後期児童会任命式/父母の会の皆さんの来校
(校長発:平成24年11月8日木曜) 天気快晴
抜けるような青天の日で秋をいっぱい感じました。
天高く馬こゆる青天と秋雨が交互におとずれる時節のなか、父母の会各部のお母さん方が入れ替わり立ち替わりというように毎日ご来校くださりお仕事に励んでくださっています。心より感謝申し上げます。
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いま、3年生が図工で、のこぎり、トンカチ、錐(キリ)、釘、ペンチなどを使って角棒工作に取り組んでいます。イモムシを作る子、ロボットをつくる子、さいころを作る子、標識を作る子、さまざまですが、のこぎりをはじめとする工作道具をふだん使わない子たちが多いようで悪戦苦闘しています。
わたしもときどきお手伝いするのですが、私が仕上げると教育にならない・・・たとえば、のこぎりを使えなくて苦戦している子を手伝って、少し道筋をつけてあげようと、「のこぎりを貸してごらん」といって角棒にのこぎりを当てるのですが、思わず我を忘れてしまって半分ぐらい切ってしまったりします(笑)。
ごめんね、ここからは自分で仕上げなさいと言ってのこぎりを返すのですが、私ども昔の子供には、のこぎり、トンカチによる工作は日常茶飯でしたから、ついつい夢中になってしまいますね。
【後期児童会任命式】
早朝の児童集会の時間をつかって後期児童会役員の任命式をとりおこないました。
いよいよ5年生が児童会リーダーとなるときがきました。私が着任したときは、3年生になったばかりで、まだ低学年の面持ちだった子たちです。
その子らが本校のリーダーとなる任命式ですから私も緊張いたしました。
その私の緊張とは裏腹に、みんな立派な態度で任命式にのぞんでくれ嬉しく思いました。
とりわけ、新児童会長になったK君のあいさつは(うしろに掲載します)、歴代の優秀な児童会長に負けず劣らずの堂々たる就任あいさつでした。
折しも、世界のリーダー国アメリカ合衆国ではオバマ大統領が再選を決めたばかりですが、オバマ大統領は演説がうまいことで定評があります。 その翌日、都市大の新リーダーK君の素晴らしいあいさつを聞くことができたのは、都市大付属小学校の今後に何か良いことを暗示してくれたような気がしました。
↓ 任命式のようすをフラッシュ動画でどうぞ。1分半。撮影は事務長さん。
<後期児童会会長K君の就任あいさつ>
- おはようございます。後期児童会で会長を務めるKです。
僕は、今までの児童会が取り組んできた活動をもっと広げたり、深めたりして、みんなが気持ちよく学校生活を送れるようにしたいと考えています。
その一つは『あいさつ運動』です。
僕は五年生の学級委員として、前期に行われたにこにこあいさつキャンペーンの時に、エントランスであいさつをしました。たくさんの人があいさつを返してくれましたが、中には、あいさつにこたえてくれなかったり、下を向いたままのあいさつだったり、適当にあいさつする人もいました。
元気良くあいさつをすると、一日が気持ちよくスタートできます。ほかにも、『ありがとう』や『ごめんね』 『さようなら』といった言葉も、気持ちをすっきりさせてくれる言葉だと思います。児童会のみんなで方法を考えて、目と目をあわせて、心であいさつができる学校を目指したいと思っています。
また、昨年の後期に行った『落ち着いた学校生活』を目指す取り組みも、もっと広げていきたいと思います。 バスや電車の乗車マナーや、廊下の歩き方などについて、注意を受けることが多いですが、先日の朝会では、音楽発表会の待ち時間の態度を、校長先生にほめていただきました。
僕たち一人一人が心がけて、実行できるかどうかで、しかられることもあれば、ほめられることもあるのです。みんなが心がけて、実行できるようにするために、どんな工夫があるのか、これも児童会のみんなで考えていきたいと思っています。
後期児童会では、先輩たちが、これまでの活動にこめてきた思いをしっかり受け継いでいきたいと思っています。
でも、いま東京都市大学付属小学校に通っているのは、ここにいる僕たちです。自分たちの生活が、今より明るく、楽しくなるように、先輩たちの活動に、自分たちの考えを加えながら、より良い活動に作り変えていきたいと思います。
そのために、学級会で意見を出して、みなさんの考えを、児童会の話し合いに届けてください。みんなで考えれば、きっといろんなアイディアがうかぶと思います。僕はみなさんの考えをまとめられるようにがんばります。
今よりも楽しい東京都市大学付属小学校を目指して、いっしょにがんばりましょう。
※(校長より)K君が「あいさつ運動」に取り組むと表明してくれましたが、素晴らしいことですね。
私は常々申しておることで、全校朝会でも話したことがありますが、あいさつについて
「あいさつは力、あいさつは勇気、あいさつは喜び」
と思っております。人からあいさつされると元気な力がわいてきます。自分から人にあいさつをするには恥ずかしさや照れなどを振り払うわけですから勇気をつけてくれます。こうしてみんながあいさつをするようになると世界は喜びで満ち溢れるようになります。
だから 「あいさつは力、あいさつは勇気、あいさつは喜び」なのです。K君、すばらしいお話でした。
以上