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○ナイトハイク&夏目先生とお別れ@4年林間学校第三日の第三次報告
○2年生のお風呂に電話してしまった
○3年生も順調です

(校長発:平成25年7月18日(木)午後9時) 八ヶ岳現地 晴れのち薄曇り


■ 5年生はfacebook公式ページの事務長記事をご覧ください。きょうは三國シェフがお帰りになる前に記念写真を撮り、夜はナイトハイキングだったようです。

■ 1年生は無事帰宅したようで、土産話に一家団欒の花が咲いていることと思います、2年生は最後の夜。昨日の1年生合同のキャンプファイヤーにひきつづき、今日は2年生だけのお楽しみ会も順調に終えることができたようです。 

■ 2年生の様子を聞きたくて、榎本先生に電話を入れると、電話の向こうから「こんばんは!」という合唱が聞こえてきました。 榎本先生が男子お風呂のお世話をしているところにかけてしまったのでした。 それでも電話に出てくれた榎本先生に感謝、そして挨拶の大合唱の2年生に感謝! 明日、気をつけて帰ってほしい。 

■ 3年生も昨日予定で延期したキャンプファイヤーも終えて、順調に進んでいるようです。車山ハイキングも晴天のもと実施できました。ご安心ください。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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 4年八ヶ岳林間学校第三日(18日木曜)の朝昼二回の報告につづく第三次報告です。前のものを未読の方はそちらもご覧ください。

【ナイトハイキングと夏目先生とお別れ@4年林間学校第三日の第三次報告】

 昨日、ネイチャーオリエンテーリングで歩いた森の隣の森を、およそ1時間、散策しました。薄暮の森の世界がこんなにロマンティックなものかと思わさせられるナイトハイクでした・・・ロマンティック?4年生に分かるかなあ(笑)・・・いやいやきっと分かるよ、数年後から10年後に思い出したらいい(笑)

 戯れ言から始めましたが、夜の森を散策するのは何ともいえないものがあるうえに、インストラクターの方がご一緒で、あれこれ森の植物や動物のことを教えてくださるのですから、勉強の宝庫でした。5年生の余島ナイトハイキングに負けず劣らずのナイトハイキングだったと思います(笑)

 4班に分かれての散策でしたから、それぞれ違うコースを回ったのですが、同じような体験をしました。
 森の地中は実は、キリンの模様のように小動物(モグラやネズミ)が作ったトンネルが縦横無尽に走っていること、それが人間が作った道にところどころ穴として見えること・・・・・・

 そして、鹿や小動物の足跡が地面に残っていること、今朝方まで雨ですべての足跡は消されたはずだから、この足跡は今日の日中のものだよ、ひょっとすると、ついさっき通ったものかも知れないねというようなことも教わりました。

 ときどき、インストラクターの方がおっしゃるには・・・・・・
 「ほら上を見上げてごらん、森は暗いけれども空はまだ明るいから木の枝々や葉っぱがシルエットとなって浮かんでいるのが見えるでしょう。 枝や葉っぱは太陽の光を浴びたい一心で上へ上へ横へ横へと伸びるから、あんな風に見えるのだよ。」・・・・・・なるほどなあ。人にはロマンティックといっても森の植物にとっては命がけの生きる道なんだってことが分かる・・・・・・ああ、こんなことも4年生に分かるかなあ・・・いやきっと分かるよ、今でも分かると思うけれども、40年後か50年後には必ず分かる(笑)

 途中で、森の地面の上に寝転がってみようとインストラクターの方の提案がありました。そのために敷物も用意してくださった。

 「一つの物音も声もたててはいけないよ。完全な静寂のなかに身を置けば何かを感じるはずだよ。」と促されて、みんな、横になりました。

 鳥の声が聞こえてきます。最初はウグイス、また、ヒューピピピと鳴いたりチチチと鳴く小鳥(名前が分からない・汗)、そして最後の方はトッキョキョカキョクとなくホトトギスの鳴き声がきこえます。 そういう中に遠くから、本当に遠くから小さな音となって救急車のサイレンも聞こえてきます、さらにはこれまた遠く遠くからカアカアというカラスの細い声も聞こえてきます。森の夜のしじまは、どんなに遠くの小さい音でも拾うんだと思いました。

 10分ほどの時間でしたが、とても長く感じられました。 時間というものの不思議ですね。

 そして、私どもの班では出がけにインストラクターの方が、「この花のつぼみ、もうすぐ咲くよ」とおっしゃったものが一時間ほどした後にかえってきたときには満開となっていたのをみることができました。へえ!こういうことがあるのかと感激致しました・・・・・そりゃあ、そんなことあるよ、その歳になって校長、何を感激しているの!とおっしゃってはいけません、みんなで感動したのですから(笑)・・・そういうロマンティックな体験がナイトハイキングなのです。

《夏目先生のお言葉》

 全班がもどってきてから、インストラクターの皆さんに感謝の挨拶をした後、今夜で帰宅なさる夏目先生にご挨拶をいただきました。

 「ナイトハイキングはどうでしたか。いろいろなことを勉強できたでしょう。
 実は、この私はね、もっともっと暗くなってから、そうだな、夜中の1時とか2時まで、ああやって森の中を歩き回るんだ」・・・・・ええっという声がわき起こります・・・・「 それも真っ暗闇のなかを一人で歩くんだよ。」・・・・・私はひぇーっという声を立てました・・・・・「寂しいよ。でもね、ネズミかなにかが走る音が聞こえたり、ときにはムササビが森の夜の空中を飛ぶ気配が感じられたりして寂しくなくなるんだよ。」

 うーーーん、夏目先生はすごすぎる・・・・・実は夏目先生は公式免許をもったハンターでもいらっしゃいます。その体験談をここに書き記すにはあまりに膨大な時間がかかるのでやめますが、いろいろと学校で学ぶことをおすすめします。

 二泊三日、夏目先生に同宿いただいて今日でお別れ、みんなで感謝のご挨拶をしつつ別れを惜しみました。夏目先生、貴重なお話の数々、ありがとうございました。

 そして、山荘にもどってきたのが8時頃、お風呂に入ってから明日の帰宅の準備、就寝の準備。
 もうすぐ消灯の時間です。 さきほどまで賑やかだったこどもたちの声がだんだん静まってきています。 あ、いま完全に静寂となりました。眠りについたようです。

 明日の帰宅をお楽しみにお待ちください。

 では、きょうはこれで。お休みなさい。
 

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