみてください。 わくわくすることがゲームだけだったら駄目だと思いますよ。体を動かさなければいけないし、本を読むことで教養を深めることが大事です。